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社会問題について語るスレ

772よっさん:2008/06/19(木) 22:03:44
asahi.comより
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200806190051.html
西成騒動、なぜ続いた? 「仕事ない」「祭りや」2008年6月19日
 大阪府警西成署(大阪市西成区)前で13日夜に始まった労働者らによる騒動は連夜続き、これまでに計18人が公務執行妨害容疑などで逮捕され、警察官18人と労働者側の1人がけがをした。「労働者が署員に暴行された」という地元労働組合の主張に呼応したものだが、署側は暴行を否定している。騒動はなぜ続いたのか。

 「何や、今日は(抗議活動は)無いんかいな」

 高い壁と正面玄関の鉄の扉などから「要塞(ようさい)」とも呼ばれる西成署の周辺。釜ケ崎地域合同労働組合委員長の稲垣浩容疑者(64)が道路交通法違反容疑で逮捕された18日夜、集まった労働者らからそんなつぶやきが漏れた。この日は投石も少なく、初めて機動隊が出動しなかった。

 騒動の発端は12日。同署などによると、お好み焼き店での店員とのトラブルが原因で署に事情を聴かれた1人の労働者が、稲垣容疑者のもとに「刑事に暴行を受けた」と駆け込んできたことだった。

 稲垣容疑者が13日夕、「労働者を逆さづりにした」と書かれたビラを署の前で配ると労働者らが集まり、約200人に膨らんだ。一部が空き瓶を投げつけ始め、機動隊員が出動した。投石、ごみへの放火、機動隊への突入……。騒ぎは連夜続いた。

 稲垣容疑者は署の前で「断固闘い抜こう」と拡声機で訴え続けた。逮捕前、朝日新聞の取材に「署は労働者を犯罪者扱いしている。投げた石の数だけ恨みがある」と署の対応を批判した。一方、西成署は「暴行の事実は一切無い」と否定している。

 建設工事の減少や労働者の高齢化などで、あいりん地区の雇用情勢は厳しい。日雇い労働を10年続けているという男性(50)は「騒ぎは、仕事がないうっぷん晴らしだ」と言う。NPO「釜ケ崎支援機構」の山田実理事長(57)は「就労対策や住環境の改善は進んでおらず、きっかけがあればいつでも騒動が起きてしまう」と話す。

 今回の騒動では「便乗組」の若者の姿も目立った。機動隊員たちをバックに、Vサインをしながら携帯電話で「記念撮影」。投げた瓶が盾にあたると、「いえーい」と歓声が上がった。騒動はインターネットの匿名掲示板でも取り上げられた。「原チャリ(バイク)で見に行くか」「ほんとに戦場なってるな」「放水車2台来た」。そんな書き込みもあった。

 大阪市平野区の少年(19)は「警察が何したんか知らんけど、おもしろいやん。祭りや」と話した。公務執行妨害容疑で逮捕された少年(17)は「周りが騒いでいたので、自分も騒ぎたくなった」と供述しているという。

 府警によると、暴動と認定したあいりん地区での騒ぎは92年が最後。大阪市の福祉政策への反発がきっかけで、日中から数百人前後の労働者が騒ぎを起こした。その後も不満を訴えた労働者らが署へ投石するなどの騒ぎは断続的に起こっており、今回の騒ぎも暴動とは認定されていない。

 これまでも騒動に加わっていたという労働者の男性(65)は「いつも最後は何が目的かわからなくなって、どんちゃん騒ぎみたいになってしまう。もっと違う抗議の仕方があるのではないか」と話した。(藤田さつき、板橋洋佳)


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