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機動戦士ガンダム ブラックアウト
10
:
スコール
:2008/12/08(月) 00:51:44
ジェインは後方へ大きく飛ばされる。
しかし、パイロットは器量が良く、一回転後、機体制御用バーニアを1,2度吹かし体勢を整えた。
「どこだ?シエラ達の仇!!」
残り一機になってしまった。原因は?
奴だ!!
しかし、ゼフィロキアの姿は見えない。
首と眼球の動かせるだけを使って敵影を探す。
「下だ!」
だがすでに、ジェインのパイロットに意識は無かった。
少し離れた位置にいたハルバートにはわかっていた。ガンダムタイプがどのような、神がかり的な挙動を見せたか。
ゼフィロキアは波動が機体に振りかかったというのに微動だにせず、回転しながらハルバートの方へ牽制で、ビームを放つと、水面に浮かぶ状態から平行移動で水中へ沈むように。ジェインの真下へバックで移動して見せた。
そして、そこから地上方向から出た稲妻のように浮上すると、一太刀でジェインを真っ二つにして見せた。
今度はお前が焦る番だ。
「ん?」
ハルバートは幻聴を聞いた。
青年二人に馬鹿にされる想像が突然頭の中に湧いた。
「馬鹿に……してぇぇ!」
とてもじゃないが、耐え切れない。怒りがハルバートの肉体全体を包み込んだ。
習慣でつけているパイロットスーツのヘルメットをバッと脱ぎ捨てる。ヘルメットは後ろのディスプレイにあたり、バウンドしてハルバートの足元に落ちた。
「最後の1機だ。命令だと、足が付かないように撤退しないと……」
ソールはトリガーを引き、ビームを放つ。
「撤退しよう。欲張らないほうがいいだろう」
「わかった。牽制を……」
「あぁ、好きに動いてくれていい」
テロリストの2機を撃破した頃と大きく違うのは二人の会話量だ。
もちろん、それはすべて機体の制動に関する会話だ。
彼らは今日始めて同じ機体に乗るのだ。以心伝心などまた夢の夢。ならばどうするか、これがそれを補う答えだ。
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