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南米ニュース 14

1taro:2022/03/10(木) 05:19:27
南米ニュースの14です

2taro:2022/03/10(木) 05:19:43
米、産油国接近に望み 人権軽視と批判の声

 【ワシントン時事】ロシア産原油の禁輸を決めたバイデン米政権は、産油国に接触するなど代替調達先の確保に奔走している。

 だが、これらの産油国にはベネズエラやサウジアラビアなど人権問題を抱える国が含まれる。ロシア経済の孤立化を図る目的とはいえ、なりふり構わないバイデン米大統領の姿勢に批判の声も上がっている。

 米メディアによると、米政府高官が先週、ベネズエラを訪問し、マドゥロ大統領と経済制裁緩和について協議した。バイデン氏は8日、ベネズエラで拘束されていた米国民2人の解放を発表するなど、両国が急速に接近している様子がうかがえる。

 また、ネットメディア「アクシオス」は6日、バイデン氏が人権侵害などを批判してきたサウジへの訪問を検討していると報じた。バイデン政権はイラン核合意の再建交渉を早期に妥結し、トランプ前政権が再発動したイラン産原油禁輸の解除も見込んでいる。

 バイデン政権が産油国との距離を縮めるのは、各国に増産を促すことでガソリン価格の上昇を抑制し、物価高に苦しむ国民の批判をかわすためだ。米欧経済へのダメージを抑える一方、ロシア経済を締め付けることで、ウクライナ侵攻を早期中止へと追い込みたい思惑もにじむ。

 だが、米国は2019年、マドゥロ政権の人権侵害を理由に中央銀行や国営石油会社などを制裁対象に指定し、原油輸出を事実上禁じた経緯がある。また、サウジについても、イエメン内戦介入での民間人犠牲者の増大や、サウジ人記者殺害事件をめぐり厳しい態度を取ってきた。

 このため、身内の民主党議員からも「(ベネズエラの)拷問と殺人の統治を延命させるべきではない」(メネンデス上院外交委員長)などの声が上がり、バイデン氏の強引な姿勢に批判が強まっている。

 人権重視や専制主義国との対決を掲げてきたバイデン氏だけにベネズエラなどとの妥協は苦渋の選択だ。バイデン氏は8日、ガソリン価格上昇への対応策は限られていることを率直に認めるとともに「ロシアの責任だ」と語っていら立ちを隠さなかった。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/f195e19e5463a9be038c558b01a2839b39673353

3taro:2022/03/11(金) 05:03:47
ベネズエラ、拘束の米国民を釈放 原油制裁緩和を視野

米ホワイトハウスは9日までに、南米ベネズエラが拘束していた米国民2人を釈放したと明らかにした。ウクライナに侵攻したロシアに対する制裁の影響で原油価格が上昇。バイデン政権は一層の値上がりを抑えるため、産油国ベネズエラに科している原油禁輸制裁の緩和を視野に協議している。

バイデン政権はベネズエラの反米左翼マドゥロ政権に対抗して野党連合のグアイド氏を支持している。だが原油価格の抑制が喫緊の課題となり、ベネズエラに派遣された高官が5日、マドゥロ大統領と会談していた。

ベネズエラはトランプ前政権時代に経済制裁が強化され、ロシアとの関係を深めてきた。マドゥロ氏は1日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、ロシアへの「強い支持」を表明している。

今回釈放されたのは「国営ベネズエラ石油」(PDVSA)の米国子会社の元幹部カルデナス氏ら。ロイターによると、同氏は2017年に拘束され、有罪判決を受けた。(共同)

https://www.sankei.com/article/20220310-GBDXG2K2Q5OS3D3W6ZWEPRELGA/

4taro:2022/03/12(土) 05:10:49
ロシアが協力を求めるラテンアメリカ
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f2644b1b5f6a1d52a6a7e98918cbe1483bef6b7

 ウクライナを巡る情勢が緊迫する中、ボルソナーロ・ブラジル大統領は、米国当局からの延期要請にも関わらず、侵攻開始の可能性があるとされた2月16日にモスクワを訪問し、プーチン大統領と会談した。ウクライナについて会談で触れなかったにせよこの時期に二国間関係の強化につき会談することはブラジルがロシアの立場を支持したと見ざるを得ない。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が現実のものとなった後も、ボルソナーロは、ロシアを非難した副大統領を叱責したり、中立的な態度を取るとして対露制裁に加わらない考えを表明するなどした。

 プーチンには、ラテンアメリカにおいて、米国に対抗する影響力を持つという長期的目標とウクライナを巡るロシアの立場に支援を得るとの短期的目標があると見られるが、当面の重点は、後者に置かれていると見られる。

 ロシアは、米国の伝統的友好国であるブラジル、アルゼンチンの両国首脳が続けて来訪し関係強化を打ち出したことで成果を上げたと思っているであろうが、両国首脳とも他の先進国首脳からはまともに相手にされない状況にあり、この地域でこれ以上に支持を拡大できるか疑問である。また、両国の期待は経済面であるが、ロシアがその期待に応えるとは思えない。

 ロシアは、2008年のグルジアを巡る紛争の際にもベネズエラに爆撃機の供与や軍艦の派遣を行っており、13年や18年のウクライナの分離主義勢力への支援を巡り欧米との関係が緊張した際にも爆撃機の派遣やベネズエラに空軍基地設置の意向を表明している。

 東欧を巡り対米関係が緊張する際には、米国の勢力圏と見なしているラテンアメリカで米国を牽制することが恒例となっているようである。しかし、ベネズエラなどにおいて米国の安全に脅威となるようなロシアの軍事展開が行われれば、米国としては経済制裁を更に強化するなどの対応を取ることとなり、他のラ米諸国にとってもそのようなリスクを冒して積極的にロシアとの軍事協力に応ずるかは疑問である。

 中長期的には、ロシアは、「専制のトロイカ」と称される3カ国(キューバ、ニカラグア、ベネズエラ)を核に、親ロシア反米同盟を形成したいところであろうが、最近の状況はこの3カ国がむしろ地域において孤立する傾向が見られている。チリのボリッチ次期大統領、ペルーのカステイージョ大統領、コロンビアの有力左派大統領候補ペトロが、国内配慮から次々と自分たちはこの3カ国とは一線を画する人権重視の民主主義国であるとして、特にベネズエラを批判する発言を繰り返しており、これに対しベネズエラのマドゥーロ大統領が「左翼の臆病者」と非難するに至っている。

 これら新しい指導者にとっては、反米姿勢が政権維持に必要なわけではなく、むしろ穏健派左派であることを印象付けたいところであるので、反米のためのロシアとの提携はかえって迷惑であろう。中米ホンジュラスのカストロ政権も同様である。

ポピュリスト政権とのつながりには留意を
 バイデン政権にとって、これら新しい左派政権や指導者の主張は、人権や反汚職、温暖化防止など、民主党の重視する政策と親和性があり、ルーラ政権が成立する場合にはブラジルもこれに取り込み、そういった新たなパラダイムでラテンアメリカ政策を再構成する展望が見えてきているのではなかろうか。

 他方、「専制のトロイカ」3カ国以外の諸国でも、ロシアとの間の冷戦時代からの兵器供給を通ずる縁や必要性から安全保障協力、原子力、宇宙関係、貿易関係の二国間協力が進む可能性はある。その場合、中国資金との組み合わせと、中国との競合関係という2つの面で中国との関りも出てくるであろう。

 ボルソナーロが関心を持つのは、ソーシャル・メディアへの取り組みやサイバー技術など、ロシアの世論工作に関するノウハウではないかとも推測される。以前の、チリやコロンビアでの騒擾事件の背景にロシアの存在があったと見る向きもあり、左右を問わずポピュリスト政権とロシアの提携には留意が必要であろう。

岡崎研究所

5taro:2022/03/13(日) 04:21:24
チリ大統領に36歳の左派ボリッチ氏就任、経済不安定化への懸念も

[バルパライソ(チリ) 11日 ロイター] - 南米チリで11日、左派のガブリエル・ボリッチ(36)が大統領に就任した。チリの大統領としては史上最年少となり、チリの政治に大きな変革をもたらす可能性がある。

ボリッチ氏はノーネクタイで演説し、「チリの国民を前に(大統領としての)誓いを立てる」と宣言した。

チリの進歩主義派はボリック氏の台頭を歓迎しているものの、数十年維持されたチリ経済の安定が失われる可能性があるという懸念も高まっている

https://news.yahoo.co.jp/articles/db6a8d335fd893d604b6093cdcf9b55a2e96eeab

6taro:2022/03/13(日) 04:22:26
チリ史上最年少 36歳のボリッチ大統領が就任

 南米チリで左派のボリッチ氏が大統領に就任しました。36歳での就任はチリ史上最年少となります。

 南米チリで11日、元学生運動リーダーで左派のガブリエル・ボリッチ氏(36)が大統領に就任しました。

 ボリッチ氏は去年12月の大統領選挙で右派候補を破り、当選していました。

 ボリッチ大統領:「富の分配がなく、富が少数の人にだけ集中している時、平和はとても難しい。私たちは、チリ人の男女が生産した富、私たちの国に住む人々が生産した富を再分配する必要があるのです」

 ボリッチ氏は就任式の後、首都サンティアゴの大統領府で国民向けに演説し、格差是正に取り組むことを強調するとともに、気候変動や移民問題など課題として挙げました。

 一方、特使としてチリに派遣された日本の小田原外務副大臣は10日にボリッチ氏と面会し、ポケモンの人気キャラクターのぬいぐるみをプレゼントする一幕もありました。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/a3ee28d33d8743867d2f34e8889227c3bec575f6

7taro:2022/03/15(火) 05:49:34
フジモリ氏孫がペルー代表 ミスコン、国際大会出場へ

ペルーのフジモリ元大統領の孫娘キアラさん(14)が、11日に首都リマで開かれたミスコンテストでペルー代表に選出された。エルサルバドルで開かれる国際大会に出場する。現地メディアが13日までに報じた。

キアラさんの母は、フジモリ氏の長女で最大野党の党首を務めるケイコ氏。コンテスト出場に向けてケイコ氏から「スピーチの仕方を教わった」などと話した。

コンテストは10代が対象で、約150人が競った。4人が代表に選ばれ、うち3人はキアラさんを含め有名人の娘だったため、会員制交流サイト(SNS)で選出の公正さに疑問の声も出た。4人はエルサルバドルで、それぞれ異なる国際大会に出場するという。(共同)

https://www.sankei.com/article/20220314-FCKBHP6YLFN33MEYAKZRDVEH3Y/

8taro:2022/03/15(火) 06:12:37
チェ・ゲバラを銃で処刑、ボリビア軍の元軍曹が死去…「発砲をちゅうちょした」と告白

 AP通信などによると、キューバ革命の英雄チェ・ゲバラを銃で処刑したボリビア軍のマリオ・テラン元軍曹が、ボリビア東部サンタクルスの病院で10日に死去した。80歳だった。

 1959年にキューバ革命を成功させたゲバラは、その後も革命の「輸出」を目指し、アフリカのコンゴやボリビアでゲリラ戦を展開した。しかし、67年にボリビア軍に捕らえられると、同年10月9日、元軍曹の銃弾で39年の生涯を閉じた。

 報道によると、元軍曹は過去のメディア取材に、発砲をちゅうちょしたと明かし、ゲバラから「落ち着け。よく狙え。お前は一人の男を殺すのだ」と声をかけられたと語っていた。(リオデジャネイロ支局 淵上隆悠)

https://news.yahoo.co.jp/articles/2c92d95481101c995aaf92239bc47b4eb44034d0

9taro:2022/03/16(水) 05:08:06
フジモリ氏が退院 ペルー

 【サンパウロ時事】在任中の人権侵害で禁錮25年の刑に服している南米ペルーのフジモリ元大統領(83)が14日、首都リマの病院を退院して再収監された。

 引き続き肺線維症と不整脈の経過観察が必要という。長女で野党指導者のケイコ氏が明らかにした。フジモリ氏は3日、心不全でリマ市内の収監先から病院に緊急搬送され、入院していた。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/98119793bcc2542b86931bbd2d24a19f72cef477

10taro:2022/03/16(水) 05:16:32
TPP批准、9月以降か チリ

 【サンパウロ時事】南米チリのボリッチ大統領は14日、環太平洋連携協定(TPP)の批准は早くても9月以降になるとの見通しを示した。

 外国メディアとの会見で語った。11日に就任したばかりのボリッチ氏は学生運動出身の左派で、かつてTPPに反対していた経緯がある。

 チリでは9月初旬に新憲法案の是非を問う国民投票が行われる予定。地元紙によると、ボリッチ氏は「憲法制定手続きが終わるのを待って、改めてTPPの議論をしたい」と述べた。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/0397dc75a439a07a4bb810a1e65dcf0f46dd3921

11taro:2022/03/18(金) 04:58:58
死の道(デスロード)の先に 薫る秘宝 ボリビアコーヒー
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf9771e40a8b832fbbf84be3612df8444a316dfa

 『地場まで行かなければ気がつけなかった農園のリアル』では、ホンジュラスのコーヒー農園を紹介した。家族経営によりなんとか成り立たせていた生活から、スペシャルティコーヒーにより変化した生活。実直に生きることで、チャンスをものにした。

 今回は、私が足を運ぶコーヒー農園の中でも特に日本から遠い産地の一つボリビアを取り上げよう。現地でコーヒー豆の栽培のともしびを絶やさぬために活動する男について紹介したい。

 ボリビアの大都市ラパスは標高3600メートルを超え「雲の上の街」と称される。コーヒーの栽培は標高が高い方が適しているといわれているが、これではさすがに高すぎる。

 南米ボリビアについて、あまり知らない人が多いかもしれない。日本から直行便はなく、米国やメキシコなどを経由し、最低でも2回は乗り換える必要があり、日本を出国してボリビアのラパスに着くまで、丸一日はかかってしまう。

 この国の観光名所といえば、ウユニ塩湖とデスロード(死の道)だろう。前者はフォトジェニックな画像で心を癒やしてくれるが、後者のデスロードは、名前の通り、心臓がキュッとなりそうな場所だ。デスロードの正式名称はユンガスの道。かつてラパスとユンガス地方を結んだ唯一の道であった。断崖絶壁を通る全長69キロメートルの道は未舗装で、ガードレールもない。高低差は4000メートルといわれている。

 日本でいえば、石川県と岐阜県を結ぶ国道157号線の、福井と岐阜の県境付近の未舗装部分をぎゅっと狭くして標高の高いところを走るイメージだ。車1台がやっと通れるような狭い道にもかかわらず、そこを大型バスや貨物トラックが通る。しかも、このデスロードは一方通行の道路ではない。ギリギリで車のすれ違いをしなければならず、時にどちらが道をゆずるかで口論になり大渋滞になることもある。

 コーヒー豆ももちろんこの道路を通って運ばれる。現地では10日に1台ほどの割合で車が崖から落ちると言われているが、救出されることはほぼ無い。見下ろして鳥が集まっていたら「あぁ、先週の車かな」などと判断しているそうだ。

 今ではバイパスが通って比較的安全な道を走れるようになった。だが、デスロードしか道がなかった頃には、私自身も何度もこの道にはお世話になった。恐る恐る窓から顔を出して、下を見たことがあったが、タイヤから崖まで数センチ。その後は怖過ぎて、運転手の技量だけを祈りながら時間が過ぎるのを待っていたのが、今でも思い出される。

 ただ、命懸けの冒険が目的ではない。その先には、心躍る農園が私を待っているのだ。

12taro:2022/03/18(金) 04:59:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf9771e40a8b832fbbf84be3612df8444a316dfa?page=2
知られていなかった、ボリビアコーヒーの魅力
 コーヒー農園に入る前に、この国の特殊な農作物について触れておかなければならない。それは「コカ」の葉だ。乾燥したコカの葉を噛むと元気になるので、現地の人たちはほっぺを膨らませながら噛んでいる。空気の薄い地域で高山病に負けずに活発に生きるため、現地の人たちにとっては必要不可欠で、ある意味、神聖な農作物なのだ。ただ困ったことに麻薬コカインの原料ともなる葉で、世界の常識で言えば好ましくないのだが……。エボ・モラレス元大統領の実家がコカ農家ということもあり、大々的に合法化し生産拡大を行っていた時期もあったほど、ボリビアでは重要な農作物だ。

 ただ、自国でのコカの葉の消費ならまだしも、コカインに精製して海外に流していくとなると別問題だ。米国としては、自国へのコカインの流入を抑えたいという思惑があり、コカ農家たちに別の農作物に転換させるプロジェクトが起こった。それが、「スペシャルティコーヒー」と「茶」だった。

 ボリビアには広大で肥沃な土地があり、農作物を育てるのには最適だ。薬物の流入を抑え込みたい米国と、コカに頼らず生活をしたい農家との思惑が合致。茶は上手にブランド化できなかったものの、1950年代に行われた農地改革でコーヒー栽培を推進していた経験もあったため、スペシャルティコーヒーが根付きやすい土壌はあった。

 ただ、数ある産地の中でも、ボリビアにしかない魅力に気づく人は少なかった。デスロードに代表されるようなアクセスの悪さもあり、バイヤーもあまり着目していなかった。世界中の産地を駆け巡る私でも、USAID(米国国際開発庁)のプロジェクトにテイスターとして誘われるまで、自ら足を運ぶことはなかった。

 テイスターとして参加した際には、ここまで入れ込むつもりはなかった。言い方が悪いが、ボリビアのコーヒー農園を知る人は一握りだ。だが、この豆と出合ったとき、トレジャーハンターが宝物を見つけたときのような喜びだったのを今でも覚えている。

 ボリビアの豆はほかの産地のものに比べて豆自体が硬く、焙煎(ばいせん)してもなかなか火が通りにくい。扱いは難しい半面、しっかり焙煎できると素晴らしい味を楽しむことができる。一般的にはほとんど知られていないし、極端に生産量が少ない。そうしたほかのコーヒー豆との違いが、丸山珈琲としての差別化にもつながるといった気持ちもあり、この豆を応援しようと心に決めたのだ。

13taro:2022/03/18(金) 05:00:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf9771e40a8b832fbbf84be3612df8444a316dfa?page=3

最新鋭の農園スタイルを作り出す
 ボリビアの農地はコーヒー農家にとって実に恵まれているものだった。恵まれていたと言った方が正確かもしれない。

 肥沃な大地に、最適な高度。コーヒーの苗木をポンと植えれば、特に何も手入れをすることなく普通に豆がなる。ある意味で何も手を加えないから、究極のオーガニックなのだ。オーガニック認証を取得する農家が多く、そこが評価されアメリカ向けに需要を掴んでいた。

 だが、現在オーガニックコーヒーの有力供給産地としての力は無い。最初は、放りっぱなしの作り方で1ヘクタールあたり1200キログラム程度の生豆を収穫できた。もともと鉱山労働者から転身した生産者が多く、施肥を怠ったために土地が徐々に痩せ、数十年かけて生産量は低下していった。最終的には1ヘクタールで60キログラムしか採れなくなるまでになった。実に20分の1にまで生産性が落ちたのである。た。

