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社会問題について語るスレ

782名無しさん:2008/06/21(土) 17:14:31
学生軽視「数扱い」 立命館大学の特別転籍処分

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20080621-OYT8T00010.htm

読売新聞 2008年06月21日

「批判は、重くつらいものとして受け止める」――。立命館大が定員を超えた生命科学部の新入生に他学部への特別転籍を募っていた問題で20日に経営陣の処分を発表した長田豊臣・学校法人立命館理事長と川口清史・同大学学長は、そう語ると深々と頭を下げた。弁護士らを含む「特別転籍に関する検証委員会」の報告書も公表。長田理事長は「助成金をできるだけ多く獲得しなければならないと考えていたが、間違っていた」と苦渋の表情を浮かべた。
記者会見で、長田理事長は特別転籍について「法令違反という認識はなく、間違いは犯していないと思っていた」と打ち明けた。川口学長も「15年にわたって正しいと思ってきたこと自体、問題がある」との考えを示した。
検証委員会の報告書は、特別転籍について、「新学部の設置認可申請の障害を避け、私学助成金の不交付を回避するため」のものと断定。「厳しい入学選抜を経て入学した学生を、『数』と理解されるように扱ったことは不適切」と批判し、「立命館大の社会的立場から厳しく責められるべきこと」としている。
川口学長は「客観的に検証してもらい、認識は深まった。学生の立場を軽視し、私学助成獲得のための数として扱ったという批判は重く受け止める」と述べた。
しかし、過去3回の特別転籍を決定した経営陣の責任について、川口学長は「さかのぼって責任をとることになれば、学園の団結を乱すだけ」と否定。また、学内の教授らから出されている退任要求についても「教職員との議論を活発化させ、いろいろ出てくる意見、不満を聞きながら解消したい」と話した。
また、カットされる補助金約15億円の穴埋め策について、川口学長は「学生には迷惑をかけない。学費の改定は行わない」と断言した。

■拡大路線のひずみ噴出■
「特別転籍に関する検証委員会」の報告書は、学生を「数」としてとらえ、不透明な手続きの中で〈人数あわせ〉を続けてきた立命館大に強く反省を迫る内容となった。
特別転籍を、学部新設の妨げや、助成金が交付されなくなるのを避けるためのものと断定。それらの障害を形式的にクリアするような方法は、その社会的立場から厳しく責められるべきだとしている。
では、なぜ、こうした安易なやり方に陥ったのか。
最初に特別転籍が行われたのは1993年。立命館大が拡大路線を本格化させた時期とほぼ一致する。
翌年には滋賀県にびわこ・くさつキャンパスを開設。以降、次々に学部を新設、93年当時、7学部2万2000人だった学生は、12学部3万3000人に膨れあがった。ブランド性も高まり、ある幹部が「早慶の背中が見えてきた」と語るのを聞いたこともある。
こうした経営最優先の方針は、大学全入、少子化時代を見越した先見の明としてとらえられたが、その反面、大学が本来持つ社会的責任をおざなりにしてきた。科学研究費補助金の不正流用、授業ほとんどなしの単位認定……。近年、立命館大では次々と問題が表面化している。いずれも拡大路線のひずみと言える。
取材中、立命館関係者が言った。「ここ十年、大学の評価は上がった。だが、それに伴う責任の大きさを自覚できなかった」。今一度、原点に立って、大学のあるべき姿を考えてほしい。(小林元)


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