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社会問題について語るスレ

911よっさん:2008/08/12(火) 08:48:56
産経関西より
http://www.sankei-kansai.com/2008/08/12/20080812-001598.html
朝鮮総連を損害賠償提訴へ 帰還事業 新たに脱北3女性
 「地上の楽園」などと虚偽の宣伝をされた帰還事業で北朝鮮に渡り、精神的・肉体的苦痛を受けたとして、脱北した女性3人が、この事業を支援した在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に損害賠償を求める訴訟を今秋にも大阪、東京両地裁に起こす。今年6月に大阪地裁に提訴した脱北者女性に次いで2件目。女性の支援団体「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」(三浦小太郎代表)は今後、他の脱北者に広く呼びかけ、原告団の結成を目指す。

 今回提訴の準備を進めているのは、脱北後に大阪府や関東地方で暮らす50〜60代の女性3人。

 このうち大阪地裁に提訴する50代の女性は日本人の両親をもつが、幼少時に在日朝鮮人夫婦の養子になり、10代前半だった昭和36年、病気がちだった養父母とともに「医療費は無料」と宣伝されていた北朝鮮へ渡った。しかし現地には十分な食料がない上、医療費は無料でも薬がなく、養父母は数年後に死亡した。

 その後、女性は同じ帰国者の男性と結婚。2人の子供を産んだが、社会労働と呼ばれる過酷な土木作業を強いられ、落石事故で腰を痛めた。さらに食糧難で配給が途絶え、飢えをしのぐために野草などを煮て食べる暮らしが続き、夫は病気で亡くなった。

 女性は「人間らしい生活を取り戻したい」と2004(平成16)年に脱北。現在、大阪府内で20代の長女と暮らしている。20代の長男は先に脱北し、韓国にいるという。

 これまで女性は朝鮮総連や北朝鮮に名前や住所などを知られることを恐れ、提訴に踏み切れなかった。しかし同じ脱北者の千葉優美子さん(47)=本名・高政美=が今年6月、実名を公表して初めて大阪地裁に提訴したと聞き、ともに闘うため提訴を決意した。

 現在、国内に居住する脱北者は約170人とされる。多くは北朝鮮にいる親族への迫害を恐れ、息を潜めて暮らしている。

 守る会の山田文明副代表(大阪経済大准教授)は「脱北者が提訴を決断するには相当の覚悟がいる。提訴した人を孤立させず、その勇気を無駄にしないためにも、他の脱北者が団結して朝鮮総連の不法行為を追及していく必要がある」と話している。


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