 このことが原因で、コーヒー豆を主作物とする農業協同組合や生産者組合が次々と破産していった。

 そうした農家が戻っていった生産物といえば、そう“コカ”なのだ。コーヒーは1年に1回しか収穫ができない。だが、コカであれば年に3回も収穫できる。しかも、国内にはそれを高く購入してくれるマーケットも存在している。皮肉な言い方をすれば、ボリビアの中ではコカはサスティナブル(持続可能)な農作物なのだ。あの土地で生きるこということもあり、批判し難い文化だが、個人的には非常に残念な流れだと感じていた。

 そんな中、現状を憂い、実直に農園を営む男と出会った。

https://business.nikkei.com/atcl/plus/00020/030700004/p4.jpg

 それが、ペドロ・ロドリゲス(以下ペドロさん)さんだ。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産にも登録されている、サマイパタの砦(とりで)。そこからほど近くに農園を開いた。もともとペドロさんは輸出業者であった。だが、コカに再び置き換わる状況や、生産量が減るコーヒーを憂い、2012年に自分で農園を切り開き、挑戦したのだ。

 ほかの農園は基本的に家族経営であるところ、彼は最初から近代的な農園を作り出すべく、法人化の道を選んだ。現在は12の農園を抱える大きな農園を持っている。

 畑では、担当者が苗木ごとにチェックを行い、正しいタイミングで選定して実を摘んでいる。それまでのボリビアでは、とりあえず実がなったら収穫をするスタイルが一般的だったが、ペドロさんはスペシャルティコーヒーとしての味の核を守るプロセスをしっかりと踏んでいる。

 農園開拓のスタイルも実に現代的だ。周りの畑をどんどんと買収していくのではなく、航空写真を見ながら目星をつけ、土は化学分析。その後、最適な品種の豆を選んだうえ、農園をデザインする。組織的に働き手の統制を取りながら豆を作っていく。

 視点を外に向けている点もまた、現代的だ。ペドロさんは他国の生産者とFacebookやInstagramでつながり、情報交換を欠かさない。最新の生産方法や、自分の農園での好事例のフィードバックなどを共有。ハイテクを使いこなしつつ、アナログに豆を作る。農業指導などはそこそこに、コンサルタントとして全体を見ながら、トライアンドエラーを繰り返す。そうした現代農家の最先端を行くプロセスを続けたからこそ、彼は差別化されたスペシャルティコーヒーを作り出すことに成功したのだ。

14taro:2022/03/18(金) 05:00:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf9771e40a8b832fbbf84be3612df8444a316dfa?page=4

成功体験を独占しない器の大きさ
 ペドロさんがほかの農園と大きく違う点は、地主と小作農の関係性ではないところにある。それぞれの農園を任せられる人を育て、新たな農園を広げていく。地域生産者のパイプ役を買って出て、自立できなかった農園たちを育てる。もともとが流通業者であったペドロさんの目的は、生産者としてもうけることではなかった。ボリビアコーヒーがなくなってしまうという危機感こそが彼の原動力だった。

 だからこそ、彼はあるプロジェクトに着手した。

 それが、“ソル・デ・ラ・マニャーナ”だ。スペイン語で朝の太陽という意味を持つ、この言葉。ペドロさんが農園主の育成を行うプロジェクトだ。コーヒーの木を放置し、実が熟したら狩りのように穫りにいく農法ではなく、コーヒー豆の栽培から加工までのペドロさんの農園の生産プロセスを全て開示している。

 近代農法を習得することで、世界から後ろ指を指されるコカではなく、世界から驚かれ、求められるコーヒーの栽培を始めたい。そんな農園主を生むことが彼の目標なのだ。大規模な農園を多く持つペドロさんの成功は、これから始める農園主たちの目標となるはずだ。

 現在、世界のコーヒー市場におけるボリビアのシェアは非常に低い。しかし、ペドロさんのような国全体の農園を正しい方に向けようとする人と、適した栽培方法を始める農家、その味にほれ込む人がいることで、きっとボリビアのコーヒーは10年後、20年後には高品質コーヒーの産地としてしっかりとした地位を獲得しているであろう。

 次回は、中米の「ドミニカ共和国」。鎖国状態の珈琲農園がどう変化したのかを現代珈琲史としてお届けする。

丸山 健太郎

15taro:2022/03/18(金) 05:02:09
ペルー憲法裁判所、フジモリ元大統領の釈放認める…2010年に禁錮25年の実刑確定

 南米ペルー紙レプブリカ(電子版)によると、同国の憲法裁判所は17日、服役中のアルベルト・フジモリ元大統領(83)の釈放を認めた。

 フジモリ氏は、在任中の人権侵害事件で2010年に禁錮25年の実刑が確定。17年12月に高齢や病気を理由に人道的恩赦を認められたが、後に取り消され、19年1月から再び収監されていた。(リオデジャネイロ支局 淵上隆悠)

https://news.yahoo.co.jp/articles/c02f5429daff7ef300acb5afef46dc85a3d0a766

16taro:2022/03/20(日) 05:15:24
22年で世界一周 家族で達成 アルゼンチン

【AFP=時事】アルゼンチンのある家族が今月、世界五大陸を車で回る旅を終え、首都ブエノスアイレスに戻ってきた。22年前に出発した時は夫婦2人だったが、旅の途中で生まれた子ども4人もすっかり大きくなった。

 エルマン・サップ(Herman Zapp)さん(53)とカンデラリア・サップ(Candelaria Zapp)さん(51)夫婦は、2000年1月25日にブエノスアイレスのシンボル、オベリスク(Obelisk)を出発。36万2000キロを移動し、今月13日に再び同じ場所に帰ってきた。


 ゴールする直前に夫のエルマンさんは、「複雑な気持ちです。夢が終わりに近づくと同時に、いよいよ夢がかなうかと思うと」とAFPに語った。

 エルマンさんとカンデラリアさんは米アラスカ州のバックパック旅行からスタートしたが、途中で人から1928年製の米国車グラハムページ(Graham-Paige)を譲り受けた。当初はエンジンの調子も悪く、塗装も剥げていた。

 今も絶えず点検が必要だが、「街の中でも、ぬかるみでも、砂の上でもよく走ってくれました」とエルマンさんは言う。

 米国を旅していた時に長男パンパ(Pampa Zapp)さん(19)が生まれた。アルゼンチンに一時帰国した際にテフエ(Tehue Zapp)さん(16)が生まれ、車を改造。車体を半分に切断し、全長を約40センチ延ばしてシートを1列増やし、その後、カナダで生まれたパロマ(Paloma Zapp)さん(14)とオーストラリアで生まれたワラビー(Wallaby Zapp)さん(12)が乗るスペースが確保された。

 新型コロナウイルスが流行し、ブラジルで足止めされた2020年には、犬と猫が1匹ずつ一家に仲間入りした。

 旅先ではさまざまな人々が自宅に招き、泊めてくれたという。その数は約2000軒に上る。

「人ってすごい」とカンデラリアさんは言う。「(私たちの)夢のために多くの人が協力してくれました」と続けた。

 しかし、楽なことばかりではなかった。エルマンさんはマラリアに感染した。アジアでは鳥インフルエンザ、アフリカではエボラウイルス病、さらに中米ではデング熱の流行に出くわした。

■友達をたくさんつくりたい

 家族の冒険をつづった本「Catching a Dream(夢をつかんで)」は約10万部売れた。旅費は主にこの本の売り上げで賄われたという。

 子どもたちにとっては、掛け替えのない経験となった。旅の間はカンデラリアさんによるホームスクーリングと遠隔授業で勉強していたが、今後はアルゼンチンで対面式授業を受ける。

 パロマさんは、「一番したいことは、友達をたくさんつくることです」と話した。【翻訳編集】 AFPBB News

https://news.yahoo.co.jp/articles/546405e8cbd368726436dea791f00ee3bda96d03

17taro:2022/03/21(月) 04:36:36
動画:「気候変動の物差し」 融解が止まらないチリ最南端の氷河

【3月20日 AFP】チリ最南端のサンラファエル(San Rafael)湖に浮かぶ、10階建てのビルほどの氷塊──湖に流れ込むサンラファエル氷河に大きなひびが入り、砕け落ちてできた。地球温暖化の影響をまざまざと見せつける光景だ。

 今日、サンラファエル湖には、氷河から崩れ落ちた約100の氷塊が浮かぶ。50年前には氷河が湖面の3分の2に広がっていたが、今や氷の覆いはない。

 面積3500平方キロの北パタゴニア氷原(Northern Patagonian Ice Field)には、サンラファエル氷河を含む39の氷河がある。アイセン(Aysen)地方にある1万1000平方キロの南パタゴニア氷原(Southern Patagonian Ice Field)が合わさり、世界最大級の氷原を形成している。

 欧州宇宙機関(ESA)の衛星画像によって明らかになったのは、サンラファエル氷河が世界で最も崩壊が激しい氷河の一つであり、またパタゴニアで最も速く移動している氷河の一つだということだ。移動速度は1年で約7.6キロ。ESAは「地球温暖化の影響で劇的な後退が起きている」と指摘した。

 サンラファエルの東、アルゼンチンとチリにまたがるヘネラルカレーラ湖(General Carrera)の湖畔でヒツジとウシの小規模な酪農を営むサントス・カタラン(Santos Catalan)さんは、気候変動の最前線で暮らしている。

 過去15〜20年で氷が解け、降雪が減ったために、一面真っ白だった景観が一変してしまった。「様変わりしてしまいました」とカタランさん。「暑すぎるのです」と付け加えた。

 映像は2月13〜15日撮影。(c)AFP/Pablo COZZAGLIO / Alberto PEÑA

https://www.afpbb.com/articles/-/3392847?cx_part=common_focus

18taro:2022/03/25(金) 05:32:50
南米パラグアイで豪雨と洪水、濁流に車が流される

南米パラグアイの首都アスンシオンで3月22日、大雨と洪水が発生した。街路は川のようになり、車は屋根まで水に浸かり、濁流に流される光景が動画に撮影された(ナレーションなし)。

https://news.yahoo.co.jp/articles/439a370b95dc776330658d8522f48025415b2b80

19taro:2022/03/26(土) 04:47:45
フジモリ氏18カ月出国禁止 ペルーの裁判所

ペルーの裁判所は24日、憲法裁判所の17日の判断によって釈放される見通しとなったアルベルト・フジモリ元大統領(83)について、18カ月間は出国を禁じる決定をした。フジモリ氏は2000年、側近の汚職発覚を受けて日本に「亡命」した経緯があり、予防措置をとったとみられる。

出国禁止は、1992年に起きた軍による市民殺害事件を担当する検察が求めた。フジモリ氏は別の2つの人権侵害事件で禁錮25年の刑が確定し服役中だが、憲法裁が17日、2018年に同氏への恩赦を取り消した最高裁の判断を覆した。(共同)

https://www.sankei.com/article/20220325-KNRYYUFCZBO6FETKS6LV5K2GHE/

20taro:2022/03/27(日) 05:29:57
3600万年前のクジラ化石、ペルーの砂漠で発見

【3月26日 AFP】3600万年前の海に生息していた古代のクジラの化石が今月、南米ペルーの首都リマの博物館で公開された。

 ペルー国立サンマルコス大学(UNMSM)などの研究チームによると、この初期クジラ類「バシロサウルス」の新たな化石は昨年末、リマ南方約350キロのイカ(Ica)州にあるオクカヘ砂漠(Ocucaje Desert)で発見された頭骨で、完全な形で残っていた。荒涼としたこの一帯は数千万年前、浅い海だった。

 研究者の間でこのバシロサウルスは「オクカヘのプレデター(捕食者)」と呼ばれている。全長約17メートルで、非常に大きく強力な歯で獲物を捕らえていた。
 チームを率いる古生物学者のマリオ・ウルビナ(Mario Urbina)氏は「同様の標本は世界で他に見つかっていないため、今回の発見は非常に重要だ」と話す。

 研究者の一人によると、このバシロサウルスは既知の他の古代クジラ類と比較して、体の大きさと歯の発達という2点が際立っている。この2点はどちらも食物連鎖の頂点に立っていた可能性が高いことを示している。「当時最大級の肉食動物だった」という。

 バシロサウルスのような初期のクジラ類は、約5500万年前に陸生動物から進化し、始新世(約5600万年前〜3400万年前)後期には海洋生活に完全に適応していた。
 
 研究チームによれば現生クジラ類は当時まだ進化しておらず、クジラ類はほぼ全てが比較的巨大な海洋捕食動物だった。(c)AFP/Carlos MANDUJANO

https://www.afpbb.com/articles/-/3396381?cx_part=common_focus

21taro:2022/03/27(日) 06:49:20
アルゼンチンに金融支援 5.4兆円規模 IMF承認

 【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)理事会は25日、経済危機に陥った南米アルゼンチンに対する440億ドル(約5兆4000億円)規模の金融支援を承認した。

 支援期間は30カ月。100億ドル弱が直ちに拠出される見通しだ。

 アルゼンチンは金融支援と引き換えに、中央銀行による財政赤字の穴埋めを廃止するほか、金融・為替政策などの改革に取り組む。同国議会がIMFの承認に先立って受け入れていた。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/d345aefc61881565f8d0e3b354893255bced22f1

22taro:2022/03/28(月) 05:34:17
米はベネズエラ原油輸入探る ロシア産代替

ロシア産原油を禁輸したバイデン米政権が、代替調達先として南米の産油国ベネズエラからの輸入再開を模索している。反米左派マドゥロ政権に科してきた制裁を緩和することになるため国内外から批判が高まるが、石油業界は「決定」を見越して前のめりだ。

バイデン政権高官が今月5日、突然ベネズエラを訪問し、同国のマドゥロ大統領と会談した。目的はベネズエラ産原油の輸入再開を協議するためだったとされ、ホワイトハウスのサキ報道官は「訪問目的はエネルギー安全保障を含むさまざまな問題を協議することだった」と大筋で認めた。

独裁を強めたマドゥロ氏を退陣に追い込むため、米政府はトランプ政権時代の2019年に「国営ベネズエラ石油」(PDVSA)に制裁を発動。ベネズエラの主要な外貨獲得手段である原油の輸入を制限した。

米政府の〝方針転換〟にマドゥロ氏は7日、協議が「敬意にあふれて友好的、非常に外交的だった」と評価。8日には、ベネズエラ当局に拘束されていたPDVSAの米国子会社元幹部ら米国民2人が釈放され、ベネズエラ政府の協議進展への期待をうかがわせた。

一方で、バイデン政権には批判が相次いだ。米議会上院のメネンデス外交委員長(民主党)は声明で「(ベネズエラの)政権支配層が原油の利益で私腹を肥やす行為に強く反対する」と非難。野党・共和党のルビオ上院議員は「取るに足りない量の原油と引き換えに、ホワイトハウスはベネズエラで自由を求める人々を見捨てる提案をした」とツイッターに書き込んだ。

米政府がベネズエラの暫定大統領として認定するグアイド氏も「制裁解除は、ベネズエラにおける民主主義と自由への移行に向けた進展を条件としなければならない」と不快感を示す。

批判を受けてバイデン政権は軌道修正に入り、サキ氏は「現時点では積極的に対話していない」とトーンダウン。サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も、ベネズエラ当局が拘束を続けている他の米国人に言及し、制裁緩和は「マドゥロ氏による具体的な措置」次第だとした。

政権の躊躇(ちゅうちょ)をよそに石油業界は動き出した。ロイター通信によると、米石油大手シェブロンは禁輸緩和に向け現地合弁企業での準備をスタート。4月にも自社製油所にベネズエラ産原油を出荷する目算だという。

ただ、低迷するベネズエラの原油生産の急速な回復は見込めない。国民の国外脱出が相次いだことで技術者が不足し、制裁の影響で設備の老朽化に整備が追いついていないからだ。

米メディアなどによると、ベネズエラの原油生産量は1990年代には日量約320万バレルだったが、今年2月は日量約75万5千バレルにとどまる。米政策研究機関「戦略国際問題研究所(CSIS)」の上級研究員、ライアン・バーグ氏は英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)に対し、「PDVSAが簡単に(原油の)栓を開けられると思うのはひどい間違いだ」と指摘している。(住井亨介)

https://www.sankei.com/article/20220327-OXHSQZ2HQVPY7K2N4MUIFEAWMA/

23taro:2022/03/30(水) 04:54:32
ペルー大統領、弾劾回避

 【リマAFP時事】ペルー国会(定数130)は28日、カスティジョ大統領に対する弾劾決議案を否決した。

 罷免には87票が必要だったが、賛成は55にとどまった。カスティジョ氏は昨年7月に就任したばかり。弾劾決議案が採決されたのは昨年12月に続き2度目となる。

 罷免反対も54で、賛否は拮抗(きっこう)した。棄権が19だった。カスティジョ氏はツイッターに「常識と責任、民主主義が勝利した事実をたたえたい」と投稿した。ペルーでは大統領に対し議員が弾劾を提起しやすい制度になっており、弾劾の採決が繰り返されている。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/aad063e62e5f8fa88630787070ab64152c3ebf37

24taro:2022/03/30(水) 04:57:58
ペルー議会、大統領の弾劾決議案を否決

[リマ 28日 ロイター] - 南米ペルーの議会は28日、カスティジョ大統領に対する弾劾の是非を問う投票を行い、賛成票が必要な数に届かず否決された。

定数130の議会で弾劾を決議するには賛成が87票以上必要だったが、55票にとどまった。

当面の政治危機を逃れたものの、就任1年足らずで閣僚の辞任が相次ぐなど、厳しい政権運営が続いている。

カスティジョ氏は元教師で、昨年の大統領選に僅差で勝利したが汚職疑惑が浮上していた。

採決に先立ち、同氏は就任してから法を犯したことはないと改めて無罪を訴えた。

議会で演説し、「残念なことに当選以降、わたしを罷免に追い込むことが政治およびメディアの行動の中心軸となってしまった。これを続けるわけにはいかない」と強調。

無罪を主張した上で、政治および経済危機を脱するために結束を呼び掛けた。

カスティジョ氏は2016年以降で5人目の大統領。18年に当時のクチンスキ大統領が罷免決議の採決を前に辞任し、20年に議会は当時のビスカラ大統領に対する罷免を可決した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d9d686562d28c693f00583cbb06ab6db85d4fef7

25taro:2022/03/31(木) 05:03:55
南米ギアナ高地の秘境、最後の調査に挑む79歳研究者の気迫

 南米ガイアナ北西部に連なるパカライマ山脈で、保全生物学者のブルース・ミーンズが一人たたずみ、ヘッドランプの明かりを頼りに雲霧林を見渡していた。曇った眼鏡の向こうには、緑のコケに覆われた太古の木々がどこまでも立ち並んでいる。朽ちゆく草木の匂いをたっぷり含んだ湿った空気を震わせるのは、カエルたちの歌声だ。

 片手で若木をつかんでバランスを取り、ブルースは一歩踏み出した。だが、落ち葉がたまったぬかるみに足をとられ、先へ進めない。79歳の彼は自身の老体をのろった。最初はゆっくり進むつもりだが、森の自然に体がなじむにつれ、足取りは日増しに力強くなると、出発時に話していたのだが。ブルースはこの地域でこれまでに32回も調査を行ってきた。

