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山中伸弥(やまなかしんや)

1iPS細胞 掲示板:2010/07/20(火) 09:53:57
山中伸弥(やまなかしんや)
http://lovelyinfo.blog24.fc2.com/blog-entry-311.html


(*)山中伸弥(やまなかしんや)プロフィール
生年月日 :1962年9月4日
出身地 :大阪府
略歴:大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎卒業
   神戸大学医学部卒業
   国立大阪病院臨床研修医
   大阪市立大学大学院医学研究科博士課程修了
   グラッドストーン研究所(Gladstone Institute)ポストドクトラルフェロー
   奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター教授
   京都大学再生医科学研究所教授
   京都大学物質-細胞統合システム拠点iPS細胞研究センター長
受賞歴:ラスカー賞(アルバート・ラスカー基礎医学研究賞)など多数

2iPS細胞 掲示板:2010/07/20(火) 09:55:19
(*) 山中伸弥 iPS細胞の研究『ウィキペディア(Wikipedia)』
2006年8月25日の米学術雑誌セルに京都大学再生医科学研究所の山中伸弥と特任助手だった高橋和利(現、助教)らによる論文が発表された。論文によると山中らはマウスの胚性繊維芽細胞に4つの因子(Oct3/4、Sox2、c-Myc、Klf4)を導入することでES細胞のように分化多能性を持つ人工多能性幹細胞(iPS細胞:induced pluripotent stem cell)を確立した。
2007年11月21日、山中のチームはさらに研究を進め、人間の大人の皮膚に4種類の遺伝子を導入するだけで、ES細胞に似た人工多能性幹(iPS)細胞を生成する技術を開発、論文として科学誌セルで発表し、世界的な注目を集めた。


(*)山中伸弥(やまなかしんや) - 京都大学
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/school/18277/1273421826/
http://www.amezor.to/science/090303031121.html

3iPS細胞 掲示板:2010/07/20(火) 09:55:51
(*) 科学誌セル(Cell) 25 August 2006
タイトル:Induction of Pluripotent Stem Cells from Adult Human Fibroblasts by Defined Factors
http://download.cell.com/pdf/PIIS0092867407014717.pdf

(*) 科学誌セル(Cell) 30 November 2007
タイトル:Induction of Pluripotent Stem Cells from Mouse Embryonic and Adult Fibroblast Cultures by Defined Factors
http://download.cell.com/pdf/PIIS0092867406009767.pdf

4iPS細胞 掲示板:2010/07/20(火) 09:56:37
(*) 人工多能性幹細胞『ウィキペディア(Wikipedia)』
iPS細胞 (induced pluripotent stem cells、人工多能性幹細胞、じんこうたのうせいかんさいぼう,もしくは「誘導多能性幹細胞」)とは、体細胞(主に線維芽細胞)へ数種類の遺伝子(転写因子)を導入することにより、ES細胞(胚性幹細胞)に似た分化万能性(pluripotency)を持たせた細胞のこと。京都大学の山中伸弥教授らのグループによって世界で初めて作られた。

(*) 京都大学物質−細胞統合システム拠点iPS細胞研究センター
http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/

(*) 日本再生医療学会
http://www.jsrm.jp/

(*) 文部科学省 iPS細胞等研究ネットワーク
http://www.ips-network.mext.go.jp/

(*) ノーベル生理学・医学賞
http://nobelprize.org/nobel_prizes/medicine/

5iPS細胞 ビジネス:2010/07/20(火) 09:57:07
「ビジネス最先端」
http://business1st.dtiblog.com/

6iPS細胞 記事:2010/07/20(火) 09:59:37
「注目の記事(雑誌)」
http://magainfo.exblog.jp/

7iPS細胞のニュース:2010/07/28(水) 09:58:42
国際幹細胞研究学会(International Society for Stem Cell Research: ISSCR)
http://www.isscr.org/

