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☆☆ エジプト カイロ観光 総合情報スレ ☆☆
165
:
在カイロ スルタンホテル 塾長まる。
:2009/01/29(木) 00:10:49 ID:e5voLFs6
>>164
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090126/mds0901260840000-n2.htm
06年には、イスラム教スンニ派の最高学府とされる名門アズハル大学のイスラム法学専門の女性教授が「ニカーブはイスラム法上の義務ではない」と発言してサラフィー主義者に訴えられた。男がニカーブを着けて女子寮に入り込むことを恐れた別の大学では、入寮者のニカーブを規制しようとしてイスラム組織が騒ぐ事件もあった。
シャイマーが言及した「サラフィー主義」は本来、イスラム教の預言者ムハンマドの時代、すなわちイスラム初期の理想的な状態への“回帰”を目指す思想潮流を指すが、エジプトでは、サウジアラビアで支配的な厳格主義の「ワッハーブ派」とほぼ同義語で語られている。
「ヒジャーブ着用は、イスラム法的にみて女性の義務という合意はある。しかし、ニカーブは砂漠の遊牧民(ベドウィン)の習俗にすぎず、コーランとスンナ(預言者ムハンマドの規範・慣行)に照らしても根拠はない」
アズハル大学イスラム・アラブ研究学部(女子部)教授、アーミナ・ヌサイル(69)はコーランの章句を挙げてサラフィー主義者の主張を退けたうえで「資金力の豊富なワッハーブ派系の団体が出資する宗教専門の衛星テレビ局が05年以降、いくつも開局し、同派の教義の浸透が急速に進んでいる」と語る。エジプトへの同派の浸透は、サウジなど湾岸地域のオイルマネーに引きつけられたエジプト人出稼ぎ労働者が急増したことに端を発しており、この20〜30年の現象だといわれている。
ところが、エジプト最大のサラフィー主義団体「アンサール・スンナ(スンナの支持者)」の代表、ガマール・マラクビー(53)は、ヌサイルとまったく同じ章句を挙げ「顔は女性の最も美しい部分であり、女性はそれを、夫や近親者だけにさらす。ニカーブは(男たちの邪悪な目から)女性自身を保護し、神に対してはいっそうの敬虔(けいけん)さを示すことになる」と、ニカーブの正当性を強調した。
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