 ここはアマゾンの多雨林の北端にある「パイクワ川流域」と呼ばれる地域で、生物多様性に富むが、絶滅が危惧される種が多い、いわゆる「ホットスポット」だ。ブルースの主な研究対象はカエル。そして地球上にカエルの楽園があるとすれば、ここはまさにその名にふさわしい。

画期的な新薬開発に役立つカエル
 カエルは世界中のどんな生態系でも重要な役割を担っているが、この地域のような赤道直下の多雨林ほどカエルが古くから生息してきた場所はほかにはない。この地域のカエルたちは、気の遠くなるような長い時間をかけて、独自の進化を遂げてきた。おかげで、それぞれの生息環境に驚くほど巧みに適応し、形も大きさも体色も実に多様な種が生まれた。

 アマゾン盆地だけでも1000種を超える両生類が見つかっている。この地域のカエルの研究が、新しいタイプの抗生物質や鎮痛剤など、画期的な新薬の開発に役立った事例は多くあり、がんやアルツハイマー病の治療薬の開発につながることも期待されている。

 現在知られているカエルの種は、世界中にいる多様な種のごく一部にすぎないと考えられている。その一方で、既知の種はどんどん姿を消している。1970年代以降、最大で200種のカエルが絶滅したとの推定もあり、多くの種が発見されないうちに絶滅するのではないかと、ブルースら生物学者たちは懸念している。

 ブルースは取りあえず、この地域の多雨林に今も残されている生物の宝庫を探ることに注力していた。「パイクワでは、これからも数限りなく新発見があるだろう」。ブルースは熱っぽい口調でそう語るが、彼は気づいているはずだ。カエルたちだけでなく、自分にとっても、残された時間は限られている、と。

文=マーク・シノット(登山家)

https://news.yahoo.co.jp/articles/6a0203e069d2d9be8015d2b05dbe5bcf652dab6a

26taro:2022/04/02(土) 04:10:01
コロンビアで2年ぶりに開催されたバランキージャのカーニバル

 コロンビアの都市バランキージャで、昨年中止されていたカーニバルが開催された。
 3月29日の映像では、1万人のダンサーとパフォーマーなどが通りを踊り歩く様子がとらえられている。
 「花の戦い」と呼ばれる精巧な山車のパレードから始まる、バランキージャのカーニバルは、4日間続くという。
 昨年はコロナ禍で中止されたが、本来は伝統的に2月の末に行われるところを、やはりコロナ禍で今年は3月末まで延期して開催された。

(コロンビア、バランキージャ、4月1日、映像:Newsflare/アフロ)

https://news.yahoo.co.jp/articles/c21abc15e68a74ad679d4b6dd1c98a8ceb070d0a

27taro:2022/04/05(火) 04:45:21
エクアドル刑務所で暴動、20人死亡

【AFP=時事】エクアドル大統領府によると、南部クエンカ(Cuenca)の刑務所で3日朝、暴動が起き、少なくとも20人が死亡した。

 ギジェルモ・ラソ(Guillermo Lasso)大統領報道官は「20人の死亡が確認され、遺体はクエンカにある法医学センターに送られた」と述べた。

 パトリシオ・カリージョ(Patricio Carrillo)内相は、暴動で5人の受刑者が「体の一部を切断された」と明らかにした。

 カリージョ氏は、警察官800人と兵士200人を動員し、暴動は「統制下にある」と記者団に語った。ただ、「暴動は収まったものの、内部の受刑者は武器を所持している」と語った。

 カリージョ氏によると、受刑者の武器を没収できるよう、各ブロックから1人ずつ避難させている。

 暴動は、刑務所内の最も警備が厳重な区域で現地時間の午前1時半ごろに発生した。

 カリージョ氏は、暴動は犯罪組織絡みだと指摘。「刑務所内で、ある組織が絶対的な影響力を持とうとしたところ、一部が反発した」という。

 エクアドルでは近年、刑務所における暴動が相次いでおり、2021年には受刑者320人が殺害されている。

 エクアドルには65か所の刑事施設があり、計3万人を収容できるが、収容率は130%と定員を上回っている。

 暴動があった刑務所は過密状態ではなかった。2500人の定員に対し、1600人を収容していた。【翻訳編集】 AFPBB News

https://news.yahoo.co.jp/articles/ddf3952995a4d0e0d30995eb57e271c57e574d68

28taro:2022/04/06(水) 05:20:07
ペルー首都に外出禁止令 デモ暴徒化

【4月5日 AFP】ペルーのペドロ・カスティジョ(Pedro Castillo)大統領は5日、燃料高騰に抗議するデモが暴動に発展し道路が封鎖されたのを受け、首都リマと、隣接する港湾都市を対象に外出禁止令を出した。

 カスティジョ大統領は4日夜のテレビ演説で、「5日午前2時から午後11時59分まで市民の移動を制限する」と述べた。

 ペルーではここ数日、食料価格に加えて燃料価格も高騰し、高速料金が値上げされたため、全国で抗議デモが行われていた。政府は先週末、燃料高騰の緩和策として、燃料税を撤廃していた。(c)AFP

https://www.afpbb.com/articles/-/3398829

29taro:2022/04/06(水) 05:20:50
ペルー、首都リマに外出禁止令-インフレ抗議デモが警察と衝突

ペルーではインフレ高進に抗議するデモ行動がここ数日間に激化、カスティジョ大統領は5日、首都リマに外出禁止令を発した。デモ隊は警察と衝突、一時的に食料品が不足し、サプライチェーンが途絶する事態となった。

  大統領はリマと近郊の港湾都市カヤオに非常事態を宣言。現地時間で5日午前2時から午後11時59分まで外出が禁止されると発表した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-04-05/R9V1PKDWRGG001

30taro:2022/04/06(水) 05:23:14
ペルー政府が首都リマなどに非常事態宣言

 ロシアのウクライナ侵攻の影響で、南米ペルーでは燃料と食料の価格が急騰しています。抗議する市民の一部が暴徒化したため、政府は非常事態宣言を出し、外出を禁止するなど異例の事態となっています。

 もみ合う警察官に警棒でめった打ちにされなぎ倒される市民。さらに、催涙弾まで打ち込まれていきます。

 ロシアのウクライナ侵攻の影響でペルーではガソリンや小麦の価格が急騰していて、物価高に耐えかねた市民が大規模なデモを行いました。

 これまでの衝突で4人が死亡していて、カスティジョ大統領は首都リマなどに非常事態宣言を発令し、市民に対して5日から無期限の外出禁止を命じました。

 ペルーは南米の中でも堅調な経済成長をみせていましたが、新型コロナの影響でインフレに陥り、そこにウクライナ侵攻による物価高が追い打ちをかけた状態となっています。

テレビ朝日
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae5905223b22d603f803eca881437b782aae1c4c

31taro:2022/04/07(木) 04:52:02
「マチュピチュ」は間違いだった? 歴史家が発見した本当の名は

(CNN) 南米ペルーにある世界的に有名な遺跡を100年以上にわたって「マチュピチュ」と呼んでいたのは間違いだった――。そんな研究結果がアンデス研究の学術誌に発表された。

古代文明のインカは、この都市を「ワイナピチュ」と呼んでいたらしい。

米サザンユタ大学のエミリー・ディーン教授(今回の論文にはかかわっていない)によると、先住民ケチュアの言葉で「ワイナ(Huayna)」には「新しい、若い」の意味があり、「ピチュ(Picchu)」には「山頂」の意味がある。一方、「マチュ(Machu)」は「古い」を意味することから、これまでは同遺跡を「古い山頂」と呼んでいたことになる。

論文を発表したイリノイ大学のブライアン・バウアー教授によると、この都市はインカ帝国の首都だったクスコに住む王族の領地として、1420年ごろに建造されたと考えられている。

スペインからの入植者がインカ帝国を征服すると、ワイナピチュは放棄され、アンデス山脈の山奥に何百年もの間隠されていた。米国の探検家ハイラム・ビンガムが「再発見」したのは1911年だった。

ビンガムは、この地で農業を営んでいたガイドのメルチョー・アルテアガから提供された情報に基づき、この古代都市をマチュピチュと呼ぶことにした。

しかしマチュピチュを研究していたバウアー氏は、この都市がもともとは別の名称で呼ばれていた証拠を発見。ペルー文化省の歴史家ドナト・アマド・ゴンサレス氏も独自に同じパターンを発見し、共同で本当の名称を探ることにした。

2人はまず、ビンガムが残した記録を調べることから始めた。ビンガムは、最初に訪れた時はこの遺跡の名称は分からなかったと記していた。2人はそこから、ビンガムが訪れる前と訪れた後の地図などを調べた。

バウアー氏によると、特に驚いたのは1588年の記録で、ビルカバンバ地域の先週民がワイナピチュに戻ることを考えていると記されていた。

ディーン氏によれば、名称の間違いは驚くようなことではないという。非ペルー人考古学者の多くは、場所の名称の調査にそれほどの労力をかけず、ケチュア語もよく分かっていなかった。

「もっと言えば、今回の研究は、ハイラム・ビンガムがマチュピチュを発見したという定説に疑問を投げかけている」とディーン氏は指摘する。地元の住民は、ビンガムがやって来るずっと前からこの場所のことを知っていた。

もともとの名称が分かっても、この遺跡は今後もマチュピチュと呼ばれ続けるだろうとバウアー氏は予想、「マチュピチュは世界的に有名なので、名称の変更は提案しない」と言い添えた。

マチュピチュの名は、何千という書籍や記事、広告、書類などにも使われている。

この名称はペルーの国民や政府にも親しまれていることから、同地の歴史に新たな情報が加わったという点では興味深いものの、名称は変更されないだろうとディーン氏は予想した。

https://www.cnn.co.jp/fringe/35185944.html

32taro:2022/04/07(木) 04:58:27
燃料と食料の価格急騰で市民が暴徒化、5日〜無期限の外出禁止令 ペルー

 ウクライナ情勢などの影響で、南米ペルーでは燃料と食料の価格が急騰し抗議する市民の一部が暴徒化した。政府は非常事態宣言を出し、外出を禁止するなど、異例の事態となっている。

 ペルーではガソリンや小麦の価格が急騰していて、これに耐えかねた市民が大規模なデモを行いました。これまでに4人が死亡していて、カスティジョ大統領は首都リマなどに非常事態宣言を発令し、市民に対して5日から無期限の外出禁止を命じた。

 ペルーは南米の中でも堅調な経済成長をみせていたが、新型コロナの影響でインフレに陥り、そこにウクライナ侵攻による物価高が追い打ちをかけた状態となっている。(ANNニュース)

https://news.yahoo.co.jp/articles/c812bd3851279850e66890324d69aec29ade826e

33taro:2022/04/08(金) 05:10:49
ペルーで物価高騰に抗議デモ ロシア経済制裁の余波

【ニューヨーク=平田雄介】南米ペルーで物価高騰に対する抗議デモが全国に広がり、警官隊との衝突などで6日までに5人が死亡した。カスティジョ大統領は同国史上2度目となる30年ぶりの外出禁止令を一時発令したが、反発した市民が複数の役所になだれ込むなど混乱が広がり、半日ほどで打ち切った。

物価高騰はウクライナに侵攻したロシアに対する経済制裁の影響によるものでウクライナ危機の余波が南米に及んでいる。

ロイター通信によると、ペルーでは最近2週間で燃料や肥料、食料品が値上がりした。昨年の大統領選でカスティジョ氏を支えた地方の庶民の暮らしが打撃を受け、トラック運転手や農民らが抗議に加わり、各地で幹線道路の通行を妨げた。

南部イカでは4日、高速道路の料金所が放火され、デモ隊が警官隊と衝突。同日夜、カスティジョ氏は「全ての国民の基本的権利を守る」として首都リマを対象に、5日に限定した外出禁止令を出したが、議会側との会合を経て5日午後には解除した。


ペルー政府が外出禁止令を出したのは、フジモリ元大統領が1992年に騒乱を鎮めるため、憲法を停止し、国会を閉鎖した「自主クーデター」以来。

https://www.sankei.com/article/20220407-24INGGSPPRIPZMFYYWZDSSNSOU/

34taro:2022/04/08(金) 05:13:39
マラドーナの「神の手ゴール」のユニホームが競売に、推定落札価格は6.5億円

(CNN) サッカー界の伝説的なスター、ディエゴ・マラドーナさんが1986年のワールドカップ(W杯)準々決勝のイングランド戦で着用していたユニホームが競売にかけられることが7日までに分かった。この試合でマラドーナさんはいわゆる「神の手」によるゴールと相手守備陣5人を次々と抜き去って決めた「世紀の5人抜きゴール」の両方を記録している。ユニホームの落札価格は400万ポンド(約6億5000万円)を超えると推定される。

当該の青いユニホームは元イングランド代表のミッドフィルダー、スティーブ・ホッジさんが所有していた。ホッジさんは試合後にマラドーナさんとユニホームを交換した。試合は2―1でアルゼンチンが勝利した。

試合中、ホッジさんが意図せず浮かせたボールにマラドーナさんが反応したことで、有名な「神の手」ゴールが生まれていた。

「『神の手』ゴールはスポーツ史上においてのみならず、20世紀の歴史の中でも本当に唯一無二の瞬間だった」。オークションを手掛ける予定のサザビーズで、ストリートウェアなどの部門を統括するブラーム・ウェヒター氏はそう語る。

「ゴールが生まれたのはフォークランド紛争後間もない時期で、その影響はフットボール界をはるかに越えるものがあった。関連する書籍や映画、ドキュメンタリーが制作され、今やマラドーナはフットボール史上最高の選手として語り継がれている。そしてこの試合こそが、彼の伝説を作るのに一役買っている」(ウェヒター氏)

同氏は同じ試合でマラドーナが決めた5人抜きのゴールにも言及。「『世紀のゴール』は、個人技によって決めたものとしては史上最も偉大なゴールの一つと広く認識されている」と付け加えた。

試合に使用されたユニホームとしてこれまで競売で最も高い値が付いたのは、ベーブ・ルースが身に着けたヤンキースのユニホーム。落札価格は564万ドル(約7億円)だった。

マラドーナさんの当該のユニホームが競売にかけられるのは初めて。過去には英イングランド・マンチェスターにあるナショナル・フットボール・ミュージアムで展示されたことがある。

ホッジさんは、35年以上ユニホームを所有していたことを誇りに思うとし、「史上最も偉大で卓越したフットボール選手の一人と対戦できたのは全く名誉なことだった」と振り返った。

そのうえで、新たな所有者も世界的なシンボルとなっているユニホームを所有できることを大変誇らしく思うだろうと語った。

ユニホームの競売期間は今月20日から来月4日まで。期間中はロンドンのサザビーズで展示もされる予定だ。

https://www.cnn.co.jp/showbiz/35185993.html

35taro:2022/04/09(土) 05:05:13
鳴き声を楽しむ 視覚障害者の野鳥観察 コロンビア

【4月8日 AFP】コロンビア・カリ(Cali)地方の森の中で、視覚障害のある人々が野鳥観察を楽しんでいる。現地の協会が主催するプロジェクトで、参加者はさまざまな鳥の鳴き声を聞き、知ることができる。

 観察時に参加者たちの助けとなるのは、あらゆる鳥の鳴き声を認識できる音声ガイドだ。観察前にはプラスチックでできた数種類の鳥のレプリカに触れ、どんな鳴き声を聞けるのかイメージを膨らませている。森に入ると、餌の入った小さな皿を目当てに鳥たちが集まってくる。

 国立アレクサンダー・フォン・フンボルト生物資源研究所(Alexander von Humbolt Biological Resources Research Institute)によると、約1900種の鳥がいるとされるコロンビアは、世界的に見ても野鳥観察が盛んな国だ。

 映像は2月に取材したもの。(c)AFPBB News

https://news.yahoo.co.jp/articles/7a1d9655caf479ff80b1bfc29e47ef7b9f82dfe4

36taro:2022/04/10(日) 04:52:27
救助のコンドルを再野生化 絶滅に歯止めを チリ・アンデス

【4月9日 AFP】南米チリで、死の淵から救助された2羽の幼いコンドルが自然に返された。アンデス(Andes)山脈を象徴するこの猛禽(もうきん)類は個体数が減少しており、再野生化は種を維持するために極めて重要だ。

 プマリン(Pumalin)とリキーネ(Liquine)と名付けられた2羽は、14か月のリハビリを経て2月上旬、チリ南端のパタゴニア国立公園(Patagonian National Park)で解き放たれた。渓谷を見下ろす崖の上でおりから出されると岩棚までよちよちと歩き、大きな翼を広げて飛び立っていった。

 アンデスコンドルは国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種レッドリストで「危急種」に指定されており、一羽一羽が希少な存在だ。 

「今日は大きな節目でした」。チリ再野生化財団(Rewilding Chile Foundation)のディレクター、クリスティアン・サウセド(Christian Saucedo)氏がAFPに語った。「とても複雑なプロセスです…捕らわれの身で生きるはずだった個体を(自然に)返したのです」

 IUCNによれば、野生に残っているアンデスコンドルは7000羽に満たないという。

■人による「迫害」

 最大の脅威は「直接的、間接的な人による迫害」だとIUCNは訴える。

 コンドルの保護団体「マンクプロジェクト(Manku Project)」のドミニク・デュラン(Dominic Duran)氏は「最大の脅威は、家畜を食い荒らすピューマや野犬を駆除するために人が仕掛けた毒餌です」とAFPに語った。

 腐食動物のコンドルは、毒餌を食べて死んだこうした動物の死骸をむさぼることがあり、多い時には30羽ほどが一斉に死んでしまうと同氏は説明する。

 さらに狩猟や、埋め立てごみのずさんな管理が原因の中毒、餌となる野生動物の個体数減少なども脅威だ。

 プマリンとリキーネの2羽を救助した財団は、米国人慈善家ダグラス・トンプキンス(Douglas Tompkins)氏の遺産だ。1990年、同氏は自然保護を目的に8000平方キロの私有地をチリとアルゼンチンに寄贈した。

 この土地に設置されたパタゴニア国立公園には現在、チリ国内のアンデスコンドルのうち推定70%が生息している。南米最大の個体群だ。

 雄のプマリンは1年以上前、大嵐の中で飛べなくなった状態で発見された。一方、雌のリキーネは一度リハビリを受けた後、再度悪戦苦闘しているところを救助された。

 2羽はこれから「コンドル社会のおきてを学ばなくてはなりません」と再野生化財団のサウセド氏。翼に埋め込んだ無線機で、野生復帰の進捗(しんちょく)状況を監視すると語った。(c)AFP/Pablo COZZAGLIO/Alberto PENA

https://www.afpbb.com/articles/-/3396654?cx_part=common_focus

37taro:2022/04/10(日) 04:54:45
フジモリ氏恩赦不履行を、と米州人権裁 釈放遠のく

米州人権裁判所(本部コスタリカ)はペルー政府に対し、服役中のアルベルト・フジモリ元大統領(83)にペルーの憲法裁判所が認めた人道的恩赦を履行すべきでないとの決定を出した。ペルー政府は同人権裁の判断に従うとしており、フジモリ氏の釈放は遠のいた。

フジモリ氏は在任中に左翼ゲリラと間違えられた市民らが軍に殺害された事件で、禁錮25年の判決が確定して服役中。ペルーの憲法裁判所は3月17日、元大統領への人身保護請求を承認。2017年にフジモリ氏に与えられ、18年に最高裁が取り消した恩赦の回復を認め釈放を可能にする判断を出した。