新型万能細胞(iPS細胞)などの研究者が集まる「国際幹細胞研究学会」(本部・米イリノイ州)の年次大会が2012年6月に横浜市で開催

8ノーベル賞:2010/09/21(火) 23:31:08
ノーベル賞候補に山中伸弥教授ら=iPS細胞で、医学・生理学賞−文献会社(2010/9/21)
ttp://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010092100686
 10月4日からのノーベル賞発表を控え、米文献データベース会社トムソン・ロイターは21日、論文の引用回数や業績を基に、恒例の受賞有力候補21人を発表した。日本人では医学・生理学賞に、体のさまざまな細胞に変わる万能細胞「人工多能性幹(iPS)細胞」を開発した京都大の山中伸弥教授(48)、化学賞に多孔性金属の合成法などを開拓した同大の北川進教授(59)の名前が挙がった。

9ノーベル賞 掲示板:2010/10/04(月) 18:58:50
バルザン賞:iPS細胞の京大・山中伸弥教授が受賞
ttp://mainichi.jp/select/science/news/20100907k0000e040022000c.html

イタリアとスイスの民間機関が運営するバルザン財団は6日、世界の研究者4人に与えられるバルザン賞を、京都大学の山中伸弥教授(48)に贈ると発表した。授賞式は11月19日、ローマのイタリア大統領府で行われる。
授賞理由は「成体の細胞を胚性(はいせい)幹細胞(ES細胞)に似た新型万能細胞に転換する方法の発見」。山中教授は06年、あらゆる臓器や組織になる能力を持つ人工多能性幹細胞(iPS細胞)を、受精卵を使わず体細胞から作る方法を発表した。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/9858/1286185396/

10講演:2010/10/05(火) 20:39:01
iPS細胞「10年内に臨床研究を」 山中教授が講演  2010/10/2
ttp://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E2E0E2E1E38DE2E0E3E2E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2

 京都大学iPS細胞研究所は2日、東京都内で講演会を開き、所長を務める山中伸弥教授が様々な細胞に成長するiPS細胞(新型万能細胞)の研究状況や今後の取り組みを語った。山中教授はiPS細胞を活用して「10年以内に創薬や再生医療の臨床研究を1つでも2つでも始めたい」と述べ、医療を大きく変える可能性を持つiPS細胞の実用化に意欲を示した。
 講演会で山中教授は一般市民向けに研究の最新動向などを紹介した。全身の筋肉が衰えるALS(筋萎縮性側索硬化症)や筋ジストロフィーなど「難病の治療にiPS細胞が将来役立つ可能性がある」と強調。難病患者の細胞からiPS細胞を作り、病気がなぜ起こるかなど様々な研究を進めていることを説明した。
 iPS細胞を使った治療法の開発時期については明言しなかったが、「何らかの病気で10年以内に臨床研究を始める目標を掲げながら研究に取り組んでいる」と語り、実際の患者を対象にした治療を目指していることを紹介した。

11山中伸弥 掲示板:2010/11/04(木) 09:19:27
山中伸弥 インタビュー  掲載日:2010年6月5日
患者への使命感を胸にiPS細胞研究を誕生させたリーダー
ttp://www.ips-network.mext.go.jp/column/interview/09/no01.html

12山中伸弥 掲示板:2010/11/04(木) 09:22:02
第26回(2010)京都賞 先端技術部門 山中伸弥
ttp://www.inamori-f.or.jp/laureates/k26_a_shinya/prf.html
山中 伸弥 (Shinya Yamanaka)
日本 / 1962年9月4日医学者京都大学 教授
「人工多能性幹細胞(iPS細胞)を誘導する技術の開発」 皮膚線維芽細胞にわずか4種類の転写因子遺伝子を導入することによって胚性幹細胞(ES細胞)と同様な多分化能をもつ人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作りだすことに成功した。この技術は再生医療の可能性に道を開くのみならず、医学全般の飛躍的発展に大きく貢献することが期待される。



