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now の使い方

1ジェンヌ★:2009/02/13(金) 17:14:02 ID:???0
こんにちは。
いつも拝見ばかりですが、今回おもいきって質問致します。
先日のリトルチャロ(NHK教育テレビ放送中)の中での文章です。

I now know that she loves me just way I am.

この中の「now」が何故この位置なのかが解りません。
また、他に良く似た使い方があれば教えて下さい。よろしくお願い致します。

2きわむ★:2009/02/15(日) 02:25:41 ID:???0
さきほど、チャロ再放送の該当部分みてみました。
I was wrong. I now know that she loves me just the way I am.
というところですよね

この now は倒置だと思います。

フラットな文では来ないこの位置に now が来ることによって、
「今は前とは違うんだ。彼女の本当の心がわかっていて幸せなんだ...」という
感情がこもっているように感じ取れるなあと思いました。

3算数K★:2009/02/15(日) 09:16:58 ID:???0
私はチャロを視ていないので文脈はわかりませんが、
この now の位置は「倒置」と呼ぶほどでもない、よくあるケースだと思います。
COBUILD にも Beef now costs well over 30 roubles a pound. という例があります。
私には、now know の now も now costs の now も「まえは限定」のように思えます。
どちらも「(過去はそうでなかったが)今は[…]」という感じです。
もし I know now that she loves me just the way I am. という位置なら、
「うしろは説明」の文末から that の前への「倒置」とも取れるでしょう;
that 以下が長いため文末に置くと何を説明しているかわからなくなることを避け、
同時に文の調子を整えるために「挿入」したように感じられます。

4きわむ★:2009/02/15(日) 18:11:22 ID:???0
算数Kさん

コメントにいろいろ思うことはあるのですが、

1 I now know that she loves me just the way I am.
2 I know now that she loves me just the way I am.

2は倒置で1は倒置とよぶほどでもないということでよかったですか?

僕には逆に感じられます。2の方がフラットな感じがします。

5パーヤン★:2009/02/15(日) 19:24:06 ID:???0
法副詞の位置ですね。

動詞

6パーヤン★:2009/02/15(日) 19:44:49 ID:???0
途中で送っちゃいました。。。

法副詞の位置ですね。

動詞(述部)に前からかかる(限定する)位置の副詞としてnowが使われてるんだと思います。
算数kさんのいうようにknow that...以下で伝えている事柄に対して
>「(過去はそうでなかったが)今は[…]」
というしばりを入れる位置関係の副詞として置かれてるんだと思います。
(先生の頻度の副詞の説明を参照)

soonなんかでも
He will be here soon.叙述的な意味で「すぐに」、述部を装飾
He will soon be here.「ここにいる」という事柄に対して「まもなくだ」という心理的評価

あと、文頭につく副詞用法もあります。
Now I know that she loves me just the way I am.
ジェンヌさんはこっちの形の方に馴染みがあるのではないでしょうか。
これはnowが文全体を前から限定してます。
「私が〜と知る」のは「今だよ」ということで
よく、「さあ/さて、〜だ」とかの訳がつきます。

7パーヤン★:2009/02/15(日) 19:46:50 ID:???0
辞書に載ってた法副詞位置のnowの用法ですが

The reason now became quite clear.
今"や"明らかだ。
やはり筆者の心的表現なんだと思います。

8きわむ★:2009/02/15(日) 21:13:46 ID:???0
パーヤンさん

3 Now I know that she loves me just the way I am.

これこそ倒置に見えるのですがそうはみえませんか? (見慣れた位置ではありますが。。。)

(i) I now know it all.
(ii) I know it all now.
(iii) Now I know it all.

この中では(ii)がいちばんフラットな文に見えるという類似で考えています。
あとは位置の移動による感情表現なのではないかと思うのです。

9きわむ★:2009/02/15(日) 21:24:40 ID:???0
(ii) I know it all now. (今ではすべてがわかっている)
は辞書(コズミカ)に載っていた、「今では、今や」という意味の項の例文です。
限定の位置になくても「今や」という意味にはなる、という例として記載しました。