一方で事件の遺族らが米州人権裁に釈放を阻止する仮処分を求め、人権裁は3月30日にフジモリ氏の釈放を一時差し止めていた。

(共同)

https://www.sankei.com/article/20220409-MBSBCDDHA5NJ7HVCM643VOLAO4/

38taro:2022/04/10(日) 05:04:01
アマゾン奥地の先住民族と軍が衝突 4人が死亡 原因はWiFi

 先住民族とベネズエラ軍がWiFi(ワイファイ)の使用を巡って争いになり、軍が発砲――。そんな事件が3月、ブラジルとの国境近くにあるアマゾンの村で起こった。先住民族側の4人が死

 米ワシントン・ポスト紙などの報道によると、3月20日、ブラジルとの国境付近にあるベネズエラ南部パリマで、ヤノマミ族の集団がベネズエラ軍の基地を訪問した。ヤノマミ族と軍はこの一帯でWiFiを共同使用する約束を結んでいたが、ルーターを持つ軍が無断でWiFiのパスワードを変更したことで、抗議しに行ったという。その後言い争いになり、軍が発砲。ヤノマミ族の4人が死亡した。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/0bd9bcc79b86e5469d5733b793f01c30c05b7795

39taro:2022/04/12(火) 05:13:24
【瞬間】車故障か踏切に…列車と激突 アルゼンチン

 南米アルゼンチン・ブエノスアイレス州の踏切です。

 1台の車が線路に差し掛かった、次の瞬間、右から列車が猛スピードで入ってきました。

 車は、列車に引きずられるように、数メートルにわたって押し出されます。

 さらに、車の外に出た運転手の男性も宙を舞い、ガードレールにぶつかりながら、線路の外に投げ出されてしまいました。

 事故当時、車の中には、男性の妻と子ども3人の合わせて4人が取り残されていましたが、奇跡的に男性を含め全員、軽いけがで済んだということです。

 地元警察は、車の故障が原因だったとみて、捜査しています。

(「グッド!モーニング」2022年4月11日放送分より)

https://news.yahoo.co.jp/articles/af5c2ee2e8601369a1e6d6734c44c437f9046d65

40taro:2022/04/13(水) 05:16:51
警察が密輸業者を摘発、オセロットなど動物1000匹以上保護 コロンビア

南米コロンビアの警察は11日、オセロットやヘビ、鳥、カメ、ヒトデ、タランチュラなどの動物1000匹以上を密輸業者から保護したと発表した。

闇市場での取引価格は合計で、およそ1億2500万円以上になるという。また密輸業者ら21人を逮捕した。

コロンビアは世界で最も生物多様性に富んだ国の1つだが、希少生物の密輸が後を絶たず、警察が今年救出した動物はすでに約6000匹に達している。

(ナレーションなし)

https://news.yahoo.co.jp/articles/a54e3bc68b33105c542cebc27a3a80bbeced1f03

41taro:2022/04/13(水) 05:17:35
チリ首都サンティアゴ、異例の輪番計画断水へ 干ばつが13年連続

[サンティアゴ 11日 ロイター] - チリの当局者は11日、異例な13年連続の干ばつが予想されるとして、首都サンティアゴで輪番の計画断水を実施すると発表した。同市の人口は約600万人。

サンティアゴの主要取水源となっている2つの河川の水位などに基づき、12日間か6日間か4日間の断水を発令。最大24時間ずつ、地区を変えて実施する。その前に緑から始まって赤に至る4段階の色分けで警報を広報。最初は給水量を制限し、最終的に輪番の給水停止に移行する。

クラウディオ・オレゴ市長は記者会見で、サンティアゴの歴史で初めての措置だと強調。全市民が深刻な干ばつに備える必要があると説明した。

チリ政府によると、同国の取水能力は過去30年で大きく落ち込んでおり、2060年までに北部や中部ではさらに50%減る恐れがある。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6de3fff430e3d5de0ddf8adaf950767130392db8

42taro:2022/04/13(水) 05:18:49
チリ人元交際相手に禁錮28年 日本人留学生不明事件

チリ人の元交際相手に、禁錮28年の判決が言い渡された。

この事件は、フランス東部のブザンソンに留学していた黒崎愛海さんが、2016年に行方不明になったもの。

フランスの裁判所は12日、殺人の罪に問われていた元交際相手でチリ人のニコラス・セペダ被告に、禁錮28年の判決を言い渡した。

検察側は、セペダ被告が黒崎さんと破局したあとに、別の男性と交際した黒崎さんを一方的にねたんだ計画的な犯行だと指摘し、死刑のないフランスで最も重い終身刑を求刑していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/33ff06cd15b869bf191c1acc7a877624819222ab

43taro:2022/04/15(金) 06:18:43
元コロンビア代表MFリンコン氏死去、55歳 母国で交通事故

【4月14日 AFP】サッカー元コロンビア代表MFで、交通事故で重体になっていたフレディ・リンコン(Freddy Rincon)氏が、13日に亡くなった。55歳。搬送先の病院が発表した。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)やイタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)でもプレーしたリンコン氏は11日、コロンビア西部カリ(Cali)で乗っていた乗用車とバスが衝突する事故に遭い、重傷を負っていた。

その後は3時間近い手術を受け、集中治療室(ICU)に移されていたが、この日死去した。搬送先の病院が「最善を尽くしたものの、フレディ・エウゼビオ・リンコン・バレンシア氏は本日亡くなった」と発表した。

 南西部の港町ブエナベントゥラ(Buenaventura)出身のリンコン氏は、現役時代「コロッサス」の愛称で知られた。

 1990年のW杯(World Cup)ではコロンビア代表の中心選手として活躍し、キャリアの大半をパルメイラス(Palmeiras)などブラジルのクラブでプレー。2000年にはコリンチャンス(Corinthians)でクラブ世界選手権(FIFA Club World Championship、クラブW杯<FIFA Club World Cup>)を制した。(c)AFP

https://www.afpbb.com/articles/-/3400293?cx_part=top_topstory&cx_position=5

44taro:2022/04/16(土) 04:50:31
コロンビアで妻殺害の男が米国に逃亡、27年後に逮捕 FBI

(CNN) 米当局は15日までに、自分の妻を1994年に殺害した後、コロンビアから米国へ逃亡していた男を逮捕した。米連邦捜査局(FBI)が明らかにした。

ウィリアム・エルナンド・ウスマアコスタ容疑者(61)は13日、マサチューセッツ州で逮捕された。当局によると95年に米国へ不法入国した後、偽名を使って同州ベルモントに住んでいたという。

FBIは容疑者について、家庭内暴力(DV)の結果として妻を射殺、次いで止めに入ろうとした娘も撃ったと発表した。その後コロンビアから出国し、国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)に指名手配されたという。

96年、ウスマアコスタ容疑者はコロンビア裁判所での欠席裁判で殺人罪などにより禁錮45年の有罪判決を受けた。その後新たな量刑の指針に基づき、刑期は28年6カ月に短縮された。FBIが報道向けの発表で明らかにした。

FBIボストン支局の特別捜査官は2020年6月から容疑者の情報をつかみ、居場所の特定を進めていた。自宅の近くへ仕事に向かうところを逮捕したが、容疑者が抵抗することはなかったという。

ウスマアコスタ容疑者は逮捕後、米移民税関捜査局(ICE)に移送された。ICEは不法入国に関する裁判を行うことを通達している。

FBIによればウスマアコスタ容疑者は1998年に米国市民と結婚し、合法的に永住権を取得していた。

https://www.cnn.co.jp/usa/35186371-2.html

45taro:2022/04/16(土) 05:02:18
アルゼンチン、穀物トラック運転手ストが終結

[ブエノスアイレス 14日 ロイター] - アルゼンチンで11日から穀物輸送トラック運転手が燃料高に見合う貨物運賃引き上げを求め、ストライキ入りしていた問題で、運転手組織が14日夜、スト終結に同意した。運輸省が明らかにした。

運転手組織と政府の交渉は13日、物別れに終わっていた。

関係筋によると、20%の運賃引き上げとストの即時停止で合意が成立した。

アルゼンチンでは、穀物の85%近くがトラックで港に運ばれており、輸出が滞る恐れがあった。

アルゼンチンの3月のインフレ率は前月比6.7%。前年比では55.1%に達した。

運転手組織は、燃料不足にも不満を示していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d1e140fca7f3c5dc7634cc264dbb8af7e29e1e2d

46taro:2022/04/18(月) 04:42:56
世界屈指の生物多様性を誇るヤスニ国立公園、エクアドル

 南米エクアドル東部にあるヤスニ国立公園は、1989年にユネスコ生物圏保護区に指定された。約1万平方キロメートルの公園には、マホガニー、グアバ、アンスリウム、ヤシ、そして鮮やかな緑色のシダなどの植物が自生している。

 ヤスニ国立公園における森林伐採に対しては、アマゾン熱帯雨林の世界的な重要性を認識するフランスの主導により、反対運動が行われている。また、同国立公園は、フランスが資金提供する「TerrAmaz」プログラムの5つのパイロット地区のうち、最初の地区でもある。TerrAmazは、2020年後半から始まった4年計画のプログラムで、ブラジル、コロンビア、エクアドル、ペルーにまたがるアマゾン熱帯雨林の生物多様性を守りつつ、サステナブル(持続可能)な開発を支援する活動が行われている。

 ヤスニ国立公園は地球上で最も生物多様性に富んだ場所の一つだと考えられていて、アリクイ、カピバラ、ナマケモノ、クモザル、そして600種ほどのカラフルな鳥など、実にさまざまな生物が生息している。公園をはさむように流れるナポ川とクラライ川では、謎の生物と言われ、絶滅の危機に瀕しているアマゾンカワイルカを見ることもできる。

 また、ヤスニ国立公園は、ワオラニ先住民グループに属するタガエリ族やタロメナニ族が暮らす場所でもある。彼らは孤立した生活を送ることを選び、手造りのカヌーで川を行き来している。「ナポ・ワイルドライフ・センター」などの旅行業者が、先住民たちに利益をもたらすサステナブルなエコツーリズム・モデルに基づいたツアーや宿泊を提供している。

文=カレン・アルファロ(ナショナル ジオグラフィック トラベラー ラテンアメリカ版)/訳=鈴木和博

https://news.yahoo.co.jp/articles/ae266af05c556ee273b315c9504ebdc801a8ac94

47taro:2022/04/19(火) 05:13:26
フジモリ元大統領また入院心疾患、容体は安定

ペルーのフジモリ元大統領(83)が17日、心疾患で服役中の拘置施設から首都リマ郊外の国立病院に緊急搬送され、その後リマ市内の病院に転院した。容体は安定に向かっているという。同国メディアが報じた。

フジモリ氏は3月にも心拍数に異常が生じ約10日間入院していた。

フジモリ氏を巡っては憲法裁判所が3月17日、過去の人道的恩赦を回復し釈放を可能とする判断を出したが、米州人権裁判所(本部コスタリカ)が今月、ペルー政府は恩赦を履行すべきでないとの決定を出し、釈放が遠のいていた。長女のケイコ氏(46)は17日、人権裁の判断がフジモリ氏の体調に「間違いなく悪影響を及ぼしている」と非難した。(共同)



https://www.sankei.com/article/20220418-BAYJ7CTSMRKXHF236FHZORI65M/

48taro:2022/04/20(水) 05:01:39
風化する記憶、公邸跡は今も更地=ペルー日本大使公邸占拠事件


ペルー

 【リマ時事】南米ペルーの首都リマで1996年12月に発生した左翼ゲリラ「トゥパク・アマル革命運動(MRTA)」による127日間にわたった日本大使公邸占拠事件は、97年4月の終結から間もなく25年を迎える。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a1e04a3ebb3fc485eb4a6ecc1f1107ed97b1c857

49taro:2022/04/21(木) 05:05:55
【アルゼンチン】列車と接触 女性がホームから転落

アルゼンチン・ブエノスアイレスの駅のホームで撮影されたのは、おぼつかない足取りの女性です。ホームに入ってきた列車に近づくと、列車に接触。そのまま倒れ込んで、ホームとの隙間に落ちてしまいました。

あまりの光景に居合わせた人は目を覆います。

その後、警備員らが女性を救出しました。女性はぐったりとしていますが、自分で体を動かしています。

ロイター通信によると、女性は気を失っていて、病院で治療を受けたということですが、命に別条はないということです。
(2022年4月19日放送「news every.」より)

https://www.youtube.com/watch?v=y2Gp1SApPuo

50taro:2022/04/21(木) 05:14:53
“神の手”マラドーナ氏が伝説の試合で着用のユニフォームがオークション

サッカー・元アルゼンチン代表の故マラドーナ氏が「神の手」でゴールを決めた際に着ていたユニフォームのオークションが始まり、初日は日本円で6億6000万円の値がついています。


20日、オークション会社サザビーズのホームページに登場したサッカーのユニフォーム。2年前に亡くなった元アルゼンチン代表、マラドーナ氏が1986年のサッカー・ワールドカップメキシコ大会で着ていたものです。

この大会、マラドーナ氏が手でゴールを決めた「神の手」や「5人抜きドリブル」といった名場面で知られ、当時着ていたユニフォームはこれまで博物館に展示されていました。

オークションは来月4日までオンラインで行われ、その間、実物はサザビーズで展示されるということですが、初日の時点で400万ポンド、日本円でおよそ6億6000万円の値がついていて、最終的にどれだけの高値で落札されるのか注目されています。

TBSテレビ

https://news.yahoo.co.jp/articles/2dfbac297275cbfeb50b2a558994aa7af0b8ee58

51taro:2022/04/21(木) 05:16:10
殺し屋がホームレス妊婦殺害、赤ちゃん連れ去り コロンビア

【AFP=時事】南米コロンビアの首都ボゴタ近郊ソアチャ(Soacha)で先週、ホームレスの妊婦が殺害され、おなかの中の赤ちゃんを連れ去られる事件があった。最近流産した女が、4000ドル(約51万円)で殺し屋の男に依頼したとされる。

 女性は妊娠37週で、出産を間近に控えていた。ソアチャのフアン・カルロス・サルダリアガ(Juan Carlos Saldarriaga)市長によると、食料を渡すとして、農村部に誘い出されたとみられる。

 赤ちゃんは無事で、国が保護している。依頼主の女は逮捕されたが、殺し屋は逃走を続けている。【翻訳編集】 AFPBB News

https://news.yahoo.co.jp/articles/9506d461b7efa851fb465ebda2fc1e35bfed0803

52taro:2022/04/22(金) 04:56:41
ペルー日本大使公邸事件25年 貧困や格差の構造、今も変わらず

 最大600人以上が4カ月間人質に取られた南米ペルーの日本大使公邸占拠事件の解決から22日で25年になる。事件の背景にあった貧困や格差の問題はその後も解消されず、ペルー社会は今、新たな混乱の渦中にある。

 「鶏のむね肉やもも肉も、調理用ガスも買えない」

 首都リマのスラム街の一つ、ビジャ・マリア・デル・トリウンフォ地区。住民有志でつくる炊き出し団体の代表、レオナルダ・アラニアさん(47)は毎日新聞の電話取材にため息をついた。以前はコメやマメの煮込みなどを毎日用意できたが、現在はより安く作れる鶏の皮や骨、野菜が入ったスープのみの日が週3日に増えた。「物価が上がり、栄養のある食事を作れなくなっている」

 ペルーは食料品や燃料の国際価格の上昇などによるインフレに悩まされている。ロシアによるウクライナ侵攻の影響でさらに物価が高騰。国家統計情報局によると、リマ首都圏の3月のインフレ率は前年同月比6・82%と、中央銀行の目標上限である3%を10カ月連続で超えた。インフレは特に、労働者の約75%を占める非正規雇用の庶民を直撃している。

 苦境にあえぐトラック運転手や農業従事者らは3月末ごろから、国道を封鎖するなどのデモを展開した。リマではデモ隊の一部が暴徒化し、警官隊と衝突。4月6日までに少なくとも6人が死亡した。4月中旬以降は大規模なデモは起きていないが、政府は国道を対象に30日間の非常事態宣言を出し、集会の自由を制限するなど警戒を続ける。

 デモの原因には政治への不満もある。ペルーでは近年、汚職疑惑などで大統領が相次いで交代している。2016年以降に就任した5人目の大統領となる急進左派のカスティジョ氏も21年7月の就任以来、すでに3度、内閣が総辞職。公共工事を巡る汚職などの疑惑も浮上する。地元紙レプブリカの今年3月の世論調査によると、支持率は24%で、不支持率は68%。5年の任期を全うできるか疑問視する声も出ている。

 1996年に発生した日本大使公邸占拠事件も、80年代のハイパーインフレに伴う経済、社会の混乱が遠因となった。

 事件を起こした左翼ゲリラ「トゥパク・アマル革命運動」(MRTA)は83年ごろ、貧富の差が拡大し、社会不安が高まる中で結成された。別の左翼ゲリラ「センデロ・ルミノソ」(スペイン語で「輝く道」)と並びテロを頻発させ、80年代以降に推定7万人が犠牲になったとされる。90年に誕生した日系2世のアルベルト・フジモリ大統領はインフレを抑え込み、新自由主義政策を推進して経済を回復基調に乗せた。左翼ゲリラの掃討作戦も主導してテロを沈静化させ、95年に再選を果たす。

 だが、社会が安定に向かうかに見えた状況下で事件は起きた。ペルー・カトリック大のダビド・スルモント教授(政治学)は「当時、MRTAはセンデロ・ルミノソと同様、既に弱体化しており、事件が最後の目立った活動だった」と指摘した上で、「フジモリ政権下で取り残された貧困層の支持を得て再起を図ることが、MRTAの目的だった」と分析する。日本大使公邸が狙われたのは、フジモリ政権に対する日本政府の多額の援助が国民全体に行き渡っておらず、格差が拡大したとMRTAが見ていたことが理由とされる。

53taro:2022/04/22(金) 04:56:53
 結果的に、軍特殊部隊による人質救出作戦が成功したことで、国民に支持されたのはフジモリ氏だった。スルモント氏は「作戦は世界的に評価され、フジモリ氏の政権基盤は強化された」と語る。

 一方で、事件後も格差は残った。3選を狙うフジモリ氏の政策から貧困対策は抜け落ち、以降の歴代政権も新自由主義路線を踏襲。00年代には中国の経済成長に伴いペルーの主要産品である銅の需要が伸び、高い経済成長を遂げたが、効果的な再分配政策は打ち出されなかった。

 調査会社イプソスによると、21年の世帯収入別の割合は、平均月収1万2647ソル(約43万6600円)の層が1%、同6135ソルの層が9%、1242〜3184ソルの層が90%。それぞれ1%、4%、95%だった03年と比べても、低収入層が圧倒的に多い状況は変わっていない。

 日本大使公邸占拠事件で5日間、人質となった京都大の村上勇介教授(ラテンアメリカ政治)は「ペルーでは伝統的に各政党が支持者らとの利害関係で動く傾向が強い」と指摘した上で、「どの政権も自分たちの利益を優先し、社会全体に還元しようという考えに至らないことが、貧困と格差の問題が改善されない大きな原因だ」と強調する。