http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/9746/1279587237/

13山中伸弥 掲示板:2010/11/04(木) 09:23:05
第26回(2010)京都賞 先端技術部門 山中伸弥
ttp://www.inamori-f.or.jp/laureates/k26_a_shinya/prf.html
山中 伸弥 (Shinya Yamanaka)
日本 / 1962年9月4日医学者京都大学 教授
「人工多能性幹細胞(iPS細胞)を誘導する技術の開発」 皮膚線維芽細胞にわずか4種類の転写因子遺伝子を導入することによって胚性幹細胞(ES細胞)と同様な多分化能をもつ人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作りだすことに成功した。この技術は再生医療の可能性に道を開くのみならず、医学全般の飛躍的発展に大きく貢献することが期待される。



http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/9746/1279587237/

14山中伸弥 掲示板:2010/11/04(木) 09:24:21
山中伸弥 iPS細胞研究所長が文化功労者に選ばれました。(2010年10月26日)
ttp://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2010/101026_1.htm

山中伸弥所長のコメント
 このたび、文化功労者に選出されましたことは、誠に過分なる名誉なことと感じています。今までご支援いただきました多くの方々に心から感謝申し上げます。これは、萌芽期にあるiPS細胞研究をより一層推進し、多くの患者さんのために医療応用を実現するようにという激励であると受けとめています。今後は、他の多くの研究者と協力し、再生医学の発展に貢献するために、また、iPS細胞技術の早期実用化を目指して、研究活動に懸命に取り組んでまいります。


http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/9858/1286278984/
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/9858/1286185396/

15iPS細胞 掲示板:2011/02/18(金) 14:57:23
日経サイエンス 先端医療をひらく iPS細胞,がん治療,創薬,医工連携
http://www.dmm.com/mono/book/-/detail/=/cid=bkt07253857/photogallery-001
京都大学の山中伸弥教授が生み出したiPS細胞(人工多能性幹細胞)が再生医療を大きく飛躍させようとしている。新薬の開発ではiPS細胞からつくられた心筋細胞の実用化がすでに始まった。科学史上の大発見は私たちの未来をどう変えるか──。iPS細胞のほか,がん治療や創薬の新しいアプローチ,注目される医工学の連携に焦点をあてる。医学と医療の最前線を知る18編。

16iPS細胞 掲示板:2011/02/18(金) 14:58:01
後にノーベル賞続々…山中伸弥氏にウルフ賞
ttp://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110217-OYT1T00359.htm
 イスラエルのウルフ財団は2011年2月16日、今年のウルフ賞(医学部門)を京都大の山中伸弥教授(48)に贈ると発表した。


 米マサチューセッツ工科大のルドルフ・イエーニッシュ教授との共同受賞となる。財団は授賞理由について「様々な臓器の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)を開発し、新たな医療の可能性を開いた」と説明している。賞金10万ドルを2人で分ける。

 ウルフ賞の対象は、科学、芸術分野で顕著な功績があった人物。受賞者が後にノーベル賞を受賞することも多く、日本人では、小柴昌俊・東大特別栄誉教授(84)や野依良治・理化学研究所理事長(72)らが受賞している。

17iPS細胞 掲示板:2011/02/18(金) 15:03:37
iPS細胞:特許、米ベンチャーが京大に譲渡 係争を回避
ttp://mainichi.jp/select/science/news/20110202ddm002040043000c.html
京都大は2011年2月1日、米バイオ医薬品ベンチャー「アイピエリアン」からヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)作成に関する特許を譲り受けたと発表した。ア社特許は、京大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授らが開発・出願した技術と似ており、昨年、米国の特許庁が、どちらが先に発明したかを選定する審判(インターフェアランス)の開始を宣言する可能性が高まった。係争になる恐れがあったが、今回の譲渡により、再生医療や創薬の分野で最先端に立つ米国で年内にも「山中特許」が成立する公算が大きくなったという。

 京大は三つの遺伝子を導入するiPS細胞作成技術の特許を国内外に出願し、日本では09年11月に特許権を取得した。一方、バイエル薬品(大阪市)も類似の技術開発に成功し、国内外に特許出願。同社の関連会社から権利を譲り受けたア社が英国で10年に特許権を取得した。今回の京大への譲渡は、ア社が昨年末に申し出たもので、係争を避ける目的とみられる。金銭のやり取りはない。

