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社会問題について語るスレ

456よっさん:2008/02/09(土) 17:23:48
asahi.comより
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200802090017.html

「3千万円分がパー」 ギョーザの自主回収に業者が悲鳴
2008年02月09日

 中国製冷凍ギョーザによる薬物中毒事件で、ギョーザの製造元「天洋食品」(中国河北省)と取引があった国内の輸入業者が在庫の山にあえいでいる。急きょ自主回収したものの、厚生労働省や捜査当局から鑑定用にいつ「提出」を求められるかもわからず廃棄処分もできない。代替商品の納入が間に合わず、顧客から損害賠償を求められている会社もある。「会社存亡の危機」「早く原因を明らかにして」と悲痛な声が相次いでいる。

 「この商品はもう売れない。3千万円分がパーですわ」。輸入商社「日佳食品」(大阪市北区)の伴卓馬社長は嘆いた。事件後、自主回収した商品は30トンにのぼる。

 伴社長が1人で切り盛りする小さな企業で、年間売り上げ約3億円。取引量の4割を天洋食品製が占めていた。昨年暮れには、兵庫県の加工食品会社と取引が始まり、天洋食品製の冷凍総菜数トンを卸したばかりだった。

 事件発覚後に自主回収を続け、保管する倉庫代は月12万円。回収商品の農薬成分などを検査してもらおうと、検査機関に相談したところ、費用の見積額は数百万円にのぼった。伴社長は「泣き寝入りできる負担額ではない。冷凍食品の賞味期限は1〜2年あるが、買い手はもう見つからないだろう」。

 15年近く天洋食品と取引してきた「インターグローバル」(大阪市中央区)の回収品は、冷凍の牛すじ肉など約40トン、総額2千万円にのぼる。取引先への説明などに追われ、営業活動もままならない。長谷川清社長は「いまでもギリギリの経営なのに。1個10円でもいいから売りたいくらい……」と在庫の山に途方に暮れる。

 厚労省は1月31日、07年に天洋食品から企業19社が計3845トンを輸入したと公表し、天洋食品製の販売・使用の中止を要請。農薬成分「メタミドホス」が検出された冷凍ギョーザの輸入元「ジェイティフーズ」(東京)だけでなく、取引実績がある全輸入業者が自主回収を求められた。

 「ハイキクトレーディング」(同)もその1社。同社によると、中国の貿易会社を通じて肉まんやロールキャベツなどを輸入していたが、貿易会社からは「天洋食品との取引はない」との報告を受けていた。だが、事件後、この貿易会社が昨年暮れに一度だけ、天洋食品から調達していたことが判明し、19社の中に入ってしまった。

 影響は大きく、数社から「取引をやめたい」と通告があった。森満泰晴社長は「損失は計りしれない」とこぼす。

 賠償を求められている業者もある。弁当店などに天洋食品の製品を卸していた大阪市内の輸入業者は、代替品の手配が納期に間に合わず、「納期遅れ」で顧客から賠償を求められているという。担当者は「一刻も早く安全宣言を出してほしい。損害額は膨れる一方だ」といらだつ。

 天洋食品から牛丼の具材を輸入していた太洋物産(東京)の自主回収総額は約1700万円分にのぼる。損害保険が適用されるか調べたが海上運送に関する保険しか加入しておらず、「おそらくダメでしょう」(広報担当者)。

 大手損害保険会社によると、今回のような自主回収費の保険として、「生産物回収費用保険」がある。しかし、担当者は「輸入業者の加入は聞かない。ただ、加入していたとしても、原因が究明されていない段階での保険金の支払いは難しい」と言う。


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