 フジモリ氏は00年に連続3選を果たしたが、側近の野党買収疑惑が発覚して失脚。10年には大統領在任中の軍による市民虐殺事件に関与したとして禁錮25年の判決が確定し、収監された。18年1月に高齢や病気を理由とした恩赦で釈放されたが、9カ月後に恩赦が取り消され、再び収監された。スルモント氏は「フジモリ氏は強い指導力を発揮したが、今では人権侵害などのイメージが強く、強権的な政治家と見られている」と話す。

 在ペルー日本大使館によると、事件の舞台となった日本大使公邸は解体され、現在も更地のままになっている。米国務省が01年にMRTAの外国テロ組織の指定を解除するなど、左翼ゲリラは退潮した。だが、村上氏は「格差と貧困の構造を根本的に変えなければ、反政府武装組織が再び台頭する恐れがある」と警鐘を鳴らす。【サンパウロ中村聡也】

 ◇ペルー日本大使公邸占拠事件

 1996年12月17日夜に発生。左翼ゲリラ「トゥパク・アマル革命運動(MRTA)」の武装グループ14人が、天皇誕生日を祝うパーティー中だった首都リマの日本大使公邸を襲撃。600人を人質に立てこもり、服役中の仲間の釈放を求めた。フジモリ政権は要求を拒否し、事件は長期化。97年4月22日、軍特殊部隊がひそかに掘った複数のトンネルを使って公邸に突入し、人質として残っていた72人のうち、日本人24人を含む71人を救出した。MRTA側は14人全員が射殺された。

https://news.yahoo.co.jp/articles/56cd59fac650992d1b96f679b728d9d8173b9b33

54taro:2022/04/23(土) 05:09:42
リンコン氏で4人目、悲劇の最期迎えたコロンビア「黄金世代」

【4月21日 AFP】交通事故が原因で13日に死去したサッカー元コロンビア代表MFのフレディ・リンコン(Freddy Rincon)氏。これで、ショッキングな形でこの世を去った1990年代前半のコロンビアサッカー「黄金世代」は4人となった。

 リンコン氏の前には、DFのアンドレス・エスコバル(Andres Escobar)氏とFWのアルベイロ・ウスリアガ(Albeiro Usuriaga)氏がそれぞれ1994年と2004年に射殺され、2002年にはMFのエルマン・ガビリア(Herman Gaviria)氏が練習中に落雷に遭って命を落とした。



 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)やイタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)でもプレーしたリンコン氏は、コロンビア西部カリ(Cali)で乗っていた乗用車とバスが衝突する事故に遭い、55歳で死去した。16日には葬儀が執り行われ、多くの人がその死を悼んだ。

 同氏を含めたコロンビア最初の黄金世代は、1990年のW杯(World Cup)イタリア大会で28年ぶりの本大会出場を果たし、4年後の米国大会でも予選を突破した。1993年秋にはアルゼンチンを5-0で粉砕し、優勝候補の一角との呼び声も高かった。

 ところが結果はグループステージ敗退。その失敗がエスコバル氏の悲劇につながった。非の打ち所がない振る舞いから「紳士」の愛称で呼ばれたエスコバル氏は、母国に戻ってから数日後、メデジン(Medellin)のバーを出たところで麻薬の売人に撃たれ、27歳の若さで亡くなった。

 動機はエスコバル氏がW杯でオウンゴールを献上したことへの報復とみられており、コロンビアの敗戦で多額を賭けていたカルテルが大きな損失を被ったとのうわさが広まった。当時のメデジンでは、麻薬取引をめぐる暴力が横行していた。

 2004年2月には、当時37歳のウスリアガ氏が、カリの自宅近くにあるナイトクラブで銃弾7発を浴び、命を落とした。当局は痴情のもつれと断定した。

 ガビリア氏は32歳のとき、所属していたデポルティボ・カリ(Deportivo Cali)での練習中に雷に打たれて死亡した。

 黄金世代の他の面々も、波乱の人生を歩んでいる。

 現在55歳になる守護神のレネ・イギータ(Rene Higuita)氏は、女性誘拐事件で身柄の解放に関わり違法に金銭を受け取ったとして、1993年末から1994年1月にかけて投獄された。しかしその後、潔白が証明された。

 リンコン氏もおりの中での生活を経験しており、2007年にパナマの要請で逮捕された。パナマは当時、薬物関連のマネーロンダリング(資金洗浄)に関わった疑いでリンコン氏を捜査していた。リンコン氏はブラジルで収監されたが、数か月後に釈放されて無罪となった。

 アメリカ・デ・カリ(America de Cali)でリンコン氏とチームメートだったアントニー・デ・アビラ(Anthony de Avila)氏も、麻薬取引の罪で昨年末からイタリアで収監されている。(c)AFP

https://www.afpbb.com/articles/-/3401151?cx_part=common_focus

55taro:2022/04/24(日) 04:47:17
ペルー日本大使公邸占拠事件、解決25年で式典

ペルーの日本大使公邸占拠事件の解決から25年を迎えた22日、首都リマの陸軍施設にある公邸の原寸大レプリカの前で軍主催の記念式典が行われ、出席したカスティジョ大統領らが犠牲者を追悼した。

式典には片山和之・駐ペルー日本大使や人質となった元軍関係者ら、救出作戦に参加した軍特殊部隊メンバーも出席。カスティジョ氏はあいさつで、救出作戦の成功が「全ての国民の記憶に残る画期的な出来事であり、世界で最も成功した作戦の一つに携わった国軍に深く感謝する」と述べた。

事件は1996年12月、武装した左翼ゲリラ、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)の14人が天皇誕生日の祝宴中だった公邸を占拠。軍特殊部隊が97年4月22日、地下に掘ったトンネルから急襲して人質71人を救出したが、人質1人と隊員2人、ゲリラ全員が死亡した。

公邸のレプリカは事件発生後に軍が建設し、人質救出訓練を実施。現在は事件を紹介する博物館として公開されている。(共同)

https://www.sankei.com/article/20220423-47JJ2N72PJIWLLQLGD4SH4DBMQ/

56taro:2022/04/27(水) 05:03:50
コロンビア、屋内マスク義務を来月から一部撤廃 非常事態は延長

[ボゴタ 25日 ロイター] - コロンビアのドゥケ大統領は25日、5月1日から屋内でのマスク着用義務を一部撤廃すると発表した。輸送機関や医療施設、学校での着用義務は継続する。

保健省によると、国内の新型コロナウイルス感染者は累計で600万人余り、死者は13万9778人。現在治療中の患者は3000人弱。

ドゥケ大統領は「5月1日から屋内でのマスク着用義務を撤廃する」と述べたが、介護施設、病院や診療所、公共輸送機関、教育施設の屋内部分での着用義務は継続すると説明した。

また、規制緩和が可能なのはワクチン接種完了率が人口の少なくとも70%、追加接種(ブースター接種)の完了率が少なくとも40%に達している自治体に限ると述べた。

コロンビアへの渡航者については、ワクチン接種が完了していない場合、到着72時間前のPCR検査または同48時間前の抗原検査で陰性を証明する義務があるとした。

5月1日以降、バーやレストラン、大規模イベントでワクチン接種証明書を提示する義務を撤廃。一方、2020年に発動された衛生非常事態宣言期間は6月末までさらに2カ月延長されるという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2a9edd4ac2864978d8538cce52ed1696461adcfa

57taro:2022/04/28(木) 05:14:59
航空管制官の給与は大統領より高額?ペルーで賃上げスト、批判が殺到

 南米ペルーで航空管制官らが賃上げを求めてストライキを起こしたが、給与が超高額だったことから、逆に批判を浴びている。管制官の最高額の給与は、大統領給与の数倍にも達するという。

 現地メディアによると、空港で航空機に指示を出す航空管制官の労働組合が14日、賃上げや職場環境の改善などを求めてストを起こした。人員が少ないため、時には24時間勤務となる長時間労働の是正も求めた。

 だが、ペルーの有名番組「プント・フィナル」が24日、管制官の給与額を暴露した。管制官の月収は約1万ソル(約34万円)だが、最高で6万ソル(約200万円)に達するという。長時間労働による残業代やボーナス代などを加えた額だが、中央銀行総裁(4万2千ソル)や大統領(1万6千ソル)よりも高額になることもあるとした。

 CEICデータ社によると、ペルーの平均月収は1638ソル。SNS上では「ストは労働者の権利を乱用しているし、国のイメージを悪化させる」「自分も管制官になりたい」「我々は組合の被害者だ」などと、組合を批判する声が多く投稿された。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4f446ace0dd9fa6cf3ca425d321dea39983faf3f

58taro:2022/04/29(金) 05:14:45
南米コロンビアの川でくさい泡が大量発生、風にあおられ一部が町に到達

南米コロンビアの首都ボゴタ近郊の川で不快なにおいがする泡が大量に発生し、一部が川沿いの町にまで押し寄せて住民を悩ませている。

地元当局によるとバルシラス川に浮かぶこの泡は、川に廃棄される洗剤が原因だという。近隣の住民は、泡は単なる石鹸とは違い腐食性があり、地域に深刻な影響を与えていると訴えている。

地元の商店主ルイス・ロメロさんは泡が出てくるたびに、不快なにおいで客足が遠のくと不満を漏らす。
「健康への影響が問題だ。泡はあらゆるものに影響する。例えばドアに付着すると、全体が腐ってしまう。近所で売っている食べ物にどれだけ悪いことか」

また住民のガルソンさんは泡の出現以来、健康が悪化したと証言。
「肺の調子が悪くなった。吸入器を使わなければならない」

https://news.yahoo.co.jp/articles/85fe7f71547a7997d7e6fee153c5b912e0b04b90

59taro:2022/05/01(日) 04:44:34
【今日の1枚】晴れ舞台はマストの上、ペルーで海軍演習

【AFP=時事】ペルー・リマ湾(Lima Bay)を航行するペルー海軍の4本マストの練習帆船「BAPウニオン(Union)」。ペルーの他、ブラジル、エクアドル、ウルグアイの帆船が参加する海軍イベント「ベラス・ラティーノアメリカ(Velas Latinoamerica)2022」に参加する。【翻訳編集】 AFPBB News

https://news.yahoo.co.jp/articles/150222393ef4befc576baed2f4b83b8ec2cf5b39

60taro:2022/05/03(火) 04:49:10
「コロンビアが新訓練機に韓国製選択…6億ドルの輸出迫る」

韓国型軽攻撃機FA50のコロンビア向け輸出契約が差し迫ったことがわかった。米国の軍事専門メディア「ディフェンスニュース」とスペインの「インフォデフェンサ」などによると、コロンビア空軍は新型訓練機事業の機種として韓国航空宇宙産業(KAI)の高等訓練機T50とFA50を事実上確定した。コロンビア空軍は40年以上にわたり運用してきた訓練機A37Bの代替機をめぐり、KAIのT50とFA50、イタリアのアレーニア・アエルマッキのM346をめぐり天秤にかけてきた。

ディフェンスニュースはコロンビア空軍が契約関連交渉について否定したが、匿名の消息筋はコロンビア政府が空軍のT50・FA50選定を承認したと明らかにした。コロンビア空軍が保有するイスラエル製戦闘機のクフィルが退役した後の戦力空白まで埋めようとした契約だ。

輸出規模はT50とFA50を混ぜて最小20機、6億ドル規模とディフェンスニュースは伝えた。インフォデフェンサは韓国が契約締結の見返りとして哨戒艦とヘリコプターの供与を提案したと報道した。

T50は最高速度マッハ1.5の高等訓練機だ。FA50はT50を基盤に作られた軽攻撃機だ。20ミリメートル機関砲を装備し、空対空・空対地ミサイルと爆弾を搭載できる。契約が決まればコロンビアはインドネシア(22機)、フィリピン(12機)、イラク(24機)、タイ(14機)に次いで6番目のT50・FA50輸出対象国になる。

コロンビアは韓国戦争(朝鮮戦争)当時1個大隊を派兵した国連軍参戦国だ。韓国は2012年に艦対艦ミサイル「ヘソン」をコロンビアに輸出し、海軍で退役した哨戒艦「安養(アンヤン)」と「益山(イクサン)」を供与した。KAIのFA50はマレーシアの軽攻撃機・訓練機事業にも参加している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4ae62ea6db560198de552d253fe2229b7630f753

61taro:2022/05/04(水) 04:34:45
アングル:「緑」が贅沢品に、長期の干ばつでチリ首都の景観一変

[サンティアゴ 26日 ロイター] - チリの首都サンティアゴ。この街では、芝生が貴重な贅沢品になりつつある。10年にわたって干ばつが続き、市当局が水の使用を制限する緊急措置を導入せざるをえなくなったからだ。当局や造園業者は、青々と葉を茂らせる植物を乾燥に強い品種に植え替えている。

アンデス山系に位置し、銅と食料の一大産地であるチリは、今年で13年目という長期の干ばつに見舞われている。そして、約600万人が暮らすサンティアゴの変貌は、乾燥化と気候変動に適応せざるをえない現状を浮き彫りにしている。

市内の高所得層向け地区で緑地管理部門を担当するバレンシア・ベガ氏は、「サンティアゴで行われている造園作業は、何年も前に地中海性気候に合わせて組み立てたものだ。今では半砂漠気候だ。かつてのように水を無駄づかいすることはできない」と、説明する。

今月初め、チリは首都に給水制限計画を発表した。500年近くに及ぶサンティアゴの歴史で初めてのことだ。計画は、水圧制限に始まり輪番制の部分断水に至る4段階の警報システムとなっている。

ベガ氏が担当する地区では、地方自治体が、これまで緑地だった一般の道路や幹線道路脇のスペースを、ほとんど水を消費せず点滴かんがいで育つ植物を中心とした持続可能な庭園に変えていく計画を立てている。

「これまでの造園手法に比べて、水の消費量を約90%節約できる」とベガ氏は言う。

市内には格差もある。富裕層が暮らす地域では緑豊かな草地や葉を茂らせた並木道もあるが、それ以外の地区ではそうした風景はめったに見られない。とはいえ、在来種の植生の活用や、水の無駄遣いを減らす新しいかんがい手法の採用といった変化はどの地区でも取り入れている。

経済学を専攻するアラチェリー・ロドリゲスさん(26)は、サンティアゴ北西部の低・中所得地域であるプダウエルで暮らしている。

「私が暮らしているあたりでは、近所に公園も緑地もない。水をやらないといけないようなものはほとんどない」とロドリゲスさん。「水を無駄遣いしないようにしている。私たちには自制心がある」

<雨の多いロンドンではない>

チリ大学で水管理を研究するロドリゴ・フュスター氏は、アンデス山脈付近の気候が乾燥化し、降雨や降雪の減少に伴ってサンティアゴ市内に流入する川の水量も減ったため、市民らは水の使い方を改める必要に迫られた、と説明する。

「水の消費量を減らす余地はたくさんある」とフュスター氏。「サンティアゴのように気候の乾燥化が進んでいる都市では、芝生のために水を使うことは受け入れがたい。ここはロンドンではないのだから」

サンティアゴの都市公園にはマイポ川とマポチョ川から運河で水を引いているが、水量は平年の8割減だ。公園の管理担当者は、漏水箇所を修理し、かんがいシステムを更新し、在来種を中心とした乾燥気候への適性が高い樹木の森を育てている。

都市公園の副園長であるエデュアルド・ビヤロボス氏は、「干ばつはあらゆる人に打撃を与えている」と語り、水を節約するために日常的な習慣における「パラダイムシフト」が求められている、と指摘する。

ビヤロボス氏によれば、公園や市内の各所で合計5ヘクタールの芝生が廃止されたという。これによって、1回の給水サイクル当たり30万リットルの水が節約されている。

こうした変化に対して、住民の賛否は分かれている。新たに導入された景観は岩山同然だという人もいれば、これもまた時間が経てば美しくなるという意見もある。

ディナ・ロブレスさんの自宅の庭は持続可能性を考えて作られている。ある午後に訪れると、庭は低木や色彩豊かな花々で埋まり、穂をつけた背の低い草が午後の微風に揺れていた。近くの植物からはミントやローズマリーの香りが漂ってきた。

「近所の人は、花が咲くと思ったのに石ころばかりと言って植え替えを嘆いていた」とロブレスさんは笑いながら言う。自宅近くの植物が花を咲かせるまでには3カ月かかったと言う。

「ようやく、紫や青の色合いの花が一斉に花開いた。とても美しい」

(Natalia A. Ramos Miranda記者、翻訳:エァクレーレン)

https://news.yahoo.co.jp/articles/0bce2a776f6c1cf00f0a1102d0b35565e888f381

62taro:2022/05/05(木) 06:33:44
マラドーナ氏「神の手」ユニに11億円 スポーツ競売で最高額
【5月5日AFP】サッカー元アルゼンチン代表のレジェンド、故ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏が1986年W杯メキシコ大会(1986 World Cup)のイングランド戦で「神の手ゴール」を決めた際に着用していたユニホームが、スポーツ関連の品として史上最高額の714万2500ポンド(約11億6000万円)で落札された。競売大手サザビーズ(Sotheby’s)が4日、発表した。

 競売は先月20日に始まり、4日朝に終了。サザビーズによると、7人による入札があった。同社は「競売史上、最も注目を集めたサッカーユニホームとも言える」としている。

 このユニホームは元イングランド代表のスティーブ・ホッジ(Steve Hodge)氏が所有していたもの。同氏は86年のW杯で、イングランドがアルゼンチンに敗れた準々決勝後、マラドーナ氏とユニホームを交換したとされる。

 だがマラドーナ氏の娘は競売に先立ち、ユニホームはマラドーナ氏がゴールを決めた後半ではなく、得点の生まれなかった前半に着ていたものだと主張。これに対しサザビーズは、ユニホームは本物だと反論していた。(c)AFP

https://www.afpbb.com/articles/-/3403290?cx_part=top_topstory&cx_position=5

63taro:2022/05/07(土) 04:40:01
ラテンアメリカの左派政権続出は不安要因か
https://news.yahoo.co.jp/articles/ecc06eaa783d7a98941120139748f8f84d4eea88

 ラテンアメリカにおいて左派政権の成立が続くことによる地域の左傾化の現象を、「ピンク・タイド」と称する。「共産化」するほど過激ではないことからレッドではなくピンクという表現を用いている。

 1999年のベネズエラでのチャベス政権の成立後、2000年にチリのラゴス政権、02年にブラジルのルーラ政権、05年にボリビアのモラレス政権、06年にエクアドルのコレア政権と続々と左派系政権が成立し、「ピンク・タイド」と呼ばれた。

 その後、チリ、ブラジル、ボリビア、エクアドルでは右派政権が成立し、振り子は右に揺れ戻した。しかし、18年のメキシコでのロぺス・オブラドール(通称AMLO)政権の成立後、19年にアルゼンチンのフェルナンデス政権、20年にボリビアのアルセ政権、21年にペルーのカスティージョ政権、今年、ホンジュラスのカストロ政権、チリのボリッチ政権と再び左派政権が続々と成立し、更に、コロンビアでは5月、ブラジルでは10月の大統領選挙でそれぞれ左派候補のペトロ及びルーラの当選が有力視されており、一見、新たな「ピンク・タイド」が押し寄せているようにも見える。