 一方、譲渡に伴い、京大側はア社と、京大が持つiPS細胞関連の基本特許技術の使用を許諾するライセンス契約を結んだ。ア社は今後、京大特許で作成したiPS細胞や分化細胞を使い、さまざまな治療薬の研究開発を行うことができる。また、山中教授が1月にア社の科学諮問委員に就任した。山中教授は「より研究に専念できる環境を整備していただいた。ア社との連携を強め、特に創薬分野でのiPS細胞技術の実用化を国内外で進めていきたい」と話している。

18テレホンセックスしたい人大集合:2011/04/03(日) 21:58:12
9v)m?iil, www.telephonesexbox.com, テレホンセックスしたい人大集合, http://www.telephonesexbox.com/

19スレ違い:2011/05/31(火) 10:35:59
>>18

スレ違い

20山中伸弥 掲示板:2011/05/31(火) 10:36:44
ノーベル賞登竜門・ウルフ賞に山中伸弥教授
ttp://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110530-OYT1T00321.htm

イスラエル・ウルフ財団のウルフ賞授与式が2011年5月29日、エルサレムの国会内で行われ、医学部門で受賞した山中伸弥・京都大学教授(48)が賞金と賞状を授与された。


 山中教授は米マサチューセッツ工科大のルドルフ・イエーニッシュ教授との共同受賞で、様々な細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)を開発、医療の新たな可能性を開いたことが評価された。

 山中教授は記者団に、「iPS細胞技術は発展途上で、実用化に向けた課題もあるが、受賞は大きな励みになる」と話し、難病に有効な薬の開発、実用化を目指し研究を続けると述べた。

 ウルフ賞は、科学や芸術分野の功績者に1978年以後毎年贈られている。医学と物理、化学の分野では受賞者の3人に1人がノーベル賞を受賞しており、ノーベル賞の行方を占う有力材料と目されている。ノーベル化学賞の野依良治氏、物理学賞の小柴昌俊氏がウルフ賞を授与されている。

21iPS細胞 掲示板:2011/06/09(木) 13:17:07
iPS細胞、安全で量産OK「魔法の遺伝子」 京大の山中伸弥所長ら発見
ttp://sankei.jp.msn.com/science/news/110609/scn11060908250001-n1.htm
 あらゆる細胞に分化する能力を持つ「人工多能性幹細胞」(iPS細胞)を作製する際に重要な役割を果たす遺伝子「Glis1(グリスワン)」を、京都大iPS細胞研究所の山中伸弥所長(京大教授)らの研究グループが発見した。2011年5月9日付の英科学誌「ネイチャー」に論文が掲載される。iPS細胞の作製には、細胞の初期化が不可欠だが、この遺伝子によって、iPS細胞の効率的な作製が可能になるという。

 山中伸弥所長らはこれまで、iPS細胞を作製する際、ウイルスを運び役にして、4つの遺伝子を皮膚細胞などに導入する手法をとっていたが、この4遺伝子のうちの1つは、がん化を促進するおそれがあり、代替遺伝子を探していた。

 山中伸弥所長らは未受精卵や受精卵に多く発現するGlis1が、代替遺伝子となると確認。さらに、ヒトやマウスの皮膚細胞で実験したところ、細胞の初期化にも効果的だと判明した。

 実験結果によると、従来の方法を使ったマウスでは皮膚細胞が初期化する比率が20%だったのに対し、Glis1を使うと90%〜100%に高まった。ヒトでも、従来の方法では10%程度だったが、Glis1の場合、40%以上となった。

 山中伸弥所長は「安全なiPS細胞を作製するため、導入する遺伝子などの開発が世界中で行われているが、Glis1は、初期化を誘導する『魔法の遺伝子』といえると思う」と話した。

