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☆近畿百科☆ニュース その8

398よっさん ◆XxkTNAUYOc:2012/10/20(土) 03:52:18 ID:c6.eZ2mQ0
>>397

◆奈良の味「本当においしかった」 村上春樹さん エッセーで

 ミシュランで高く評価される奈良の味。毎年のようにノーベル賞受賞が有力視される作家の村上春樹さんも以前、県内を訪れ、称賛していた。

 村上さんは講談社の文芸雑誌「群像」の1983年1月号に、晩秋に夫婦で奈良を旅行した時のことを記した「奈良の味」というエッセーを寄せている。京都の食べ物が見栄えだけで値段が高いとくさす一方、「奈良の料理は決して凝ったものではないのだけれど、そのぶん素朴で、不思議に心になじむところがある」と感想を記した。

 村上さんは訪れた店と料理を紹介。そのうちの一つが、アユ料理で有名な下市町下市の老舗「つるべすし弥助」。村上さんは「僕は鮎(あゆ)料理が大好きだから、全品鮎料理なんていうお膳を見ると実に感動してしまう。鮎子も美味(うま)い」と書いている。

 店主の宅田弥助さん(68)によると、年配の男性客が数年前に「村上さんがエッセーで触れていた」と話をしていたという。宅田さんは「時期からして子持ちアユの塩焼きなどの会席料理を食べたのでしょう」と推測。「村上さんの鋭い感性で、うちの店をどう感じたのか。当時の村上さんとも話をしたかった」と話す。

 村上さんは大和郡山市八条町のウナギ料理店「綿宗(わたそう)」も訪れ、「暗い台所をのぞくとおばあさんが一人でうなぎを裂いている。味はとてもいい。まだ口の中に残っている」と記した。

 おかみの奥田晏子(やすこ)さん(75)によると、おばあさんは4年前に亡くなった先代の昌子さんではないかという。村上さんが「今にも消えてしまいそうな町なみの中にある今にも崩れ落ちそうな料理旅館」と形容した江戸時代末期の建物や当時の台所は今も残る。「村上さんが料理のことをほめてくれていたとは驚きです。村上さんが訪れた時と店の味も全く変わっていません。また食べにきて欲しい」

 村上さんはほかに、矢田寺(大和郡山市矢田町)の宿坊で出た野菜の煮物や酢の物、精進揚げについて「本当においしかった。新鮮な材料を天然の調味料を使ってきちんと素直に調理したといった味である」と評した。

(柳川迅)

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■ミシュランガイド

 2009年に初の関西版「京都・大阪」が発行され、10年に神戸が、11年に奈良が追加された。一般客に紛れて店を訪れる「覆面調査員」が評価し、一つ星〜三つ星にランク付けする。三つ星は「そのために旅行する価値がある卓越した料理」、二つ星は「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」、一つ星は「そのカテゴリーで特に美味(おい)しい料理」。


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