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大阪の歴史、伝統文化に関するスレ02

1622よっさん ◆XxkTNAUYOc:2013/12/03(火) 21:25:37 ID:CN6SIZrA0
高山右近を「聖人」に…法王庁で認定審査中
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20131203-OYO1T00555.htm?from=newslist

 安土桃山時代のキリシタン大名、高山右近(1552〜1615)を、ジャンヌ・ダルクや初代ローマ法王・ペトロらと並ぶ「聖人」に――。没後400年にあたる2015年に向け、国内のカトリック関係者がローマ法王庁(バチカン)に申請書を提出し、審査が進められている。右近の足跡をたどる巡礼なども行われ、聖人の認定に必要とされる地元の熱意も高まっている。(上野将平)
バチカン申請

 右近は少年期に洗礼を受けた。織田信長や豊臣秀吉に仕え、高槻(大阪)や明石(兵庫)の領主として、領内に布教。来年のNHK大河ドラマの主人公・黒田官兵衛らにも洗礼を受けさせた。だが、1587年の「バテレン追放令」で領地を没収され、1614年にマニラに追放され、翌年、現地で亡くなった。

 「信仰を貫いた右近は聖人にふさわしい」。「日本カトリック司教協議会」(東京、約800教会)は2012年10月、60人の巡礼団をバチカンに派遣し、当時の法王・ベネディクト16世に右近の列聖を要請。功績をまとめた400ページの申請書をローマ法王庁に提出した。

 右近を聖人にする運動は、亡くなった直後の17世紀にマニラであったほか、没後350年の際に国内で広がったものの、いずれも実らなかった。同協議会によると、これまで聖人は主に刑死した信者だったが、最近になって流罪中の死亡者も認定されやすくなり、「今回は実現性が高い」とする。

まずは「福者」
 ハードルもある。聖人に認められるには「右近のおかげで病気が治った」などの「奇跡」が必要だが、見つかっていない。そのため、まず、奇跡の証明が求められず、国内で崇敬される「福者」に認定してもらう。法王の代理人を招いた列福式などで関心を高めて奇跡に関する調査をし、聖人を目指す。

 認定には地元の熱意も考慮されるため、大阪大司教区に2010年、推進委員会が設けられ、右近の生誕地の大阪府豊能町などの巡礼を実施。高槻市のカトリック高槻教会を訪れた兵庫県川西市の主婦森本節子さん(61)は「すがすがしい姿。我々の生きる指針になってほしい」と右近像に見入った。

 市民の活動も盛んだ。右近が1年間潜伏した香川県小豆島では、島内の有志約10人が昨年7月、「小豆島キリシタンの足跡をたどる会」を設立。「右近の純粋な信仰心が多くの人に支持されている」と日向光徳会長(62)。小豆島の後、右近が前田利家に迎えられ、26年間を過ごした金沢市で、今年6月、資料館をオープンした奈良献児さん(55)は、「信仰だけでなく、文化人として茶道や能の発展にも貢献した」。

 右近の魅力について、同協議会で列聖運動を担当する平林冬樹神父(60)は「右近は、地位が人間を幸せにしないことを分かっていた。価値観の多様化で選択を迫られることが増えた現代人にとって、判断の物差しになる」と話している。
聖人 ローマ法王が認定するカトリック最高の尊崇対象で、信者の模範となる故人に与える敬称。世界中の教会で同じ日に足跡と信仰を思い起こす。国内では1597年に処刑された26人と、1633〜37年に殉教した16人が認定されている。「福者」は江戸初期の殉教者188人と同205人。いずれも団体で登録され、右近が単独で認定されれば国内初。

(2013年12月3日 読売新聞)


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