 先月には大阪大チームが、ウイルスを使わないことでがん化リスクを減らすことに成功したと発表するなど、国内外でiPS細胞のがん化を防ぐ研究が進んでいる。

22iPS細胞 特許:2011/07/12(火) 07:32:32
京大、iPS細胞の基本技術に関する特許1件が欧で成立
ttp://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720110712agbb.html
 京都大学は2011年7月11日、山中伸弥教授が開発したiPS細胞(万能細胞)の基本技術に関する特許1件が欧州で成立したと発表した。特許は広い範囲の権利をカバーするもので、市場規模の大きな欧州での基本特許成立は「非常に大きな意義がある」(山中伸弥教授)としている。
 特許が成立したのは体細胞の初期化を促す初期化因子とその用途に関するもの。Oct3/4、Klf4、c―Mycといったよく知られる因子そのものだけでなく、ファミリーと呼ばれるOct、Klf、Mycのそれぞれの類似因子を組み合わせ、3種類の初期化因子とする場合が権利の範囲。Mycファミリーの代わりにサイトカインと呼ぶ因子を使い、3種類の初期化因子とする場合も権利が及ぶ。
 今後1カ月程度で欧州特許庁で特許登録。その後、英国、ドイツ、フランスなど17カ国に移行し、各国ごとの権利として登録される。権利期間は2006年12月6日から20年間。

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「正直、ほっとした」 会見で京大の山中伸弥教授
ttp://sankei.jp.msn.com/science/news/110711/scn11071122380003-n1.htm
 「正直、ほっとした」。京都大の山中伸弥教授は11日、記者会見でiPS細胞作製技術の欧州特許取得の感想をこう述べ、笑顔を見せた。平成20年の国内特許取得から約3年。特許成立に至る過程は決して平坦(へいたん)ではなかっただけに、思わず浮かんだ笑みだった。
 海外では、国によって特許のシステムが違う。交渉の言語も日本語ではない。会見の冒頭で山中教授は「日本国内の特許に比べると苦労は何十倍も大きく、決定の一報を聞くまで安心できなかった」と、これまでの道のりを振り返った。
 京大が平成20年9月に初めて国内で作製技術に関する特許を取得した後、類似技術を開発した米国など海外でも特許申請の動きが活発化。会見に同席した京大の松本紘総長は「(特許成立の連絡が)いつ来るかわからない状態で努力してきたプレッシャーはものすごく大きかったと思う」と山中教授のこれまでの苦労をねぎらった。
 今後の目標は、再生医療と創薬の分野のいずれも最前線にある米国での特許取得だ。山中伸弥教授は「アメリカは再生医療ビジネスのサイズも大きい。ヨーロッパと同様、できることはすべてやっているが、アメリカ特許庁のレフェリーの判断を待つしかない」とあくまで冷静だ。「iPS技術は日進月歩で進んでいるが、この技術が今でも基盤であることは間違いない。それを踏まえ、私たち自身も、次々と新しい特許の成立を目指したい」と今後の抱負を語った。

23iPS細胞 特許 掲示板:2011/08/12(金) 06:23:54
iPS細胞技術に関する特許1件が米国で成立(2011年8月11日)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2011/110811_1.htm
米国で成立した特許の概要
出願番号:12/086,479
特許請求の範囲:(1)Octファミリー遺伝子、Klfファミリー遺伝子及びMycファミリー遺伝子を含む初期化因子(2)Octファミリー遺伝子、Klfファミリー遺伝子及びサイトカインを含む初期化因子
特許の権利期間:2006年12月6日から2027年6月25日まで(推定)通常の権利期間は20年間ですが、今回はUSPTOの審査が遅延したため、その日数分(201日となる見込み)が加算されます。
<山中伸弥教授のコメント>
 私達が2005年に出願したiPS細胞の基本技術特許が、このたび米国で成立したことに大きな喜びと共に安堵を感じています。知財担当者や関係者の努力の賜であり心よりの謝意と敬意を表します。iPS細胞研究や特許取得にご支援、ご尽力をいただきました皆さまに深く感謝申し上げます。今後は、海外での産業化がより一層加速することを期待しています。私達、研究者は、一日も早い実用化を目指して、研究を強力に推進すると同時に、引き続きiPS細胞関連の知財確保に注力してまいります。

