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社会問題について語るスレ

892よっさん:2008/08/07(木) 19:21:36
産経関西より
http://www.sankei-kansai.com/2008/08/07/20080807-001523.html
「ネット中傷防ぎたい」 奈良・妊婦死亡問題 あす2年
 奈良県大淀町の町立大淀病院で平成18年8月、同県の高崎実香さん=当時(32)=が分娩(ぶんべん)中に意識不明となり、19病院に転院を断られた末に後日死亡した問題の発生から、8日で2年。夫の晋輔さん(26)ら遺族は、周産期医療の充実に加え、ネット上での中傷という“二次被害”を防ぐための活動を新たに展開している。今春には、ほかの医療事故被害者や遺族とともに勉強会も発足。遺族は「いつか残された子に、お母さんのおかげで環境がよくなったんだと言いたい」と心に誓っている。

 実香さんは18年8月8日未明、分娩中に突然意識を失い、奏太ちゃんを出産して8日後に脳内出血で死亡した。

 悲しみがやまない中、同年秋には、横浜市の医師による医師限定サイトの掲示板に晋輔さんを中傷する内容の書き込みがあることが判明。さらに実香さんの病歴情報、看護記録の流出も起こって、遺族の心に追い打ちをかけた。

 カルテ内容を流出させた開業医は今年7月、晋輔さんや義父の憲治さん(54)に直接謝罪。その際、開業医は「医学的な検証をし、産科医を守りたかった」と話したという。

 「婦人科のカルテには、親族にさえ知られたくないような秘密が書き込まれており、流出は女性を裸以上にするもの」

 憲治さんら遺族はやり場のない憤りを抱える中で、ほかにもネット被害に苦しむ医療事故の遺族らがいることを知り、勉強会の開催を発案した。

 今年4月、大阪市内で開いた初会合。晋輔さんは「妻を亡くした上、さらに妻を傷つけられた」と悲しい思いを打ち明けた。7月には2回目の会合も開き、痛みを共有しながらさらなる情報交換を進めている。

 一方、晋輔さんは周産期医療の充実を訴え、これまで約10回の講演を重ねた。「素晴らしい技術を持ったゴッドハンドと呼ばれる医師がいるが、誰の手でも握ってあげられるような、優しい医師が増えてほしい」と各地で呼びかけてきた。

 奏太ちゃんは、8日で2歳を迎える。すくすくと育ち、自分の意思を伝えたり、はしを使ってそうめんを食べたりできるようにもなった。

 ただ、晋輔さんは、奏太ちゃんの成長にしたがって、新たな悩みも感じている。「やがて物心つく奏太に、実香の死のことをどうやって伝えようかと…」

 遺族はジレンマを抱えながらも、悲しみや苦しみを教訓に、医療の充実やネット中傷防止になお強い思いを向けている。

 「自分たちも、医療を改善させる方策を医師や行政と一緒に考えたい」と晋輔さん。憲治さんは「カルテの流出やひどい書き込みは捜査の対象になるほか、医療界の信頼失墜にもつながることを考えてほしい。そして、奏太にいつかお母さんのことを話すとき、お母さんのおかげでこんなによくなったよと言いたい」と話した。


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