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☆☆ エジプト カイロ観光 総合情報スレ ☆☆
169
:
在カイロ スルタンホテル 塾長まる。
:2009/01/29(木) 00:25:43 ID:e5voLFs6
>>168
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090119/mds0901192251005-n2.htm
カイロの下町で偶然、隣人となったハサンとモルコスは息子と娘同士の恋も絡んで親交を深めるが、お互いに宗教的な身分を偽っていたことがばれて、気まずくなる。しかし、近所で起きたイスラム教徒とキリスト教徒の衝突に巻き込まれて2人の家族は目を覚まし、争いをやめるよう訴えるかのように手を結び、乱闘の中へ飛び込んでゆく。
宗教者である主人公たちが突然、いがみ合う相手側の宗教コミュニティーに身を置くことで体験する戸惑いと驚きを、2人の名優がときにコミカルに演じ、重いテーマを笑いで包む。イスラム、キリスト教徒にかかわらず、観衆は自分の姿を鏡に映すような感覚に誘い込まれる。
映画の制作会社によると、「ハサンとモルコス」は昨年後半の映画の中で興行収入、観客数ともに1位となった。
台本を担当した売れっ子シナリオ作家、ユーセフ・マアーティー(46)は、「かつて内戦で揺れたレバノンや2003年以降のイラクの宗派抗争は、エジプトへの警鐘だ。エジプトの状況はずっとましだが、最近はいやな感じで緊張が広がっている。取り上げ方を間違えれば、あらゆる方向から反発を食う『危険なテーマ』だけに、ユーモアで包むしかなかった」と語る。
イスラム教のシェイフを演じたオマル・シャリーフはキリスト教徒として生まれたが、1950年代にイスラム教徒の女性と結婚するために改宗した経験をもつ。そして、シャリーフ自身、2002年にはスペインの新聞とのインタビューで「いまは無神論者」と告白した。
「シナリオを読んで、これだと思った。エジプトのイスラム教徒とキリスト教徒の対立と緊張の無益さを訴えるものであり、長年、待ち望んでいた役柄だった。だが、現実には社会での緊張は広がっており、われわれは皆、どうすればいいのかを考える必要がある」と、事務所を通じてコメントした。
◆◇◆
エジプトに根付くコプト正教会の教会建設などをめぐる衝突事件は世間の耳目を集めやすいが、双方の意識の乖離(かいり)はさまざまな局面で微妙に表面化する。
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