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文科・中教審・教育再生会議・改組・改革

5896研究する名無しさん:2018/04/02(月) 09:36:25
大学を脅かす「教職課程の再課程認定」という統制
ttps://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180402-00052698-jbpressz-soci

 この2年あまり、全国の大学で教員養成にかかわる教職員の頭を悩ませ、時には憤りを感じさせてきた
文部科学省の政策がある。教職課程の再課程認定が、それである。簡単に言ってしまうと、
文科省によって、教職課程の運営に関する大学の自主性・自律性を損なうような統制が
加えられようとしているのである。

 再課程認定の申請は、今(2018年3月時点)始まったばかりなので、今後、審査が進むにつれて、
新たな問題が浮上してくる可能性も否定はできない。しかし、ひとまず現段階までのところで、
今回の再課程認定をめぐる問題をまとめておきたい。


 では、何が異なるのか。今回の教職課程認定における認定基準として、従来から変更された点を列記してみると、
以下のようになる。(今回の改訂では、幼稚園教諭、小学校教諭、養護教諭、栄養教諭も対象とされているが、
煩雑になりすぎるので、以下では、中学・高校教諭を念頭において記述する。)

(1)現行の「教科に関する科目」「教職に関する科目」「教科又は教職に関する科目」の区分を廃止し、
「教科及び教職に関する科目」に大括り化する。
(2)新たに独立した科目として、「特別の支援を必要とする生徒の理解」「総合的な学習の時間の指導法」を加える。
(3)従来の科目内での追加事項として、「チーム学校への対応」「学校と地域との連携」
「学校安全への対応」「カリキュラム・マネジメント」「キャリア教育」を加える。
(4)各教科や特別活動等の指導法の科目では、「アクティブラーニングの視点」を必ず取り入れる。
(5)大学の判断によって、「学校インターンシップ」を加えることができる。
(6)現行の「教職に関する科目」については、新たに策定された「教職課程コアカリキュラム」に
基いて課程認定の審査を行う。


 こう見てくると、結局のところ、今回の再課程認定における「異変」、そして大問題は、
(6)の「教職課程コアカリキュラム」にほかならない。これは、文科省が、教職課程に設置すべき
科目や扱うべき事項等を指定することにとどまらず、各科目の授業シラバス(具体的な授業計画)レベル
にまで細かな統制を加えようとするものである。

 いったい「教職課程コアカリキュラム」とは、何なのか。なぜ、そのようなものが登場したのか。
そこにはどんな問題性が孕まれているのか。次回は、このあたりのことを論じたい。


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