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一極集中について語るスレ6
3116
:
名無しさん
:2021/08/14(土) 00:44:35 ID:NrdB.GxU0
訪問診療を行っている医師は新型コロナウイルスの感染者を在宅で診察する難しさを指摘します。
この日、保健所の依頼で訪問した患者のなかには生後8か月の赤ちゃんがいました。
家族3人全員が感染したということで、赤ちゃんは高熱と下痢が続いていますが、血液中の酸素飽和度をはかるパルスオキシメーターは届いていませんでした。
医師は持ち合わせていたパルスオキシメーターを赤ちゃんの指にはめようとしましたがうまくいかず、測定することができませんでした。
幸い、聴診では異常はなく呼吸も安定していたため、引き続き在宅で様子をみることになりました。
また、60代の男性は血中の酸素飽和度の値が低く、聴診したところ肺炎を起こしている可能性が高いことがわかりました。
糖尿病などの持病もあるため、入院が必要だと判断して保健所に連絡しましたが、この日は受け入れ先が見つかりませんでした。
医師は急きょ、自宅で酸素を吸入できる機器を手配しようとしますが、在庫が少なく届けることができても夜間になると言われ、別の会社に依頼してなんとか対応することができました。
板橋区役所前診療所の鈴木陽一副院長は「肺の画像診断が行えないなど病院と同じようにはいかず、自分の判断が本当に正しいのか、難しいと感じる。入院していたら毎日、定期的に脈拍や呼吸などの数値を確認するが、在宅では必ずしもそうではなく、急変した場合に誰が気づくのかという危うさがある」と指摘します。
さらに、自宅療養者の診察はそのつど新しい防護服を着て、診察が終わるとかばんや靴の裏まで消毒するなど感染対策を徹底しながら行います。
保健所への連絡や薬の処方なども含めると1件あたり通常の訪問診療の倍以上の時間がかかるということです。
鈴木副院長は「ものすごいスピードで防護服がなくなっていきます。新型コロナは風邪とは違い熱や咳も長く続くので、自宅療養では不安があると思うし、そんななかで保健所に連絡がとりづらくなっていたり入院がしづらくなっていたりするので、なおさら不安になるのも理解できます。この暑さの中、体力は消耗するができる限り力を注いでいきたい」と話していました。
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