10算数K★:2009/02/16(月) 00:00:45 ID:???0
なんだか面白いことになってますね、きわむさんのおかげかな。
私はパーヤンさんの感覚に近いかな、「法副詞」はよく知りませんが。
きわむさんの言う「フラット」とは「感情の起伏がない」ということでしょうか?
私は単純に頻度の問題として now には位置に関するフットワークの軽さを感じます。
確かに>>8のように now 以外の部分が一息ぐらいの短い文の場合、
文末が定位置で文中や文頭はほとんど見かけないでしょうね。
(一息ですから、now は文中には挿入しにくく文頭には大げさすぎますから。)
しかし、ジェンヌさんのご質問>>1のような I know [long that-clause] の場合、
少なくとも頻度に関する私の経験とリサーチ結果からは、
(a) 文頭の Now I know [long that-clause]. が最も多く、
(b) 挿入の I know now [long that-clause]. が次に続き、
(c) 限定の I now know [long that-clause]. がその次によくあり、
(d) 文末原理主義的 I know [long that-clause] now. はまず見かけない
 (もちろん [long that-clause] の中に now があることは多いでしょう)、
ということが言えそうです。
そして、ご質問>>1の文のように now が話題の転換ではなく過去との対比の場合、
特に論文などのような書き言葉では、(c) が落ち着いていて私の好みなのです。
(テクニカルライティングでは (c) の位置が推奨されることが多いと思いますが、
 おそらく強調し過ぎず限定の意味合いが明確になるからではないでしょうか;
 話し言葉や気楽なメールでは私もよく (b) や (a) を使います。)
ちなみに大西先生の用語法に従うと、
(a) は now を「前置」して強調する「配置転換」です;
(b) は長い that-clause を「後置」する修辞法としての「配置転換」でしょう;
(c) は「配置転換」ですが「まえから限定」の意味合いの方が強いと私は思います。
(「倒置」という「配置転換」は「主語-助動詞倒置」に限定されるようです。)
以上のような理由から、私は>>3のように説明したわけです。

11きわむ★:2009/02/16(月) 00:57:14 ID:???0
算数Kさん

わかりやすいまとめありがとうございます。
全く同感です。僕は「倒置」という言葉の使い方を間違えていました。
「配置転換」とか「骨格の変形」と言うべきでした。
「倒置」が主語と助動詞の転置限定の「配置転換」とわかっていませんでした。

また、おっしゃるとおり「フラット」とは「感情の起伏がない」という意味で
書きました。

全く同感といいましたが、最初からこう思っていたわけではありません。
今回の書き込みで自分の感覚と向き合ってはっきりとしてきたものです。

きっかけを与えてくださったジェンヌさんにも感謝です。

12きわむ★:2009/02/16(月) 01:10:38 ID:???0
全く同感といいましたが、ちょっと違うかもしれないのは、「骨格の変形」だからこそ、
そこからなにかの感情の起伏を読み取りたいなーと思う僕の気持ちかもしれません。
know の前に置くことによって「前はしらなかった(--)」「今はしってるんだ(^^)」
という対比に感情を読み取りたいと思うわけです。

13算数K★:2009/02/16(月) 04:45:38 ID:???0
きわむさん>>12、補足ありがとうございます。
そうですね、「対比」も「配置転換」による広い意味での「感情の動き」ですね。
では改めて、まとめてみましょう。now は、

[0] 基本の位置はあくまで文末で、後ろから文を説明する:文←now.
[1] 文が長いときには文頭に前置して強調することも多い:Now→文.
[2] 長いフレーズを後置することによる修辞的挿入も多い:I know←now←that she….
[3] 動詞の前から過去と対比し限定することも少なくない:I now→know←that she….

※ [1] はともかく、[2][3] は感情の動きが小さいことが多い技巧的な配置転換。
※『バイエル』では、[0][1] が初級;[2][3] は中級/上級?

14きわむ★:2009/02/16(月) 20:37:29 ID:???0
算数Kさん

僕なら、[2]より[3]の方が感情の動きが大きい、と
付け加えたいところです。[2]に感情の動きをあまり感じることが
できませんが、[3]には感じるのです。

(最初の書き込みから僕はここにこだわっているので、もうひと
押しだけしてみます。)

googleでなんとなく検索して眺めてみたとき、[3]は、人生の真理
や大きな勘違いなど、なんだそうだったのか…、あぁそうだった
んだ…、というはっとするような、印象深い内容が
that以下にあることが多いような感じを受けました。
(これはなんとなくです。そのとき僕には[2]の例文は
あまり見つけられませんでしたが。。。)

15きわむ★:2009/02/16(月) 20:50:12 ID:???0
[2]より[3]の方が強い対比である、という表現の方がいいかも
しれません。

16ジェンヌ★:2009/02/16(月) 21:52:00 ID:???0
お返事遅くなりました。きわむさん、パーヤンさん、算数Kさんありがとうございます。

私の感じ方はきわむさんに近い感じがします。パーヤンさん、法副詞って初めて知りましたが、ムードつまり心の動きを表す副詞と考えて良いんでしょうか?

文頭に「now」を置くほど強調はしたくない。でも、以前(that以下)とは随分違うってことを言葉ではなく気持ちをくみ取って欲しいという解釈では間違っていますか?