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iPS細胞:米国で特許成立 開発競争で優位に 京大発表 2011年8月11日
ttp://mainichi.jp/select/science/news/20110812k0000m040034000c.html

 京都大学は2011年8月11日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)作成製造の基本技術に関し、米国で特許が成立したと発表した。京大の特許は日本と欧州などで既に成立しているが、市場規模が大きく生命科学研究の先頭を行く米国で再生医療や創薬への応用が期待される同技術の特許を得たことで、日本は開発競争上、優位に立てそうだ。
 成立した特許は06年12月、特許協力条約に基づき世界知的所有権機関(WIPO)に出願し、米国に移行手続きされていたもの。5日付で特許査定が通知され、今後1〜2カ月で米国特許商標庁に登録される。権利期間は27年6月までの見込み。
 欧州特許と同様、三つの遺伝子か、二つの遺伝子とある種のたんぱく質(サイトカイン)を用いてiPS細胞を作る技術が認定された。よく似た構造の遺伝子類を使う方法でも特許として保護されることや、体細胞に遺伝子を導入する方法を問わないことも欧州特許と同じ。ただ、遺伝子から得たたんぱく質の利用までは特許の範囲に認められなかった。
 iPS細胞は山中伸弥・京大iPS細胞研究所長が世界で初めて開発し、08〜09年に国内で三つの特許が成立。さらに先月7日付で欧州特許庁が登録決定した。日本や欧州は先に出願した者に権利が与えられる「先願主義」なのに対し、米国は先に発明した者が権利を得る「先発明主義」を取るなど特許制度が異なるため、米国での成立が注目されていた。
 山中伸弥教授は「特許獲得にはiPS細胞の論文を書くとき以上の労力がかかった。これがゴールとは思っていない。臨床の現場や創薬など、本当の意味で役に立つものに育てていきたい」と述べた。

<iPS細胞の特許を巡る動き>
2005年12月 京大がiPS細胞の作成手法に関する特許を日本で出願
2006年 8月 京大がマウスiPS細胞作成を論文発表
     12月 京大がiPS細胞の作成手法に関する特許を国際出願
2007年11月 京大と米チームがそれぞれヒトiPS細胞作成を論文発表
2008年 6月 京大などのiPS細胞の知的財産権を管理・活用する会社設立
      9月 京大の基本特許が日本で成立
2009年11月 安全性の高い作成法など京大の2件の特許が日本で成立
2010年 1月 米ベンチャー企業がiPS細胞の作成技術の特許を海外で初めて英国で取得
2011年 2月 京大が米ベンチャーから特許の譲渡を受け、米国での係争回避
      7月 京大の基本特許が欧州で成立
      8月 京大の基本特許が米国で成立

24iPS細胞研究 掲示板:2011/08/28(日) 23:19:38
ビジネス最先端
http://business1st.dtiblog.com/

週刊エコノミスト  2011年9月6日号 (2011年8月29日発売)
<特集>
iPS細胞研究最前線
・日本発の技術「iPS細胞」 未来の医療を変える 
・再生医療 2013年にも臨床研究 治らなかった病気を治す
・特許戦争 長期的に開発を主導できる選択と集中が必要
・市場規模 再生医療、新薬開発、安全性試験 将来的には数兆円市場にも

25iPS細胞作製:2011/09/02(金) 04:24:48
臨床試験での使用を目指したiPS細胞作製用プラスミドベクターの製造供給について
タカラバイオ 発表日 2011.8.30
ttp://www.takara-bio.co.jp/news/2011/08/30.htm
タカラバイオ株式会社と京都大学iPS細胞研究所とは、臨床試験における使用を目指したiPS細胞作製用プラスミドベクターの製造供給に関する契約を2011年7月29日付で締結しました。


<語句説明>
プラスミド:染色体 DNA 以外の細胞質 DNA の名称。環状の二本鎖構造をとるDNAで、細胞内で核以外の細胞質中に存在し、染色体とは独立して自律的に増殖し、親から子へ伝えられる。大腸菌に目的の遺伝子 DNA を組み込んだプラスミドを導入し、大腸菌を増殖することで目的のDNAを大量に生産できる。

