したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

水の都大阪

795名無しさん:2010/06/03(木) 19:21:44
淀川物語:/17 河川内の樹木伐採 流木被害防止と再利用 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20100603ddlk27070392000c.html

台風や大雨の際に、民家や橋を破壊する「凶器」となる流木。04年台風21号では、愛知県の伊勢湾に流れ出て、海岸延長7.4キロにわたって漂着する騒ぎにもなった。琵琶湖から宇治川となり桂川と木津川と合流、大阪平野を南流して大阪湾に注ぐ淀川にとっても、流木被害の脅威は絵空事ではない。河川内の樹木がその「凶器」になり得るからだ。

 淀川河川事務所では、堤防改修の際などに合わせて草刈りを行うだけだったが、06年度から河川内の樹木の伐採事業に本格的に着手している。住民の要望や水が浸る頻度が減り、「陸生化」が進む地域を選定。事務所から業務委託を受けた業者が毎年、木の新陳代謝の低下する10月から4月に行っている。「陸生化」は進行しており、街路樹の種子が河川に飛来することも原因の一つとして考えられるという。

 昨年度は、京都府域の宇治川、桂川、木津川の10カ所で、延長9キロにわたって樹木を伐採。06年度の10倍にあたる約2.4億円を投じ、約2500トンの樹木を河川から取り除いた。ジャヤナギやアカメヤナギなど柳類が多く、高さが15メートルを超えるものも少なくない。成長が早く生命力が強いのが特徴で、同事務所管理課の藤井厚企専門官は「繁茂が早く、放っておくと水が流れない死水域が増えて危険だ」と話す。

 これまで伐採後の樹木は、ゴミとなっていたが、同事務所は昨年度から再利用の試みを始めた。枝葉や根を取り除き、長さ1メートル程度に切断した幹部分を、住民や業者に無料配布する方法だ。同事務所の5出張所で公募を行うと、38件の申し込みがあった。ガーデニングやキノコ栽培、まきストーブの材料としての用途が多かったという。京都市右京区の梅津自治会連合会(大西賢市会長)も提供を受け、大みそかの地域の集まりの際に、たき火として使用した。

 昨年度の配布量は100トンで、伐採量全体のわずか4%に過ぎない。大西会長は「柳類は、たき火でもあまり燃えず、用途に限りがある」と指摘する。同事務所では今年度も昨年度と同様に伐採事業を行う予定で「多くの人に樹木の再利用をしてもらうため、よりよい配布方法を考えたい」としている。【山口朋辰】


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板