 元メキシコ外務大臣のカスタニェーダは、Project Syndicateのサイトに4月8日付けで掲載された論説‘Latin America’s New Pink Tide?’において、現在の左派指導者を、
(1)キューバ、ニカラグア、ベネズエラの独裁的指導者
(2)アルゼンチンのフェルナンデス、チリのボリッチ、大統領復帰が有力視されるブラジルのルーラ等の社会民主主義指導者
(3)メキシコのロペス・オブラドール、コロンビアの有力大統領候補ペトロ、ペルーのカスティージョ等を国家主義や民族主義に基づくポピュリスト指導者
として、3つのカテゴリーに分類している。そして、これら左派政権指導者の間には実質的な違いがあり、その違いは、その類似性よりも重要であるので最近の左傾化は「ピンク・タイド」ではなく、このような多様性はラテンアメリカにとって幸運なことだと結論付けている。

 論点は、左派政権の続出という状況を、地域や世界の政治バランスに影響を与える重要なパラダイムシフトと認識すべきか否かであろう。かつての「ピンク・タイド」においては、チャベスが反米と社会主義の過激なレトリックでリーダーシップを発揮し、ブッシュ政権の全米自由貿易協定構想を粉砕し、当時のブラジルやアルゼンチンなども同調して、11年には米国から自立した地域統合を目指す、「ラテンアメリカ・カリブ共同体(CELAC)」が正式に発足するなど地域情勢に大きな影響を与えた。

 最近の左派政権の間には、正にカスタニェーダが指摘するように、多様性ともいえる大きな相違があり、また政策的に分裂しており、反米姿勢と言ってもその程度には大きな差があることから共通点とも言い難く、地域情勢に大きな影響を与えることが懸念されるものともならないであろう。

 例えば、国連緊急特別総会のウクライナ問題に関するロシア非難決議とロシアの人権理事会資格停止決議については、同じ左派政権の間でその投票行動は明確に分裂している。アルゼンチン、ペルー、ホンジュラスは全てに賛成しており、恐らくチリのボリッチ政権も同様の立場であろう。

64taro:2022/05/07(土) 04:41:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/ecc06eaa783d7a98941120139748f8f84d4eea88?page=2

 メキシコは、後者の決議には棄権し、ブラジルのルーラ候補もBRICSの関係等から恐らく同じ立場(現政権と同様)を取るのではないかと推測される。キューバ、ニカラグア、ボリビアは、ロシア非難決議に棄権、人権理事会資格停止決議には反対した(ベネズエラは分担金未払いで投票権停止中)。

 アルゼンチンやチリの左派はニカラグア政府の人権侵害を非難しており、その人権重視の姿勢は、独裁化への歯止めとなるものとして評価できると考える。

必要な選挙介入と強権化への注視
 問題は、今後、政権維持のため選挙介入を行い、議会で絶対多数を取れば強権化していく可能性のある政権が無い訳ではなく、中国やロシアが影響力を強めている状況の下で、国によっては、地域の安定を損ねる動きや独裁のトロイカに取り込まれるような懸念があることであろう。独善的な傾向を強めるAMLOのメキシコやペトロが大統領となった場合のコロンビアの外交政策は要注意と思われる。

 このような傾向への懸念は、エルサルバドルやブラジルのボルソナーロなど右派のポピュリスト政権にも存在する。したがって、ピンク・タイド現象が無いとしても、また、政治的多様性がラテンアメリカにとって幸運だとしても、この地域の情勢に安心できるわけではない。

岡崎研究所

65taro:2022/05/11(水) 05:21:58
エクアドル北部の刑務所で暴動、死者43人

(CNN) 南米エクアドルの国家警察によると、同国北部にある最重警備の刑務所で犯罪組織のメンバー同士が衝突して暴動を起こし、少なくとも43人が死亡、13人が負傷した。

同指揮官が9日の記者会見で語ったところによると、けが人の多くは重傷で、死者数はさらに増える恐れがある。少なくとも112人の受刑者は再拘束された。

刑務所は首都キトの西約150キロに位置する更生施設の一角に設けられている。

内務省によれば、当局はすでに刑務所の秩序を回復した。この過程で警官1人が負傷した。警察によると、受刑者らから自動小銃と拳銃各4丁と手投げ弾4発が押収された。

ラソ大統領はツイッター上で遺族らに弔意を表し、「犯罪組織の暴力がもたらす不運な結果」だと述べた。

エクアドルでは昨年9月に西部グアヤキルのリトラル刑務所で自動小銃や手投げ弾を使った衝突が起き、118人が死亡してから、全国の刑務所に非常事態宣言が出ている。当局によると、刑務所内の暴力による死者は昨年1年間で300人を超えた。

同国は南米から米国、アジアへ向かうコカイン密輸の拠点となっていて、縄張りをめぐる犯罪組織の抗争が絶えず、刑務所もその舞台となっている。

受刑者の過密問題も深刻で、リトラル刑務所には5000人の定員に対し、9000人以上が収容されていた。当局は昨年10月、刑務所のスペースを確保するためとして、受刑者のうち高齢者や女性、障害者らを含む数千人を対象とする恩赦の計画を発表した

https://news.yahoo.co.jp/articles/c2dda2e5f7ad16c965183b3a54b90c0745b1f6a1

66taro:2022/05/12(木) 04:42:54
パラグアイ著名検事、射殺される コロンビアで新婚旅行中

南米パラグアイで組織犯罪捜査などで知られていたマルセロ・ペチ検事が10日、新婚旅行中のコロンビア北部カルタヘナ近くの島で何者かに撃たれ死亡した。国内外のメディアが報じた。

妊娠中の妻とホテルのプライベートビーチにいたところ、水上バイクに乗った2人組に撃たれて死亡した。妻は無事。コロンビアのメディアは犯罪組織による犯行との見方を伝え、捜査にコロンビアとパラグアイのほか米国も加わると伝えた。

パラグアイのアブド・ベニテス大統領はツイッターで「ひきょうな殺害」と非難し「組織犯罪との闘いを一層強化する」と述べた。

検事は麻薬犯罪やマネーロンダリング(資金洗浄)の捜査を手がけていた。2020年にサッカー元ブラジル代表のロナウジーニョ氏が偽造パスポートでパラグアイに入国し逮捕された際も担当だった。(共同)

https://www.sankei.com/article/20220511-BQMMGAVLJFNCXLOB5IE5RGFTJE/

67taro:2022/05/12(木) 04:50:12
マフィア担当のパラグアイ検察官、新婚旅行中に射殺 「卑劣な暗殺」と大統領

南米パラグアイで犯罪組織と闘ってきたことで知られる検察官が10日、新婚旅行先のコロンビアで射殺された。パラグアイのマリオ・アブド・ベニテス大統領は、「卑劣な殺人」だと述べた。

殺害されたのはパラグアイの有名な反マフィア検察官、マルセロ・ペッチ氏(45)。コロンビアののどかな観光地バル島のビーチにいたところを、2人組に撃たれたという。

銃撃の数時間前には、ペッチ氏の妻がインスタグラムで、妊娠したことを発表していた。

妻でジャーナリストのクラウディア・アギレラ氏によると、ペッチ氏が撃たれる前、プライベートビーチで男2人に声をかけられたという。ペッチ氏は何の脅迫も受けていなかったと、アギレラ氏は述べた。

「男2人がマルセロを襲った。彼らは小さなボートかジェットスキーに乗ってやって来たと思うが、実のところ、良く見えなかった」と、アギレラ氏はコロンビア紙エル・ティエンポに語った。

1人が降りてきて、「何も言わずにマルセロに向けて2度発砲した。1発は顔に、もう1発は背中に命中した」という。

夫妻が滞在していたデカメロン・ホテルは、「暗殺者がビーチにやってきて(中略)宿泊客の1人を襲い、殺害した」との声明を出した。

「マフィアの典型的な」攻撃
パラグアイの検察官でペッチ氏の同僚のアウグスト・サラス氏は、「(麻薬)マフィアの典型的な」攻撃だと思われるとし、「そうではないことが証明されるまで、私はそのように考える」と述べたと、AFP通信は伝えた。

殺害現場にはコロンビア警察のトップとパラグアイの捜査官が向かった。コロンビア国家警察のホルヘ・ルイス・バルガス本部長は、アメリカからも捜査で支援を受ける予定だと述べた。

ペッチ氏は組織犯罪や麻薬取引、マネーロンダリング(資金洗浄)、テロ資金調達を専門としていた。

2020年には、パラグアイの偽造パスポートを使ってパラグアイに入国しようとして逮捕された、サッカー元ブラジル代表のロナウジーニョ氏の事件を担当した。

パラグアイのベニテス大統領は、「コロンビアでマルセロ・ペッチ検察官が卑劣な方法で暗殺され、パラグアイの全国民が悲しんでいる」とツイートした。

「我々はこの悲劇的な出来事を最も強い言葉で非難する。組織犯罪との闘いにおける我々の取り組みを倍増させていく」

(英語記事 Anti-mafia prosecutor killed on honeymoon)

https://www.bbc.com/japanese/61403304

68taro:2022/05/15(日) 04:49:08
《コロンビア》南米初、自死介助を合法化=本人による致死薬服用を認可=支援する医師の責任を免除

 ラテンアメリカで初めて、コロンビアの司法は12日、医師による自死介助(自殺幇助)を非犯罪化した。コロンビアの憲法裁判所が可決した法案により、医師は裁判に訴えられることなく患者の自死を助けることができるようになった。裁判所は「激しい苦痛や深刻な病気を患い、自分の人生を自由に決定する人を助ける医師は、憲法の範囲内で行動できる」と決定した。12日付ブラジル国内紙やサイトが報じた。
 コロンビアでは既に医師が致死薬を患者の体内に注入できる安楽死が合法化されているが、この判決により、患者本人が医師から処方された致死薬を服用して自殺する自死介助が認められる。
 これまでは刑法により、患者本人が病気で自死を決心したとしても、自殺を助けた人は懲役12〜36カ月の罰を科せられた。憲法裁判所は賛成6票、反対3票で、刑法のこの条項を廃止した。
 コロンビアでは1997年に終末期患者に限定した安楽死が非犯罪化された。2021年7月からはさらに、終末期でなくとも、肉体的・精神的に激しい苦痛に襲われている患者にも容認された。
 安楽死と自死介助の違いは「基本的に誰が薬を投与するか」という点だ。安楽死の場合は医療の専門家が致死薬を投与し、自死介助の場合は他人が提供する薬を患者自身が投与する。
 ラテンアメリカでは唯一、安楽死を合法化する世界でも数少ない国の一つであるにも関わらず、コロンビアの法律は今まで、人生の終末期に自死を決心した人を誘導または支援した人を罰していた。
判決では「医師の監督下で、厳格な規定のもとに自死介助を行うことは犯罪ではない」としており、「身体的傷害または重篤な不治の病による激しい身体的または精神的苦痛」のある人々にのみ自死介助が許可される。
 安楽死にも同じ条件が必要だが、これは原則として末期の病気にある患者のためで、昨年、同じ裁判によって規制が緩和された。規定に従わない者は、最高で9年間の懲役に処せられる。
 裁判所の判決にもかかわらず、コロンビアで安楽死を求めている患者は、実行する責任側の病院に障壁があることを非難する。近年では、筋萎縮性側索硬化症のマルタ・セプルベダさんが、まだ生存の「高い可能性」があるという理由で、医療委員会によって安楽死が土壇場でキャンセルされた。彼女は決定に異議を唱え、最終的に安楽死した。
 裁判所は12日の判決の中で、「依然として存在する障壁を取り除く」ために「尊厳をもって死ぬ権利」を法制化するよう議会に求めた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c5cb14de8306b52e15e95e966a07ad1255a039f0

69taro:2022/05/16(月) 04:59:17
国防相宅に強盗 犯罪増、民政復帰後最悪 チリ

 【サンティアゴAFP時事】チリ当局は14日、サンティアゴ市内でフェルナンデス国防相の自宅に強盗が押し入り、息子が殴られ、夫が脅迫される被害に遭ったと公表した。

 国防相自身は不在だった。フェルナンデス氏は、1973年のクーデターで死亡したアジェンデ元大統領の孫娘として知られている。

 強盗事件があったのは13日夜。警察は「現金のほか、車も盗まれた」と発表した。容疑者は捕まっていない。

 サンティアゴでは同じ夜、ボリッチ大統領の公用車が強奪される事件も起きた。最近の犯罪増加は「1990年の民政復帰後、最悪」と言われている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4ee817cf7a2d040f7e5dd51b293c127a38582f3e

70taro:2022/05/19(木) 04:20:58
ベネズエラ大統領、野党と対話再開へ 米の制裁緩和受け=関係筋

[カラカス/ワシントン 17日 ロイター] - ベネズエラのマドゥロ大統領が、米国が支持する野党側との協議再開を発表する見通しであることが分かった。米政府が対ベネズエラ制裁の一部緩和に動いたことが背景にある。米政府当局者やその他の関係者が明らかにした。

バイデン米政権は、ベネズエラで操業を続ける唯一の米石油会社シェブロンがマドゥロ政権と協議を再開することを一時的に認めた。ただ、同社に対する限定的な操業許可の更新の是非はまだ最終判断していない。

当局者の1人によると、米政府はさらに、国営ベネズエラ石油(PDVSA)の元幹部でシリア・フロレス大統領夫人のおいであるエリック・マルピカ氏を制裁対象リストから外す構え。

米政府は3月にここ数年で最も高位の代表団をベネズエラの首都カラカスに派遣し、マドゥロ大統領らと会談したばかり。ベネズエラ側は拘束していた米国人2人を釈放した。その後、米政府はベネズエラの野党陣営と協議した上で一連の措置を決めたという。

マドゥロ氏は昨年10月に停止したメキシコでの野党側との対話の再開にも前向きな姿勢を示した。両陣営は早ければ17日にも協議日程を設定するとみられる。野党指導者のグアイド氏を暫定大統領として承認した米国は、対ベネズエラ制裁を大幅に解除する可能性について、両陣営による交渉の進展次第との立場を示している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5dd195ad54ed909dedebf2122aa14e3aa61ed107

71taro:2022/05/19(木) 04:22:01
原油先物2%安、ベネズエラ産原油供給の観測で

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 17日の取引で、原油先物が約2%下落。一時7週間ぶりの高値を付ける場面もあったものの、米国が対ベネズエラ制裁を一部解除する可能性があるというニュースが材料視され、下げに転じた。

米国は経済制裁の一環として、ベネズエラ産原油の輸入を禁止している。ロイターは関係筋の情報として、バイデン米政権が早ければ17日にも、石油大手シェブロンによるベネズエラ政府との協議を認可する見通しと報じた。

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が、インフレが明らかに低下している証拠を確認するまでFRBは金融政策引き締めを続けると表明したことも、原油相場の下げに拍車をかけた。

清算値は、北海ブレント先物が2.31ドル(2%)安の1バレル=111.93ドル、米WTI先物が1.80ドル(1.6%)安の112.40ドル。

https://news.yahoo.co.jp/articles/abdb92c5b1724ecd5ccf9dd9c28c7212120f7d40

72taro:2022/05/20(金) 03:54:35
刑務所に運ぼうと? ハトが「大麻」所持 ペルー

南米・ペルーの刑務所で、水たまりの水を飲むために降り立ったハトが、少なくとも30グラムの大麻を所持していたことがわかりました。ハトが刑務所の内部に大麻を運ぼうとしていた可能性が浮上しています。

南米・ペルーの警察官が手に持っているのは1羽のハト。そのハトの首には“小さな荷物”がつり下げられています。実は、このハトが“ある事件”に関与した可能性があり、警察に捕獲されたのです。

ハトが、水たまりの水を飲むために刑務所に降り立った際、刑務所の職員が、テープで巻かれた小包の存在に気づきました。

警察によると、中に入っていたのは「大麻」で、ハトは少なくとも30グラムの大麻を所持していたということです。

警察当局
「現在、調査中ですが、ハトは刑務所の中に誘導されたものと思われます」

ハトは、刑務所の内部に大麻を運ぼうとしていた可能性が浮上していて、刑務所側は、大麻の出どころなどを調べるよう当局に求めています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5ca747dd59f2538a52f657914f2109cdec11a955

73taro:2022/05/22(日) 04:26:20
フジモリ元大統領が緊急入院 心不全で、4月に続き

 【サンパウロ共同】南米ペルーからの報道によると、フジモリ元大統領(83)が20日、心不全で服役中の拘置施設からリマの病院に緊急入院した。心肺蘇生などの治療が施されたという。フジモリ氏は4月にも心疾患で緊急入院し、5月初めに退院して拘置施設に戻っていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/44c3690bfc3c023c3540ccc5c67471188f06f1a0

74taro:2022/05/22(日) 04:27:18
【今日の1枚】さらば仮設キャンプよ コロンビア

【AFP=時事】コロンビアの首都ボゴタの公園に昨年つくられた仮設キャンプで遊ぶ先住民の少年。居住地をめぐる衝突で避難した先住民1000人以上が、ボゴタのシンボル的な公園を9月から占拠し劣悪な状況で暮らしていたが、ようやく政府との合意に達した。仮設キャンプはまもなく解体され、先住民らは近くにある別の場所に移った後、自らの土地に戻る。【翻訳編集】 AFPBB News

https://news.yahoo.co.jp/articles/b70ac45bc3e77a7147d27a2ec676920f727a7089

75taro:2022/05/24(火) 04:34:57
アルゼンチン、初のサル痘感染疑い例

[ブエノスアイレス 22日 ロイター] - アルゼンチンの保健当局は22日、ブエノスアイレスで「サル痘」の感染の疑いを確認したと明らかにした。

患者の容体は良好という。患者を隔離して検査を行っている。

世界保健機関(WHO)の21日の発表によると、サル痘は欧州、カナダ、米国、オーストラリアなどで92件の感染、28件の感染の疑いが確認されている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7ca1e0b40308bd3bf9d3f65ef645092bac9d3563

76taro:2022/05/24(火) 04:35:36
チリのイースター島、8月から観光客受け入れ再開へ

[サンティアゴ 20日 ロイター] - チリ政府は20日、沿岸から3200キロ超の沖合に位置し、世界遺産のモアイ像で知られる観光名所・イースター島について、8月から観光客受け入れを再開すると発表した。

同国経済省は声明で「8月1日から、(新型コロナウイルス感染状況に応じて週2・3便への)航空便増便、および観光の再開が認められる。実施条件は時宜を得た通知を伴う」と説明。感染発生に備え医療体制を改善するほか、感染流行の影響を受けている中小企業への補助金支給を行うとした。

2020年3月に感染流行が始まった際、島民は空港を占拠して本土からのフライトを阻止するなど観光客受け入れに抗議、アクセスが制限された。

https://news.yahoo.co.jp/articles/95d9f150f8f15a1b83267cf6a5814f487c7e2879

77taro:2022/05/28(土) 04:22:10
《“原初の森”殺戮のリアル》ヤノマミ族を脅かす国家ぐるみの違法金採掘、森での殺戮、女性への性暴力…「私たちは森で平和に暮らしたいだけ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8136bbf161021116209a94d287a7b24140ed153
《Wi-Fiを巡って4人が死亡、違法金鉱夫が少女を強姦致死》ヤノマミ族から「文明」が奪い続けているものと「Wi-Fiが必需品になったワケ」 から続く