17きわむ★:2009/02/17(火) 02:00:15 ID:???o
ジェンヌさん

ご賛同うれしいです

ただこの意見あまり自信がないのをご了承ください
自信がないからこそ書き込んでいます

今の自分はそう感じるからネイティブもそうだったらいいなー、違うのなら理由をわかった上で感覚を修正したいなーと思って書き込みに参加してます

18算数K★:2009/02/17(火) 20:17:38 ID:???0
きわむさんのこだわり>>14>>15はよくわかりました。
>>13で「[2]より[3]の方が感情の動きが大きい/強い対比である」というのは、
限定の一般論からながめれば、そう言えそうにも思えます。
限定の入れ子構造を機械的に大げさに例えると、例えば、
[0] I know that ... now. は I 県 know... 市 now 区
[1] Now I know that .... は now 県 I 市 know... 区
[2] I know now that .... は I 県 know... 市 now 特別区
[3] I now know that .... は I 県 now 市 know... 特別区
のようになるでしょうから。
でも私は、常にそうとも言えず、文脈によると思うのです。
私には、
[2] も [3] も now と know との結び付きが強く対比の強さは同じくらい、
[3] は now が know と冷静にしっかりタグを組む感じが強い、
[2] はそのタグがわずかにゆるいぶん語調を整える感じが強い、
([3] が the yellow tie なら [2] は that tie, the yellow one のような感じ)
([1] は now だけが単独で飛び出している感じだから対比も強い)
そのように思われるのです。
[3] の「冷静さ」は私の読み書き経験(数学の論文や本が中心)から来るものですが、
[3] に「冷静さ」のようなものを感じるからこそ、
常に「[2]より[3]の方が感情の動きが大きい/強い対比である」というご意見には、
そうとまでは言えず文脈によるのでは、と留保を付けたくなるわけです。
(実は今日、帰宅途中、テキストを立ち読みしてきたのですが、この台詞、
 分析が冷静で客観的な元警察犬のもののようですね。物語は知らないのですが。)

19ジェンヌ★:2009/02/17(火) 23:39:12 ID:???0
算数Kさん
>分析が冷静で客観的な元警察犬のもののようですね。
このようなことまでやはり話し言葉には関係があるのですね。その職業独自の言い回し等が。
この台詞、番組では「NOW」については特に触れられず、訳は「彼女はあるがままの私を
愛してくれているんだ。」となっていました。
単語の場所が変われば感情が動く、と大西先生がおっしゃっていたのにこの
「now」が移動した事による感情の移動がなかなか解りませんでした。
これでやっと、算数Kさんのおっしゃっていることも理解できました。
物語の内容にながされてしまう以前にその言葉を使う人物(犬?)のキャラクターも
多いに関係があると言うことですね。

ところで、パーヤンさんが「soon」を挙げて下さっていますが、この「now」のような使い方を
する他の単語もありますか?

20パーヤン★:2009/02/19(木) 01:54:42 ID:???0
見ないうちにスレが育ってる。。。

>>16>ジェンヌさん
>ムードつまり心の動きを表す副詞と考えて良いんでしょうか?
僕は心の動きを表す副詞の位置関係と捉えています。

>きわむさん
僕は、出張ハートで感じる英語塾 専用スレッド(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/8450/1191539127/40-)
算数kさんといろいろ議論した部分と重なりますが
先生の倒置の部分に関してはちょっと実際まだ承服できない部分があります。

今回の副詞の位置についてもそうなのですが、
そこが標準でそこから逸脱しているのかというよりも
前後の関係でその副詞がどのような機能を持つ位置関係なのかで捉えた方が
よりスッキリいくのではないかと考えているからです。

21パーヤン★:2009/02/19(木) 08:05:23 ID:???0
>ところで、パーヤンさんが「soon」を挙げて下さっていますが、この「now」のような使い方を
する他の単語もありますか?

nowのようにどの位置にももってこれる副詞ということでしょうか。
それとも位置によって意味が変わる副詞ということでしょうか。
基本的にはどの位置にも置けると思いますし、
その配置によって与えられる役割によって意味合いが変わるものもありますが
どの位置にも置けるが配置によって与えられる役割にかかわらず意味が変わらないものや
配置による役割と単語の意味が馴染まず位置が限定されるものもあると思います。

例えば配置によって意味が変わるもので
He answered a letter foolishly.
He foolishly answered a letter.
http://jpenglish.wxsc.com/english/day27.html
He only promised to live with me.
He promised only to live with me.
http://teach-me-english.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-82ff-11.html

見慣れた単語ではwellなんかは普通文末に着ますが
Well,<sentence>(感動詞として分類されてますが)やmay well <動詞>では叙述のwellの意味とは
違ってきてますよね。
http://wiki.livedoor.jp/onishi_eah1/d/6391.%b6%b5%a4%a8%a4%c6%a4%af%a4%c0%a4%b5%a4%a4%a1%a3%a1%a3%28EAH%29
のraintreeさんの解説必見。

22ジェンヌ★:2009/02/20(金) 06:45:23 ID:???0
パーヤンさん
 いろいろ紹介して下さってありがとうございます。
どれもとても興味深いものばかりです。
今、あわてて大口開けて入れたばかりですので、これから
ゆっくり咀嚼して味わっていきたいと思います。

ありがとうございました。


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