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四句否定

1:2013/05/30(木) 06:35:06 ID:haDDP0xo
こんにちは。

今、感じたのですが・・和井恵さんは、もしかしてこちらの討論の掲示板を通して、
あえてご自身も行う事によって、四句分別を討論相手がしている事に気付かせようとされているのではないでしょうか。。

釈尊が四句否定を「友」達に説いたように・・
こちらに集まる方達に、実践としてされているのではないでしょうか。

13和井 恵:2013/06/04(火) 04:19:06 ID:GE8fIX9k

mixi日記にも書きましたが、私たちの「心」は、筋肉とよく似ているのです。

つまり、それを毎日使い続ければ、その機能は維持され、使わないようにすれば、退化します。
そして、現在、退化してしまっている筋肉を使えるようにするには、リハビリが必要なのです。

不必要な筋肉〈心の働き・煩悩〉を使わずに退化させることと、
必要な筋肉〈煩悩を滅するのに有効な厭逆想と不厭逆想〉を鍛えること。

「観法〈ヴィパサナー〉」には、大きく分けて、このような二つの修行法があるのです。

中部19経「二種考経」では〈 不必要な筋肉を使わない 〉という方法〈有尋有伺定〉が説明されています。
そして20経「考相経」では、上記を含めた、五つの方法が提示されているのです。

一番目が19経の内容〈 不必要な筋肉を使わないという方法 〉。
二番目が「危難」つまり厭逆想を使った方法。
三番目が「思考の停止」つまり、無尋無伺定。
四番目は、新しいパターンの無尋有伺定。

 〈 彼は、粗い思考順路を徐々に回避して、細かい思考順路を順々に行ないます 〉

     ※ 粗い思考回路 … 尋     ※ 細かい思考順路 … 伺

五番目は、ヨーガによる力技。

「有尋有伺定」「有尋無伺定」「無尋無伺定」、それぞれに三パターンくらいの意味があります。


> リクエストなのですが、
> 「中部10経 念処経」の和井さん流の訳と解説をUPして頂けないでしょうか・・

了解しました。
ただ、今日(4日)から三泊四日で、東京逓信病院に「抗がん剤治療」の短期入院をします。
7日(金)のお昼には戻る予定なので、それまでお待ちください。

ただ、「中部10経 念処経」を含め、どの経典もそうなのですが、
そこで「説かれている内容」を把握すると同時に、
そこでは「説かれていない内容」も把握する必要があるのです。

── つまり、その経典の説明には「何が欠落しいるのか」を推察して、
その「足りない説明部分」を、他の経典から「探し出す」作業が、経典を解読する方法なのです。

「念処経」の場合は、身念処は、幾つかの観想法〈矯正法〉が提示されているので善いのですが、
受念処と心念処に関しては、その方法が欠落したまま、ただ「観察しなさい」と説かれているので、
その点において、四念処そのもの〈全体像〉を説明している経典にはなっていないことを、
予め承知しておいてください〈もちろん、説明で補足はしますが…〉。

14:2013/06/04(火) 13:11:20 ID:haDDP0xo
>〈 彼は、粗い思考順路を徐々に回避して、細かい思考順路を順々に行ないます 〉

>    ※ 粗い思考回路 … 尋     ※ 細かい思考順路 … 伺

>五番目は、ヨーガによる力技。

>「有尋有伺定」「有尋無伺定」「無尋無伺定」、それぞれに三パターンくらいの意味があります。

沢山の意味があるのですね。。。有尋有伺定と有尋無伺定につきましては、『 原始仏典・和訳&解説 @ 和井恵流 』の方に原典〈一次情報〉をUPして頂けると言う事ですので、それを楽しみに待ちたいと思います。

>了解しました。
>ただ、今日(4日)から三泊四日で、東京逓信病院に「抗がん剤治療」の短期入院をします。
>7日(金)のお昼には戻る予定なので、それまでお待ちください。

有難う御座います。
大変な時に書き込みをしてしまいましたようで、申し訳有りませんでした。

>ただ、「中部10経 念処経」を含め、どの経典もそうなのですが、
>そこで「説かれている内容」を把握すると同時に、
>そこでは「説かれていない内容」も把握する必要があるのです。