 3月31日、南米アマゾンでベネズエラ軍と先住民族が、Wi-Fiをめぐって争い、先住民族4人が死亡したニュースが報じられた。

 この先住民族とは、アマゾンの密林で狩猟と採集をして暮らすヤノマミ族のことだ。2009年に放送されたNHKスペシャル「ヤノマミ 奥アマゾン 原初の森に生きる」のディレクターで、150日間彼らと同居した国分拓氏は 《Wi-Fiを巡って4人が死亡、違法金鉱夫が少女を強姦致死》ヤノマミ族から「文明」が奪い続けているものと「Wi-Fiが必需品になったワケ」 で、外界からの影響で文明化していくヤノマミ族について、こう語っている。

「私は、ただただ、複雑な気持ちになる」

 ヤノマミ族を蹂躙する「文明」の正体とは何者なのだろうか――。

◆◆◆

ヤノマミ族長老が絞り出すように言った「嫌いなもの」
 2008年にヤノマミ族の集落に同居したとき、長老のひとりに「嫌いなもの」を挙げてみてくれと頼んだことがある。悪い精霊の名前、彼らが忌避するもの(例えば「煙」)などがヤノマミの言葉で語られるのだろうと思った。

 だが、長老は予想に反する言葉を口にした。

「セリンゲイロ(ゴム採集人)、ファゼンデイロ(農園主)、マデレイロ(木材伐採人)、ペスカドール(漁民)、ガリンペイロ(鉱物採掘人)……」

 ヤノマミの言葉ではなかった。すべてポルトガル語。しかも、ヤノマミからすれば、森や川を越えてやってくる侵入者を言い表す言葉だった。

 中でも、ガリンペイロと口にしたときの表情が忘れられない。長老は、口を歪め、絞り出すような声音で、「ガリンペイロ」、と言った。

 先住民保護団体によれば、90年代にヤノマミ族保護区に侵入したガリンペイロは推定で2〜5万人。保護区に暮らすヤノマミ族の総数とほぼ同じか、それ以上である。

 その時代、ベネズエラ側では殺傷事件も起きている。1993年にはハシムーという集落で16人が殺されたのだ。私も、侵入の痕跡を見たことがある。1999年にブラジル側の保護区を飛び北部のスルクク集落と中部のホモシ集落を訪ねた際、森を削って作った違法の滑走路を眼下にいくつも見た。

 ブラジルの法律では先住民保護区に無許可で入ることはできない。当然、無断侵入も犯罪なら保護区での採掘も違法である。連邦警察が動いた。空からガリンペイロを探し出し、森から追い出そうとした。だが、見つかった金鉱山は数か所にとどまり、多くは警察のヘリの音を聞いて逃げたあとだった。警察が公開した映像には、唯一の成果と言えるガリンペイロの連行シーンが映っている。捕まったのはたったの3人。私の知る限り、大がかりな掃討作戦はその一度だけである。

78taro:2022/05/28(土) 04:23:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8136bbf161021116209a94d287a7b24140ed153?page=2
急増する「侵入者」と性暴力、その裏に見える「国家」

 20年が過ぎた。今再び、ヤノマミ族の保護区で「侵入者」が急増、凄惨な事件が頻発している。詳細は不明だが、ベネズエラではWi-Fiのパスワード変更に端を発した国軍による殺人事件が起き(3月20日)、背後にガリンペイロの存在が噂されている。ブラジル側でもガリンペイロから武器を渡された別の先住民がヤノマミ族の集落を襲った(4月11日)。

 ヤノマミ族の渉外団体であるHUTUKARA(ヤノマミの言葉で「天」を意味する)はすぐに声明を出し、ガリンペイロと何もしようとしない政府を激しく非難した。

 声明には保護区内での独自の調査結果も公表されている。それによれば、違法採掘は昨年より46%増加し、女性(少女も含む)に対する性暴力も起きているという。事実だとすれば、すぐに止めねばならない。少なくとも、信頼できる機関が早急に調査すべき事案である。

 だが、国家の腰は重い。取り締まりが強化されたという話は伝わってこない。そればかりか、私には、国家の側が侵入者に加担しているようにしか見えない。ブラジルでは、現職の大統領が――明らかに憲法違反にもかかわらず――先住民の土地を開発することの必要性を堂々と口にし続けているし、一部の報道では大統領と内外の多国籍企業との間で「開発」に関する話し合いも進んでいるという。

長老が知らない「ガリンペイロ」以外の存在
 無力感に苛まれる中、前述の長老の言葉を思った。確かに彼は、ガリンペイロを嫌っていた。しかし、長老は「ガリンペイロ」しか知らない。例えば、「ガリンペイロを運ぶ者」がいることを知らない。

 1999年に、保護区にガリンペイロを運んでいたパイロットを取材したことがある。どこに運んだのか、そこには何人ぐらいのガリンペイロがいたのか、集落との関係はどうだったのか。違法行為であるはずなのに、私の問いに対して男は臆することなく答えた。男は羽振りが良さそうだった。「運搬」で儲けたカネでロライマ州の州都ボア・ビスタにナイトクラブとラブホテルを所有しているのだという。

 別れ際、「店に来れば安くしとくぞ」と軽口を叩いたあと、半ば冗談半ば本気でこう言った。

「警察署長も州知事も、みな友人だ」

79taro:2022/05/28(土) 04:25:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8136bbf161021116209a94d287a7b24140ed153?page=3
 長老が知らないのは運ぶ者だけではない。パイロットが口にした警察署長も州知事も知らない。保護区での資源開発を画策する大統領も知らない。黄金に投資して儲けている人も知らないし、黄金で身を飾る人たちのことも知らない。長老はいつも通りに狩りに行き、そこで生き続け、侵入者だけを憎んでいた。

金の価格急騰で増える「森での殺戮」
 長老の認識をはるかに超えて、奪う側はより強大で巧妙になっている。分業化と効率化が進み、奪われた資源は世界中に運ばれ、加工され、瞬く間に商品となっている。今や、私たちはクリックひとつで容易く貴金属を買うことができる。

 だが、その資源はどのようにとられたのか、私たちは深く考えようとしない。ヤノマミとガリンペイロの血腥い抗争と24金のリングは中々結びつかない。たとえそれが森での殺戮の末にもたらされたものであったとしても、自分で手を下したわけではないから心も痛まない。

 現在、黄金の価格は急騰を続けている(この数年でグラム4000円が8000円になった)。おそらく、保護区に侵入するガリンペイロは、増えることはあっても減ることはないだろう。それだけではない。ガリンペイロが増えれば、ガリンペイロを運ぶ者や、黄金に投資する者や、黄金を貯め込む者や、黄金で身を飾る者も増えるだろう。そして、森の奥では先住民の土地が奪われ、汚され、病をうつされ、犯され、殺され続けるだろう。

 そう考えたとき、長老が口にしたガリンペイロという言葉は、果たして「ガリンペイロ」だけを意味するのだろうか、と思った。

「私たちは森で平和に暮らしたいだけ」
 彼らは末端の実行者に過ぎないのではないか。ヤノマミの長老が口にする「ガリンペイロ」とは、森で生きるヤノマミ以外の人間、すなわち「私たちの側の全員」、なのではないか。

 2008年の同居後、何人かの若者が集落を出た。HUTUKARAに常駐する者もいれば看護助手になった者もいた。彼らはFacebookのアカウントを持っていた。3年後にレスポンスが来るようなやり取りではあったが、頻発する事件をどう思っているのか、メッセンジャーで質問を送った。7人中2人から返信が来た。2人ともほぼ同じ言葉を綴っていた。

「私たちは森で平和に暮らしたいだけなのだ。勝手に入ってこないでほしい。これ以上、土地を奪わないでほしい」

 その通りだ、と返信しようとして手が止まった。彼らからすれば、私もまた、加害側の一部なのだ。どんな返事をしても嘘くさくて、今も書けないでいる。

国分 拓/Webオリジナル(特集班)

80taro:2022/05/29(日) 04:21:59
サル痘、中南米にも アルゼンチンで感染確認

 【サンパウロ時事】アルゼンチン保健省は27日、同国で初のサル痘感染者をPCR検査で確認したと発表した。

 ロイター通信によると、中南米での感染例は初。サル痘は天然痘に似た症状の感染症で、アフリカから北米や欧州諸国に広がりつつある。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/693656a08d1cdf66b3702bbd715468e6cf852c71

81taro:2022/05/31(火) 05:01:55
コロンビア親米路線に揺らぎか 大統領選、決選へ

【ニューヨーク=平田雄介】南米コロンビアで29日、大統領選が行われ、即日開票の結果、左右両派の反主流派2氏が6月19日の決選投票に進む波乱の展開となった。親米保守の現職後継候補は敗退した。首位になったのは、反米左派政権ベネズエラとの外交関係再開を掲げる元ゲリラの左派、グスタボ・ペトロ元ボゴタ市長(62)で、決選投票で勝利すれば、コロンビアの親米路線が変更される可能性がある。

選挙は現職、ドゥケ大統領の任期満了に伴うもの。当選に必要な過半数を得票した候補はなく、上位2候補が決選投票に進んだ。選挙管理当局の集計(開票率99・86%)によると、ペトロ氏は得票率40・33%。次点には右派のポピュリスト(大衆迎合主義者)で企業家のロドルフォ・エルナンデス氏(77)が28・16%でつけた。

コロンビアは米国にとって南米で最重要の同盟国とされるが、ドゥケ氏の支持基盤を引き継いだフェデリコ・グティエレス前メデジン市長(47)の得票率は23・89%にとどまった。

新型コロナウイルス禍に伴う経済的打撃やロシアによるウクライナ侵攻後の物価高に対する不満が既存政治への批判となって表れたとみられている。ペトロ、エルナンデス両氏はともに既存政治の主流派に属さない「アウトサイダー」で、両氏は決選投票に向けた支持率で競り合っている。

ペトロ氏は富裕層の金融所得に対する課税強化で税収を増やし、社会保障を充実させると訴え、選挙前の主な世論調査で首位を走ってきた。ペトロ氏率いる左派連立政党のパクト・イストリコも、今年3月の議会選でドゥケ政権への批判の受け皿となり、躍進した。

エルナンデス氏は奔放な言動から米国のトランプ前大統領に例えられる。支持率は最近1週間で急伸しており、グティエレス氏の伸び悩みを見た保守層の一部が左派政権誕生を阻止するために、エルナンデス氏の支持に回ったとの見方が出ている。


中南米では、新型コロナの感染が拡大した一昨年以降、生活苦などから政権に対する国民の批判が高まり、社会保障の充実や所得格差の縮小などを掲げる左派が支持される傾向が顕著になっている。ボリビアやペルー、ホンジュラス、チリで左派政権の誕生が相次ぎ、今年10月実施のブラジル大統領選でも元職左派のルラ氏が世論調査の支持率で現職右派のボルソナロ氏を上回っている。

https://www.sankei.com/article/20220530-Q7XXGIAGLBMWJGAXAXKHWLOG4Y/

82taro:2022/05/31(火) 05:17:16
コロンビア大統領選、左派ペトロ氏リード 実業家と決選投票へ

[ボゴタ 29日 ロイター] - 南米コロンビアで29日、ドゥケ大統領の任期満了に伴う大統領選が行われ、元ゲリラでボゴタ市長を務めた左派のグスタボ・ペトロ氏がトップに立ち、予想に反して2位に入った実業家ロドルフォ・エルナンデス氏と共に6月19日の決選投票に進むことになった。

開票率96.2%時点で、ペトロ氏の得票率は40.3%。エルナンデス氏は28.1%を獲得している。

62歳のペトロ氏は年金の再分配、公立大学の無償化、長年にわたる不平等の改革などを公約とし、一貫して支持率調査でリードしてきた。

また、左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」と2016年に交わした和平協定を完全に履行し、現在も活動を続ける別の左翼ゲリラ「民族解放軍(ELN)」との協議を模索すると約束。石油・ガスの新規開発を全て停止する政策も掲げる。

一方、エルナンデス氏は交流サイトを活用した選挙戦で、最後の2週間で支持率が上昇。役人の特権を廃止し、倹約型の政治を公約にしている。一方で、ブカラマンガ市長時代の汚職疑惑で捜査対象になっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3da4a5a9639412d1531fa3e0ce9091afadcb18b6

83taro:2022/05/31(火) 05:21:52
マスクなしで 「ピエロ・デー」のお祝いイベント開催 ペルー

感染状況が落ち着いてきたペルーでは、2006年から毎年行われていた「ピエロ・デー」のお祝いイベントが、パンデミック以降初めて開催されました。

   ◇

350万人以上が感染した南米ペルー。(感染者 358万51人 死者 21万3173人 米ジョンズ・ホプキンス大 30日午後5時時点)

首都のリマで25日、パンデミック以降初めて「ピエロ・デー」のお祝いイベントが行われました。AP通信によりますと、このイベントは2006年から毎年行われていたということです。

ペルーでは感染状況も落ち着いていて、ピエロたちはマスクなしでした。大勢の人々が見物に訪れました。中には、パンデミック中に亡くなった仲間のピエロを悼むピエロもいました。

「私たちはピエロに戻り、彼は安らかに眠れますように。彼にエールを!」

この2年間、仕事を失ったピエロたち。別の仕事をするなどして過ごしていたということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cbc6ef5f733a37a3cd8e027be948c99b3ffd5546

84taro:2022/06/01(水) 05:09:00
コロンビア大統領選、6月に決選投票実施

ボゴタ(CNN) 南米コロンビアで29日、大統領選の投票が行われ、いずれの候補者も得票率が50%に届かなかったことから、6月19日に決選投票が行われることになった。

開票率98%の時点で、左派で首都ボゴタの市長を務めた経験もあるグスタボ・ペトロ氏(62)が40%を超える得票で首位に立った。2番手には同28%で、ロドルフォ・エルナンデス氏(77)がつけた。右派のフェデリコ・グティエレス氏は同23%だった。

6月に行われる決選投票ではペトロ氏とエルナンデス氏が対決する。

投票所は29日夜に閉められたが大きな暴力沙汰や混乱などの報告はなかった。

コロンビアは、新型コロナウイルスの流行に伴う景気の低迷や社会不安、治安状況の悪化など厳しい状況に置かれている。

現職のドゥケ大統領の支持率は、警察への対応や不平等、組織的犯罪集団の衝突などにより低迷している。

https://www.cnn.co.jp/world/35188215.html

85taro:2022/06/01(水) 05:18:59
エルサレムに大使館設置へ スリナム

 【サンパウロ時事】イスラエルを訪問した南米スリナムのラムディン外相は30日、エルサレムに大使館を設置する方針を示した。

 イスラエルのラピド外相が会談後に明らかにした。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/674eb440bc3c9875c657dd98b257861345be2385

86taro:2022/06/04(土) 04:45:41
ペルー銅山の中国企業、約3000人解雇 先住民抗議で操業停止長期化

[リマ 2日 ロイター] - ペルーの世界最大級の銅鉱ラスバンバスを運営する中国資源大手MMG(五鉱資源)が、労働者約3000人を操業停止長期化の理由で解雇した。政府に対処を求めた労組代表の書簡をロイターが確認した。

ラスバンバス鉱山は、近隣のアンデスの先住民らが地元への利益配分を要求して抗議活動を展開。4月から一部活動家が銅鉱の敷地内に入って座り込みを継続し、操業が40日間以上、停止したままになっている。

書簡によると解雇された3000人は銅鉱へのサービス業務に従事する委託契約労働者で、ほかに数百人の直接雇用の鉱山労働者も解雇された。

首都リマなどでは2日朝、こうした鉱山労働者らが街頭で抗議デモを展開した。

MGMの開示文書によると、ペルーでの直接雇用は約2700人、第三者の会社を通じた委託契約は約6000人。

ペルーの急進左派カスティジョ政権はラスバンバス銅山の問題で先住民グループと会社側の仲裁を繰り返し試みているが成功していない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e06b54342e06357feee515c9d74307c01322e615

87taro:2022/06/05(日) 04:02:42
ピケとシャキーラさんが破局 コメント発表

【6月4日 AFP】(更新)サッカースペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するDFジェラール・ピケ(Gerard Pique)とコロンビア出身の人気歌手シャキーラ(Shakira)さんが4日、破局を発表した。

 二人は「別々の道を歩むと発表することになり残念。私たちの最優先である子どもたちの幸福のため、プライバシーを尊重していただきたい」とコメントを発表した。

二人は10年以上関係を持ち、2人の子どもをもうけていた。

 ピケはバルセロナで3度の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇を果たし、スペイン代表としても2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)と2012年の欧州選手権(UEFA Euro 2012)優勝を経験している。

 シャキーラさんは「Hips don't Lie」の楽曲などで知られる世界的歌手で、アルバムは計6000万枚以上の売り上げを誇る。(c)AFP

https://www.afpbb.com/articles/-/3408267?cx_part=top_latest

88taro:2022/06/06(月) 04:50:34
アングル:インフレ加速のアルゼンチン、仮想通貨が人気

[ブエノスアイレス 30日 ロイター] - アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの繁華街にあるカフェ「クリプトステーション」では、暗号資産(仮想通貨)相場をリアルタイム表示するスクリーンや「ビットコイン」の巨大なネオンサインに囲まれて、今どきの若者たちがカフェラテやスイーツを注文している。支払いも仮想通貨で行える。

アルゼンチンはインフレ率が足元で60%近くまで上昇し、倹約に努める市民は何年も続くつらいインフレから身を守るため、仮想通貨に引き込まれている。仮想通貨は最近相場が暴落し、ビットコインを法定通貨に採用した中米エルサルバドルでは問題が起きているが、お構いなしだ。

クリプトステーション創業者の1人のマウロ・リバーマンさん(39)は「人々は国の環境に駆り立てられて仮想通貨で財産を守ろうとしており、拡大スピードが加速している」と話した。この店舗は仮想通貨の利用促進を狙っているという。

仮想通貨は「中南米全域で成長の可能性がものすごく大きい」とリバーマンさん。アルゼンチンではユーザーの大半が貯蓄手段として購入しており、「雪崩のようで、止めるのは不可能だ」という。

アメリカス・マーケット・インテリジェンスの4月のリポートによると、アルゼンチンにおける仮想通貨の普及率は12%で、メキシコやブラジルの約2倍。最近のチェーンアナリシスのリポートによると、ハイパーインフレに悩むベネズエラは普及率がさらに高い。

<インフレが後押し>

アルゼンチンは通貨ペソが今年に入って対ドルで14%も下落し、信認が傷ついたことが仮想通貨普及の引き金になった。個人が購入できる米ドルに月200ドル(約2万5600円)の上限を設ける資本規制も仮想通貨の利用促進に拍車をかけている。

4月の年間インフレ率は58%に上昇し、年内に70%に達する可能性がある。テラUSDやテザーなどステーブルコイン(法定通貨の価値に連動する仮想通貨)の価格が下落し、ビットコインが1年4カ月ぶりの安値を付けるなど、仮想通貨はこのところ大きく値を下げているが、それでも魅力的なのはこの高いインフレ率が原因だ。