ベクター:目的遺伝子をバクテリアや細胞に導入するための分子。プラスミドベクター、ウイルスベクターなどがある。

治験薬の製造管理及び品質管理基準及び治験薬の製造施設の構造設備基準:治験薬GMPと略され、不良な治験薬から被験者を保護する為に治験で使用される治験薬の品質を保証したり、治験の信頼性や適切性を確保するための基準。

26iPS細胞 掲示板:2011/09/16(金) 13:47:53
(*) 「iPS細胞とはなにか 万能細胞研究の現在」
http://www.dmm.com/mono/book/-/detail/=/cid=bkt32631938/photogallery-001
講談社ブルーバックス(発行年月日:2011/08/20)
著者: 朝日新聞大阪本社科学医療グループ

生命の神秘に迫る世界競争
人体のどんな組織や臓器をも作り出すことができる万能細胞の実現は、医療に革命をもたらすと期待されている。iPS細胞の発見は、その扉を大きく開いた。しかし同時にそれは、世界規模の研究競争の幕開けでもあった。山中伸弥教授のiPS細胞を中心に、世界の万能細胞研究の現在(いま)を見る。

1981年、イギリスのエバンス教授によって初めて作られたES細胞(胚性幹細胞:万能細胞)は、人類の大きな夢だった再生医療の可能性を示した。そして2006年、京都大学の山中伸弥教授は、なんとすでに分化した体細胞から、万能細胞たる人工多能性幹細胞を世界で初めて作り出すことに成功した。iPS細胞である。世界の研究者たちは、いっせいに幹細胞研究を開始した。まさに、生命の神秘に迫る世界競争の幕開けだった。

<目次>
1章 山中伸弥ストーリー
第2章 「リプログラム」への挑戦
第3章 ヒトES細胞をめぐる論争
第4章 国内の研究体制
第5章 特許のゆくえ
第6章 応用への期待
第7章 応用への課題
第8章 さまざまな万能細胞
第9章 ハーバードに見るアメリカの強さ
第10章 山中伸弥・京都大学教授インタビュー

27iPS細胞 掲示板:2011/09/27(火) 18:04:16
待たされていた教授 : 今を読む:科学部デスク 佐藤良明 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
ttp://www.yomiuri.co.jp/job/biz/columnscience/20110921-OYT8T00561.htm
 今年もノーベル賞の発表が迫ってきた。
10月3日の生理学・医学賞をトップバッターに順次公表される。
日本人科学者で一番注目を集めるのは、iPS細胞(新型万能細胞)を作製した山中伸弥・京都大学教授(49)だ。「ノーベル賞の前哨戦」ともいわれる海外の主要な科学賞をとっており、生理学・医学賞の下馬評に挙がっている。
 山中教授と初めて会ったのは2009年1月。衆院議員会館の玄関だった。この場面は、よく覚えている。有名人ということもあるが、別の理由もあった。
 山中教授は議員会館に入るのに待たされていた。時間を計っていたわけではないが、20分くらいは玄関に立っていたろうか。
 与党(当時は自公政権)の勉強会に参考人として招かれ上京していた。勉強会は事実上、科学者が研究環境の充実を政治家に陳情する場。山中教授も研究の現状を説明し、積極的支援を訴えるために来ていた。
 当時すでに、新聞、テレビで名前をよく知られ「日本で一番有名な科学者」だった。その人物が、議員会館の玄関にけっこう長い時間、待たされたままでいるなど想像がつかず、最初に姿を見かけた時には「ずいぶん似た人がいる」と思ったくらいだ。
 本人と気づいて名刺交換を願い出たが、「(ここで)待っててくれと言われたんですが、なかなか(迎えの人が)お見えにならなくて」と困った顔をしていた。
 まわりは、地方から陳情に来たと思われる人たち。山中教授がその人たちと一緒になって玄関に立っているのは、なんとも印象に残る光景だった。
 いくら優れた科学者でも、資金がなければ研究はできない。国家予算を配分する政治家に"お願い"するのも、科学者の役目。予算確保という面では、道路や橋を造って欲しいと陳情するのと同じだ。政治家に研究の現状を知ってもらうのも、科学者の大事な仕事◯◯そういう考え方もあるかもしれない。
 山中教授の講演では、ひところ、「PAD」(Post American Depression)という造語が、パワーポイントの中に盛り込まれ、笑いをとるツボになっていた。
 「アメリカ帰りの憂うつ」とでも訳すこの言葉は、山中教授が帰国後に、米国と比べて、日本の現状があまりに心もとないので憂うつな気分になる、という意味だ。米国はiPS細胞研究に取り組む有力なチームがいくつもあって、層の厚さが日本とまるで違う。ユーモアのオブラートにくるんでいるが、日米の差を山中教授は深刻に考えていた。
 いまはどうか? iPS細胞の作製を発表してから5年あまり。山中教授をトップとするiPS細胞研究所が京大に設立されて、人材を集めつつある。作製技術に関する特許は今夏、欧米で成立。臨床応用へ向けた研究も進みつつある。
 国際競争は熾烈だ。その中に身を置く山中教授のようなトップランナーには、研究に没頭してライバルたちに立ち向かってほしい。
 世界から注目される人材は、「政治家詣で」に時間をとらなくても、後顧の憂いなく、ゆうゆうと活躍できる。それくらいのことは、科学技術創造立国を標榜する日本ならできるはずだ。その余裕がないほど、日本は落ちぶれてはいないと信じたい。