>── つまり、その経典の説明には「何が欠落しいるのか」を推察して、
>その「足りない説明部分」を、他の経典から「探し出す」作業が、経典を解読する方法なのです。

有る処によって無い処を知る。無い処によって有る処を知る。と言う事でしょうか。

>「念処経」の場合は、身念処は、幾つかの観想法〈矯正法〉が提示されているので善いのですが、
>受念処と心念処に関しては、その方法が欠落したまま、ただ「観察しなさい」と説かれているので、
>その点において、四念処そのもの〈全体像〉を説明している経典にはなっていないことを、
>予め承知しておいてください〈もちろん、説明で補足はしますが…〉。

有難う御座います。ご忠告、理解しました。
一日も早いご回復をお祈り申し上げます。ご自愛下さい。

15和井 恵:2013/06/08(土) 03:01:48 ID:GE8fIX9k

こんばんは。
今回は、予定通りの短期入院で済みました。


>> ── つまり、その経典の説明には「何が欠落しいるのか」を推察して、
>> その「足りない説明部分」を、他の経典から「探し出す」作業が、経典を解読する方法なのです。
>
> 有る処によって無い処を知る。無い処によって有る処を知る。と言う事でしょうか。

釈尊の教えは、仏教学者が説くような「哲学」や「思想」ではありません。
喩えて言うならば、「苦しみ」や「懊悩」という「心の病」を滅するための「処方箋(具体策)」なのです。

そして、治療プロセスには、現代風に表現するならば、「二つのステップ」があるのです。

1.採血・採尿、CTスキャン・レントゲンなどによる「現状分析」
2.治療(手術などの外科による、投薬による、放射線などによる、心理療法による…などなど)
3.再び、1.による「現状分析」を行ない、治療の進み具合や変化を確かめる。

要は、この 1.現状の把握、と 2.煩悩を滅する修行、の
二つの作業を繰り返しながら、修行は進めてゆくものなのです。
仏教では、次の四つのステップで、それを表現しています。

 証知(正しい現状認識) → 捨断(対処法) → 現証(効果・変化の確認) → 修習(それを繰り返す)


「四念処」は、主に「欲貪(五妙欲)」を取り除くことにポイントを置いた修行法として語られています。

  比丘たちよ、ここに比丘は、
  身において身を観続け、熱心に、正知をそなえ、念をそなえ、
  世界における欲貪と憂いを除いて住みます。
  諸々の受において受を観続け、熱心に、正知をそなえ、念をそなえ、
  世界における欲貪と憂いを除いて住みます。
  心において心を観続け、熱心に、正知をそなえ、念をそなえ、
  世界における欲貪と憂いを除いて住みます。
  諸々の法において法を観続け、熱心に、正知をそなえ、念をそなえ、
  世界における欲貪と憂いを除いて住みます。

 〈 世界における欲貪と憂いを除いて住みます 〉 … これが、主な目的なのです。

  ※ 「憂い」とは、心の苦しみを意味しています。


そして、三毒には、次のような関係式が成り立ちます。

  無知 → 貪り → 怒り  

つまり、苦の生滅に対する無知から「貪り」が生じ、その「貪り(欲求)」が、
何かによって阻害されたときに、その欲求を妨げたものに対して「怒り」が生まれる。

ですから、「貪り」を滅すれば、自動的に「怒り」も治まるし、生起もしにくくなるので、
「欲貪」を滅する修行法に集中して、それに専念することは、結果として「怒りの滅」にも結び付くのです。

ですから、中部10経「念処経」において、「身念処」で「欲貪〈五妙欲〉」を滅する幾つかの対処法が示されていて、
「受」「心」についての対処法が省略されていたとしても、とりあえず、「四念処」教えとしては成り立っているのです。


今日〈8日〉は、午前中に一件予定が入っているので、午後から、中部10経「念処経」の訳文を始めますね。

16:2013/06/08(土) 17:33:16 ID:haDDP0xo
こんにちは。

>今日〈8日〉は、午前中に一件予定が入っているので、午後から、中部10経「念処経」の訳文を始めますね。

どうぞ宜しくお願いします。

17:2013/06/11(火) 10:01:15 ID:haDDP0xo
こんにちは。和井さん。

中部 第10経 「念処経」の和訳をして頂いたのですね。
今、気が付きました。

大変有難う御座いました。

18和井 恵:2013/06/12(水) 02:48:23 ID:GE8fIX9k

> 中部 第10経 「念処経」の和訳をして頂いたのですね。

解説の方も、今日(12日)中に終わらせる予定です。
幾つか確認をしていたので、少し予定より遅れてしまいましたが…


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