ブエノスアイレス州のIT専門家、ビクトール・レブレロさん(44)は、月200ドルの上限までペソをドルと交換した後は、余裕資金を毎月ステーブルコインとビットコインで貯蓄している。ペソ建ての定期預金はしていない。

「基本的にその方が失うものが少ないから」とレブレロさん。「アルゼンチンのインフレ率は60%から70%だけど、定期預金の金利は30%から35%だから追いつかない」

レモン・キャッシュやブエンビットなどアルゼンチンで業務展開している仮想通貨プラットフォーム運営会社によると、ユーザーの裾野は昨年急激に広がったという。

アルゼンチン中銀は不安定なデジタル通貨に投資するリスクを繰り返し警告しており、慎重な市民もいる。

自営業のコンピューター技術者、マルセロ・ビラさん(37)は、今のところビットコインとイーサリアムに少額を投資しているだけだ。「仮想通貨に投資するお金の割合を徐々に大きくしていく考えだ。でも仮想通貨市場を理解するまでは、それほど多くを振り向けられない」と話した。

一方、首都郊外の貧しいエスコバル地区出身のセバスチャン・カルソリオさん(23)は、仕事で使うパソコンの部品を再利用して組み立てた自作の仮想通貨「鉱山」を使い、貧困から抜け出そうとしている。

自宅のスクリーンには採掘(マイニング)の様子が映し出されていた。「修理してコンピューターに組み込んだ」とカルソリオさん。手始めがイーサリアム、次がビットコイン。おかげで土地を買い、学校に戻ることができた。

「貯蓄するのに良い方法だから採掘を続けていく」と語り、市中の交換所よりも有利なレートでペソと交換できると説明。「お金がないとき、採掘で何度も救われた」と話した。

(Hernan Nessi記者、Agustin Geist記者)

https://news.yahoo.co.jp/articles/1b0f92f1b8f5e7b6f5e6d131628cfbb1b41f3570

89taro:2022/06/09(木) 04:05:01
コロンビア沖で、数百年前のスペイン沈没船をさらに発見 水深900m探査

南米コロンビアの北部カタルヘナ市沖合で、数百年前に沈没したとみられるスペイン海軍の船2隻が新たに見つかった。1708年に英艦隊の攻撃で沈没したスペインのガレオン船(帆船)、「サンホセ号」の調査中に発見されたもの(ナレーションなし)。

南米コロンビア沖で新たに、2隻の歴史的沈没船を発見。1708年に英艦隊の攻撃で沈没し、2015年に発見されたサンホセ号をコロンビア海軍が調査中、新たに見つかったという。
スペイン海軍のサンホセ号には、数十億ドルの財宝が積まれていたとされる。
水中ロボットで水深900mまで探査し、金貨や食器類の撮影に成功。近くにあった沈没船2隻も発見できた。
コロンビアのドゥケ大統領
「さらに2隻の沈没船を発見した。1隻は植民地時代、もう1隻は予備分析の結果、共和国時代のものと判明。同様の沈没船がまだ十数隻あり、海軍が調査する予定だ」
2015年に発見されたサンホセ号の財宝の所有権は、数十年にわたり裁判で争われている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9b545dd9115e8d023bea11968c1614ebd1f20a0c

90taro:2022/06/09(木) 04:06:55
ナスカに新たな地上絵 植物か、長さ60メートル

【サンパウロ共同】南米ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」で知られる南部ナスカの丘陵地で7日までに、植物を描いたとみられる地上絵が新たに発見された。長さ約60メートル、幅約30メートルで、トウモロコシか、地元に自生するハマビシ科の植物を描いたものとみられる。地元メディアが報じた。

 考古学研究の学生が発見した。考古学者アルベルト・ウルバノ氏は「紀元前200年から西暦450年の間に発展したナスカ文化のもの」と考えられると指摘した。ハマビシ科の植物は、この時代のつぼなどにもよく描かれていたという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/39a432b9a859d5c78d3de5d0913de7d5cdac4058

91taro:2022/06/10(金) 11:58:51
カリブ海に約300年前の沈没船 “2.2兆円超”財宝が・・・所有権争い(2022年6月10日)

 辺り一面に散乱する、ツボや食器のようなもの。そして、中には、金貨のようなものまで確認できます。

 これは、1708年に沈んだとされる、スペイン王室の船「サンホセ号」の積み荷とみられています。

 この船には、金、銀、エメラルドなど、現在の価値で2兆2000億円を超える財宝が積まれていたとされます。さらに・・・。

 コロンビア イバン・ドゥケ大統領:「私たちは、新たに船舶2隻を発見しました」

 コロンビアのイバン・ドゥケ大統領によると、この近海で、新たに2隻の船を発見。さらに、同様の沈没船が他にもまだ十数隻あり、今後もコロンビアの海軍が調査する予定だという事です。

 サンホセ号の財産を巡っては、コロンビアやスペインをはじめ、多数の国が所有権を主張しています。

(「グッド!モーニング」2022年6月10日放送分より)

https://www.youtube.com/watch?v=cOYPvFXov80

92taro:2022/06/10(金) 12:25:49
ペルー中銀が0.5%利上げ、5.5%に 11会合連続

【サンパウロ=宮本英威】南米ペルーの中央銀行は9日開いた金融政策決定会合で、政策金利を0.5%引き上げて5.5%にすると発表した。利上げは11会合連続となった。食料品やエネルギーの価格上昇を受けて加速するインフレを抑える狙いがある。
2022年5月のリマ首都圏の消費者物価指数は前年同月比で8.09%上昇した。1998年5月(8.25%)以来の高い上昇率となった。中銀目標の上限(3%)を12カ月連続で上回っている。
中銀はこの日の声明で「インフレ率は7月から下落基調に入ると期待される」と指摘した。「インフレ率が目標範囲内に戻るのは来年の第2四半期から第3四半期の間になる」との判断は、前月と同じだった。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN100R50Q2A610C2000000/

93taro:2022/06/11(土) 05:20:50
ペルーのラスバンバス鉱山、先住民が抗議活動の一時停止で合意

[リマ 9日 ロイター] - ペルーの先住民グループは9日、世界最大級の銅鉱ラスバンバスでの抗議活動を一時停止することで合意した。

ラスバンバス鉱山は中国資源大手のMMG(五鉱資源)が運営。先住民らが地元への利益配分を要求して抗議活動を展開し、操業が50日以上、停止状態になっていた。

9日午後に署名された会合議事録によると、抗議活動を30日停止し、その間に先住民と鉱山側が交渉する。

鉱山は直ちに生産再開を目指す。ただ経営陣は、操業停止が長く続いたことからフル稼働に戻すには数日かかるとみている。

ラスバンバス鉱山はペルーの国内総生産(GDP)の1%に相当する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fcbdedeb74d8cfc5209b20e525f4b874bd563754

94taro:2022/06/12(日) 03:36:26
米州首脳会議でキューバなど排除、反発した8か国がボイコット…各国がアメリカ批判

 【ロサンゼルス=淵上隆悠】米ロサンゼルスで開かれている米州首脳会議は9日、各国首脳の討議が始まった。キューバなどを招待しなかった米国の対応が波紋を広げ、全35か国のうち8か国の首脳が会議をボイコットする異例の事態となっている。

 米国は今回、「独裁者は招かない」として、反米左派のキューバ、ベネズエラ、ニカラグアを排除した。これに反発したメキシコなど6か国と、米国の制裁を受けているエルサルバドル、グアテマラの首脳は参加を取りやめた。

 バイデン米大統領は、「民主主義国家が協働した時に発揮できる力を見せよう」と呼びかけたが、首脳らの反応は冷淡だった。ベリーズのジョン・ブリセニョ首相は、「米州首脳会議の力は、すべての国が対話し、統一行動に合意することにある」と苦言を呈し、アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領も、「ホスト国に参加国を選ぶ権利があるわけではない。多様性こそ民主主義を育む」と切り捨てた。

 米国は閉幕日の10日、移民問題での協力強化に向けた「ロサンゼルス宣言」の採択を目指している。だが、移民の出発地や経由地である中米諸国の首脳は軒並み不在で、実効性を問う声が上がっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cc1e87af46963df950bf4148479f7b8b24bbdf1f

95taro:2022/06/17(金) 05:28:43
コロンビア警察、イモに偽装したコカイン1.3トン押収 油圧プレスで成形

コロンビア警察は6月14日、イモに偽装したコカイン約1.3トンを押収した。油圧プレスで成形してイモに見せかけ、欧州の港に密輸しようとしていたが、「コンテナに賞味期限表示のない袋がある」との通報があり、偽装が発覚したという(ナレーションなし)。

コロンビアで塩酸コカイン約1.3トンが押収された。イモに見せかけるため油圧プレスで成形され、スペインやポルトガルなど、欧州の港に密輸されようとしていた。
コロンビア北部カルタヘナの港で、コンテナの中に賞味期限表示のない袋が見つかり、コカインの偽装が発覚したという。
コロンビア警察のリカルド・アラルコン氏
「約1.3トンの塩酸コカインが押収された。リスボンやバレンシアなど、欧州の港に出荷されようとしていた。
注目すべきなのは、密売人がコカインをイモや、(植物の)ユッカに偽装していた点だ。かなり独創的な密輸方法であり、密売人は油圧プレスでコカインをイモのように成形していた」

https://news.yahoo.co.jp/articles/f234a4094c1a7adea7a1f6c0d21a6e9c7d4dc21d

96taro:2022/06/17(金) 05:29:25
米州のコロナ感染者、先週は11%増 南米で拡大

[サンパウロ 15日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の米州事務局は15日、同地域における先週の新型コロナウイルス感染者数は前週比11%増の120万人だったと発表した。死者は4069人だった。

感染者の増加ペースが最も大きかったのは南米で、前週から20%増えた。一方、中米は感染者、死者とも32%減少した。前回6月1日の発表では、中米のコロナ関連死者が最も大幅に増えていた。

米国では入院患者が2%、集中治療室(ICU)収容者が4.2%増加した。

メキシコの感染者は71%増の3万1000人超。カリブ海地域では感染者が3.7%増加した一方、死者数は19%減少した。

事務局長は「米州では大半の人がワクチンを接種しており、医療が対応できている。それでも依然として未接種者も多く、入院や死亡のリスクが非常に高い」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0f8207cf04c419418dc383dfc273852ab332e7da

97taro:2022/06/18(土) 04:44:33
ネット公聴会に男性ストリッパーの映像、弁護士と検事が非難合戦 ペルー

ペルーで6月15日に生配信されていた、カスティジョ大統領の汚職疑惑に関するオンライン公聴会に、ブラジル人男性ストリッパーの動画が割り込んだ。弁護団のエスピノーサ氏のアカウントから流されたとみられるが、同氏はサイバー攻撃の被害を受けたとし、政府のシステムの脆弱さが原因だと述べた(ナレーションなし)。

ロハス検事
「スタジオから妨害があったようだ。弁護士からだ。
非常に示唆に富む映像を見せている。
なぜこうなったのか分からない」

ペルー大統領の汚職疑惑に関するオンライン公聴会に、男性ストリッパーの映像が割り込み、審理は混乱。
弁護側と検察側の非難合戦に。

大統領の弁護士、エスピノーサ氏
「ここからではない。『アシスタンス』が画面に表示されたことは別問題だ」
検事「私はただ読んでいるだけで……」
弁護士
「ここからの映像ではない。
専門家がそこにいるなら、どのメール
からの映像か確認してもらってくれ。
検察庁からかもしれない」

ロハス検事
「弁護側の提案を完全に拒否する」

https://news.yahoo.co.jp/articles/a8b89580bcd00cfac3e9aea76926862def2be054

98taro:2022/06/19(日) 04:19:12
コロンビア大統領選 左派と独立系、支持率拮抗 19日決選投票

 南米コロンビアで19日、大統領選の決選投票が行われる。1回目投票で首位となった元左翼ゲリラで左派のグスタボ・ペトロ元ボゴタ市長(62)と、2位の独立系候補の実業家、ロドルフォ・エルナンデス氏(77)が争う。右派などの伝統政党出身者が決選投票に残れないのは史上初めて。世論調査では両候補の支持率は拮抗(きっこう)しており、予断を許さない状況だ。

 選挙管理当局によると、6人が争った5月29日の1回目投票では、当選に必要な過半数に届いた候補はなく、ペトロ氏(40・32%)とエルナンデス氏(28・15%)の上位2人が決選投票に進んだ。世論調査会社インバメルによると、今月10日時点の支持率は、エルナンデス氏の48・2%に対し、ペトロ氏は47・2%。他の調査でも優劣に違いはあるが、僅差で競っている。

 主な争点は、経済政策と汚職だ。3度目の出馬となるペトロ氏は、貧富の格差是正を訴え、富裕層への増税や国による失業者の雇用などを主張。米国などと結ぶ自由貿易協定(FTA)については国内産業育成のために見直しを表明している。コロンビアは伝統的に保守派による親米路線が継承されてきたが、ペトロ氏が勝利すれば初の左派政権誕生となる。外交政策が転換されれば、米国の中南米政策にも影響が出る可能性がある。

 地元紙ティエンポによると、ペトロ氏は決選投票への進出が決まった際の演説で「社会に真の変化をもたらす」と改めて決意を示した。10日にはロイター通信に対し、勝利すれば右派を含む反対勢力とも対話を行うと表明。中道票を取り込むため、柔軟な姿勢も見せている。

 一方、独立系で北部ブカラマンガの市長も務めたエルナンデス氏は当初、ほぼ無名の存在だったが、ネット交流サービス(SNS)を駆使する選挙戦を展開。汚職撲滅を争点化し、伝統政党への批判票や無党派層票をすくいあげた。ただ、貧困対策として大統領就任後は自身の給料を全額寄付すると述べるなど、ポピュリスト(大衆迎合主義者)的な発言も目立つ。実業家出身でもあることから、一部メディアからはトランプ前米大統領になぞらえて「コロンビアのトランプ」とも呼ばれる。

 エルナンデス氏は1回目の投票後、ツイッターに投稿した動画で「この数日が、国の未来を決める上で決定的な期間だ」と強調。1回目の投票で敗れた現在の右派ドゥケ政権の後継候補もエルナンデス氏の支持に回るなど、左派を敬遠する右派層などからの支持が集まりやすくなっている。

 コロンビアは1958年に軍事政権が倒れて以降、自由・保守両党による二大政党政治が定着。2002年からは自由党の流れをくむ右派、中道右派が政権を握り、16年には左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」と和平合意を締結、半世紀以上に及ぶ内戦が終結した。

 しかし、新型コロナウイルスの流行で経済が低迷すると、21年4月にドゥケ政権が財政再建のため増税法案を提出したのを発端に抗議デモが各地で発生。また、02〜10年に大統領を務めたウリベ氏には汚職や右派民兵組織との関係の疑惑が浮上。伝統政党への国民の不満が強まっていた。

 世論は割れている。首都ボゴタの庶民の台所、パロケマオ市場の八百屋店主、フランシスコ・モレノさん(37)は「ペトロが大統領になれば、きっと生活が良くなる」と期待を込める。一方、タクシー運転手のレオネル・レイさん(57)は「汚職撲滅を掲げるエルナンデスの方がクリーンで信頼できる」と口にする。

 1回目の投票でペトロ、エルナンデス両氏以外の候補者に一票を投じたため、投票先を迷う有権者もいた。たばこや新聞などを販売する雑貨店の店員、マルタ・ガビリアさん(70)は「両候補とも『変革』を主張し、決めかねている。当日までに答えを出したい」と話した。

 ボゴタのロスアンデス大のフェリペ・ボテロ准教授(政治学)は「有権者はどちらの候補が相手に比べてマシかという『消極的な選択』で最後は投票先を選ぶだろう」と指摘。その上で「ペトロ氏が率いる左派連合は国会で少数派、エルナンデス氏は国会議員経験がないなど、どちらが勝っても政権運営は苦しいものになる」との見方も示した。

 コロンビアの大統領は任期4年で、再選禁止のためドゥケ氏は出馬できない。新大統領は8月に就任する。【ボゴタ中村聡也】

https://news.yahoo.co.jp/articles/48533d1ca2ef935046236b768c704a66d1f7ff27

99taro:2022/06/19(日) 04:21:09
コロンビアで左派政権誕生も 19日に大統領選決選投票

 【ボゴタ時事】南米コロンビアで19日、左翼ゲリラ出身で元首都ボゴタ市長の左派グスタボ・ペトロ上院議員(62)と、実業家で独立系の中道ロドルフォ・エルナンデス前ブカラマンガ市長(77)による大統領選決選投票が行われる。

 支持率は伯仲しており、ペトロ氏が当選すれば、米国と蜜月関係にあるコロンビアで初の左派政権となる。6人が挑んだ5月29日の第1回投票ではペトロ氏が有効票の約4割、エルナンデス氏が約3割を獲得した。

 コロンビアではこれまで右派や中道右派が政権を担ってきたが、国民が求める貧困対策や汚職撲滅などは遅々として進まなかった。4年前の選挙では、当時41歳だったドゥケ大統領が清新さを売りにペトロ氏を決選投票で破ったが、昨年の増税案をきっかけに反政府デモが吹き荒れ、保守政治への不満が頂点に達した。

 上下両院議員として時の政権を厳しく追及してきたベテラン政治家のペトロ氏は、資源依存型の経済からの脱却や富裕層への課税強化などを主張。既存の自由貿易協定(FTA)見直しを訴えた。14日の演説で「待ち望んだ本当の変革が近づいている」と強調。これまで経済発展の恩恵にあずかれなかった貧困層などに、改革者であることをアピールした。

 一方、エルナンデス氏は市民による告発の推奨など、汚職対策の強化を約束。女性の社会参画や教育の質の改善、付加価値税の引き下げなどを訴えた。これまで保守政権を支持してきた富裕層・中間層や無党派層の取り込みを図っており、15日にはツイッターで「私の目を見て、言うことに耳を傾けてほしい。あなたをがっかりさせない」と自身への投票を呼び掛けた。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/664fba10c77085ebc1373db7bad4c5716eb1ed08

100taro:2022/06/19(日) 04:21:53
名ゴールキーパーのチラベルト氏、パラグアイ大統領選に出馬表明

 サッカーの元パラグアイ代表で、ゴールキーパーながら数多くのゴールを決めたチラベルト氏が、来年の大統領選挙に出馬することを表明した。

 サッカーの元パラグアイ代表で、名ゴールーキーパとして活躍したホセ・ルイス・チラベルト氏は16日、来年4月に予定されている大統領選挙に出馬すると表明。SNSには「より良いパラグアイを作る責任を感じ、再びパラグアイ人であることに誇りが持てるようにするため、出馬を決めた」と大統領選への決意を投稿している。

 チラベルト氏はゴールキーパーながら、PKやフリーキックでは自らキッカーとして数多くのゴールを決めるなど型破りなプレースタイルで人気を博した世界的名手。チラベルト氏は正ゴールキーパーとして1998年のフランス大会、2002年の日韓大会と2度のワールドカップに出場した。(ANNニュース)

https://news.yahoo.co.jp/articles/944c64328c254e1db0b243a0622ba2928fcd9bdd




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