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74日系ブラジリアン:2007/12/13(木) 10:52:37 ID:1hKARWhg0
Q:いわゆる「出世」については、どんな認識をしておられましたか。

 大事なことは、自分の担うサービスや業務をいかにきちんとできるか。誰かにやる気を持たせられるか。つまり、関わる相手の貢献を、いかに最大化できるか、ということだと思っていました。ですから、大きなポジションに尽きたいというよりも、必死に貢献を考えることが、結果として、そういうポジションを呼び込むのだと思っていました。

 もちろんポストを得ること、出世することには、私も大きな興味を持っていました。しかし、出世すれば、関わる人もそれだけ増えるし、責任の幅も広がる。仮に自分が求めたところで、それだけのスキルや能力を得ていなければ期待される役割は務まりません。実は出世というのは、結果に過ぎないんです。会社への貢献を最大化することを考えていれば、相手に奉仕する過程で、自分の能力をアップさせることになる。結果的に、より高い次元の仕事ができるようになる。ポストは求めるものではなく、生じるもの。だからこそ、どう会社への貢献を最大化するか、ということにこそ、こだわるべきだと思うんです。

Q:その後、アマゾン ジャパンに出会われて、4カ月後に社長に就任されます。なぜ、社長になることができたとお考えですか。

 日本に赴任して3年ほど経った頃から、私はインターネットに非常に強い興味を持つようになっていました。P&Gに勤務する一方で、インターネットに対する理解を深めようと自分なりに勉強していました。新進のベンチャー企業を始めとした企業が、インターネットをどう認識しているか。どう使おうとしているか。大きな組織であれば、どういう使い方がありうるか。きちんと理解をしたいと思っていました。

 そんなとき、偶然にも、アマゾン ドットコムの日本進出に奔走する創業メンバーと知り合い、日本でのインターネットビジネスについて活発な議論を交わすようになったんです。そこから、必要な人材だと認識されるようになって、声をかけてもらったのが、きっかけでした。私としては、創業メンバーと話していて、アマゾンは非常に独自性のあるユニークな会社だと思いました。単にインターネット関連企業であるというだけでなく、社員に情熱がみなぎっていると感じたことが大きかったですね。

 入社したときは、ファイナンス・ディレクターでした。4カ月後に社長になりましたが、入社時に約束されていたわけではありません。実際、とても幸運だったと思っています。

 アマゾンで、私の強みとしていた分析力はとても重要なスキルでした。インターネットを利用した事業ですから、大量のデータを使います。そのデータの分析をもとにした判断や意思決定が重要になるのが、このビジネスなんです。偶然にも、自分の強みが最も生かせる世界に身を置いた、ということになるのかもしれません。そしてもうひとつ、当時は小さな会社だったから、ということはいえるでしょう。会社の規模が小さかったからこそ、一緒に学び、みんなで協力し、失敗しながら事業構築をしていくことができた。学びながら、私も含めてみんなで前に進んでいくことができたと思っています。



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