(2011年9月23日 読売新聞)

28iPS細胞 掲示板:2011/09/27(火) 18:20:39
時代を駆ける:山中伸弥/1 研究はマラソンに似て -聞き手・須田桃子  毎日jp(毎日新聞)
ttp://mainichi.jp/select/opinion/kakeru/news/20110921ddm012070013000c.html
 あらゆる細胞に変化する「万能細胞」が、マウスの皮膚細胞にわずか4種類の遺伝子を入れるだけでできた−−。06年の人工多能性幹細胞(iPS細胞)の登場は世界を驚嘆させた。開発した山中伸弥さん(49)は、昨春新設された京都大iPS細胞研究所の所長として、約200人を率い、研究の最前線を走る。
 《この5年で、ラスカー、ガードナー国際、京都、ウルフ各賞など、ノーベル賞登竜門とされる科学賞を総なめにした》
 普通なら、出て間もない成果は選ばれない賞ばかり。異例の評価ですが、僕自身ではなく技術そのものに対する評価だと思っています。その後、がーんと進んだことも大きい。研究の進展は、07年にヒトでのiPS細胞作成を発表したときの予想をはるかに上回ります。
 《超多忙である。分刻みのスケジュールをこなし、毎月1度は海外へ》
 確かに忙しいと言えば忙しいですけど、数年前に比べると支援体制はものすごく充実しているので、昔みたいに毎晩ほとんど寝ないみたいなことはあまりない。ま、時々はありますけど、一応ベッドには入っていますので、肉体的には随分楽です。ただ、研究所の運営や、今年度も30億円近くの税金で支援していただいているので、その成果をどうやって出していくかとか、精神的な負担は今の方がありますね。
 《趣味はスポーツ。日課のランニングは最もほっとする時間という》
 昼休みに鴨川沿いを約30分、寝不足でも二日酔いでも。10月には約20年ぶりにフルマラソンを走ります。
 研究はマラソンに似ています。フルは4、5回走っていますが(過去にやった)柔道やラグビーとはちょっと違いました。勝ち負けだけじゃない。今私たちがやっている研究は海外の超一流大学との競争になっています。研究で負けるというのは論文発表で先を越されることなんですが、たとえそうなっても、あきらめず最後まで走り抜き、きちっと論文や特許を出していく。研究者にはそういう使命があります。


毎日新聞 2011年9月21日 東京朝刊


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