したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

山中伸弥(やまなかしんや)

27iPS細胞 掲示板:2011/09/27(火) 18:04:16
待たされていた教授 : 今を読む:科学部デスク 佐藤良明 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
ttp://www.yomiuri.co.jp/job/biz/columnscience/20110921-OYT8T00561.htm
 今年もノーベル賞の発表が迫ってきた。
10月3日の生理学・医学賞をトップバッターに順次公表される。
日本人科学者で一番注目を集めるのは、iPS細胞(新型万能細胞)を作製した山中伸弥・京都大学教授(49)だ。「ノーベル賞の前哨戦」ともいわれる海外の主要な科学賞をとっており、生理学・医学賞の下馬評に挙がっている。
 山中教授と初めて会ったのは2009年1月。衆院議員会館の玄関だった。この場面は、よく覚えている。有名人ということもあるが、別の理由もあった。
 山中教授は議員会館に入るのに待たされていた。時間を計っていたわけではないが、20分くらいは玄関に立っていたろうか。
 与党(当時は自公政権)の勉強会に参考人として招かれ上京していた。勉強会は事実上、科学者が研究環境の充実を政治家に陳情する場。山中教授も研究の現状を説明し、積極的支援を訴えるために来ていた。
 当時すでに、新聞、テレビで名前をよく知られ「日本で一番有名な科学者」だった。その人物が、議員会館の玄関にけっこう長い時間、待たされたままでいるなど想像がつかず、最初に姿を見かけた時には「ずいぶん似た人がいる」と思ったくらいだ。
 本人と気づいて名刺交換を願い出たが、「(ここで)待っててくれと言われたんですが、なかなか(迎えの人が)お見えにならなくて」と困った顔をしていた。
 まわりは、地方から陳情に来たと思われる人たち。山中教授がその人たちと一緒になって玄関に立っているのは、なんとも印象に残る光景だった。
 いくら優れた科学者でも、資金がなければ研究はできない。国家予算を配分する政治家に"お願い"するのも、科学者の役目。予算確保という面では、道路や橋を造って欲しいと陳情するのと同じだ。政治家に研究の現状を知ってもらうのも、科学者の大事な仕事◯◯そういう考え方もあるかもしれない。
 山中教授の講演では、ひところ、「PAD」(Post American Depression)という造語が、パワーポイントの中に盛り込まれ、笑いをとるツボになっていた。
 「アメリカ帰りの憂うつ」とでも訳すこの言葉は、山中教授が帰国後に、米国と比べて、日本の現状があまりに心もとないので憂うつな気分になる、という意味だ。米国はiPS細胞研究に取り組む有力なチームがいくつもあって、層の厚さが日本とまるで違う。ユーモアのオブラートにくるんでいるが、日米の差を山中教授は深刻に考えていた。
 いまはどうか? iPS細胞の作製を発表してから5年あまり。山中教授をトップとするiPS細胞研究所が京大に設立されて、人材を集めつつある。作製技術に関する特許は今夏、欧米で成立。臨床応用へ向けた研究も進みつつある。
 国際競争は熾烈だ。その中に身を置く山中教授のようなトップランナーには、研究に没頭してライバルたちに立ち向かってほしい。
 世界から注目される人材は、「政治家詣で」に時間をとらなくても、後顧の憂いなく、ゆうゆうと活躍できる。それくらいのことは、科学技術創造立国を標榜する日本ならできるはずだ。その余裕がないほど、日本は落ちぶれてはいないと信じたい。

(2011年9月23日 読売新聞)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板