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哲学的・雑談的 3

219千手:2009/08/17(月) 09:20:21
>>218
1.神の墓守
2.本人の問題なので他の者からはわからない

日本の戦没者慰霊の儀式がひどく自分勝手に見えるのは、バカな作戦行動によって殺された他国の人たちへの慰霊という問題意識が微塵も感じられないところです。

220毛蟹:2009/08/18(火) 00:10:02
>>219
1.神の墓守

なるほど。

2.本人の問題なので他の者からはわからない

例えば「快楽殺人」は回帰するのか?という問いです。
殺す側の人間だけに「快楽殺人」という出来事が回帰する、などということは・・不可能ですよね?

221千手:2009/08/18(火) 10:03:06
--- Ach, Gott ist tot!
Und ich soll leben?
ああ、神は死んだ!
わたしはなおも生きねばならないのか?

これがヘッセの詩の結びですが、彼にはまだ「3」への見通しはなかったでしょう。

222千手:2009/08/18(火) 10:09:43
>>220
>例えば「快楽殺人」は回帰するのか?という問いです。
>殺す側の人間だけに「快楽殺人」という出来事が回帰する、などということは・・不可能ですよね?

この問いへの答えをわたしは知りません。
ただ柳田国男が「殺生の快楽」という時(『後狩詞記』)、彼は何かを誤解しています。

223毛蟹:2009/08/18(火) 22:51:42
>>222
>この問いへの答えをわたしは知りません。

僕の問いは「永遠回帰・・・歓び(だけ)が回帰する」に対するきわめてストレートな問いです。そしてこの問いに対する答えは、千手さんの解釈する「永遠回帰」の基本構造(性質?)を明らかにしてくれると期待していました。まったく残念です。

224千手:2009/08/19(水) 09:35:09
>>223
要は「快楽殺人」を理解できないということです。

225毛蟹:2009/08/19(水) 11:41:27
>>224
強姦殺人ならどうですか?

226千手:2009/08/20(木) 00:19:31
>>225
要は、「快楽殺人」にせよ「強姦殺人」にせよ、その快がどのように構成されるかがわたしにはわからないということです。

バタイユの「眼球譚」なら少し考えようがあるかもしれません。

227毛蟹:2009/08/20(木) 09:31:54
>>219,222,224,226

どうもありがとうございました。
ニーチェについて千手さんにお尋ねしたいことはもうありません。

228千手:2009/08/20(木) 13:39:22
>>227
それならお尋きしましょう。
いわゆる「快楽殺人」者は、正確に言って、どこに快楽を感じているのでしょう?

229毛蟹:2009/08/21(金) 00:31:18
>>228
>いわゆる「快楽殺人」者は、正確に言って、どこに快楽を感じているのでしょう?

それは「他の者からはわからない」。そして殺れた者も快楽を感じていたかもしれない。それも「本人の問題なので他の者からはわからない」。すべてそう言って済ませることができる。一方にとって快であると同時に他方にとって不快であるような2者間の出来事は「ある」ということが認められない人のニーチェ論に興味を失ったということです。

230千手:2009/08/23(日) 01:24:21
>嘆きの声は言う、「終わってくれ!」と。
>しかしすべてのよろこびは永遠を欲してやまぬ---。
>深い、深い永遠を欲してやまぬ!
『ツァラトゥストラ』III-15「第二の舞踏の歌」氷上英廣訳

この「よろこび」と関係のない快楽は、ニーチェの永遠回帰の思想と関係しません。

231毛蟹:2009/08/23(日) 13:26:55
>>230
>しかしすべてのよろこびは永遠を欲してやまぬ---。

この「よろこび」が個人の生涯に訪れるものに限定されず、生命が経験した「輝かしい」歓び、一切を回帰させる者ということであれば、
「歓びが回帰する」という認識を僕も共有できます。

232千手:2009/08/24(月) 22:40:25
>>231
その通りです。

233毛蟹:2009/08/25(火) 14:23:29
>>232
ご教示ありがとうございました。

234千手:2009/08/28(金) 17:47:32
>>233
いいえ、「教示」というほどのことではございません。

235毛蟹:2009/09/28(月) 22:17:53
オーディオ屋としての目下の課題は、「短波」に登場する全ての音に死に場所を与えることです。呵責の無い力とスピードで音が到達する高さはやはり比類がありません。かれこれ2週間ほどシジフォス的作業に没頭しています。10月5日までに何とかしたい。面屋庄甫氏のモノに対する姿勢が励みになります。

236千手:2009/10/03(土) 12:42:24
>>235
10月5日?

237毛蟹:2009/10/06(火) 10:04:43
法然院でのスクーリング(10月6日〜7日)に間に合わせたいということです。
成果の程は・・・う〜ん、微妙。

238千手:2009/10/26(月) 23:09:28
昨日小泉義之さんに「哲学」の特別講義をしてもらった。
ううーん、おもしろい。何が?
彼だけしかもたないような発想がある。
たとえば、
「ぼくは癌が病気だとは思ってないんです…」
そうか、それは自然な過程と思ってもいいことなのか……。

まあ、僕とは意見も発言のスタイルもあまり合わないのだが、それでも面白い。
鶴見和子の件の絡みでそう思った。

また関心も方法も違う。僕の関心は「神の死の体験」とその先、だが、彼にはそこへの関心はなさそうだ。
方法は、愚にして鈍が僕の流儀だが、彼は明晰な頭脳で次々何でもこなしてゆく。

ともあれ面白かった。いずれ僕の頭の中が整理されて、何がほんとの問題だったかわかってくるだろう。

239毛蟹:2009/10/30(金) 11:59:06
一昨日okamotoさんの絶賛するクリント・イーストウッド監督・主演「グラン・トリノ」を観に祇園会館に行きました。上映は今月末まで。滑り込みです。祇園会館はいい感じのヘタレ具合になっていました。
いい映画でした。戦争という極限状態に於いても敵国人を殺害するのは「自分の意志」であるということ。贖罪は自分の手で行わなければならないということ。この厳しさ。そして主人公は友人と彼の家族を守るため自ら命を捨てるのですが、それが友人にとって返済不能な贈与とならないために返済の方法(愛車「グラン・トリノ」の相続)を用意して死にに行きます。この優しさ。
グラン・トリノが走り去るエンドロールも秀逸でした。画質とイーストウッドの歌声のハーモニーが喩えようもないくらい肌理の細かい時間を作り出していました。このエンドロールによってこの映画は最良のアメリカ映画に成り得たといっても過言ではないと思います(この部分は映画館で観ないと十分には伝わらないかも)。

240千手:2009/11/21(土) 01:24:57
『病いの哲学』と今回の講義に関連して、わたしが質問したのは次のこと、
「死に淫するとはどういうことなのか?」

彼がソクラテス、ハイデガー、レヴィナスを死に淫する哲学者として批判しているのだから、「死に淫する」とはどういうことなのかを明瞭に説明してほしかった。
それほど明瞭な答えをいただけなかったので、後がもつれてしまった。

その連関で、シュテファン・ゲオルゲのある詩について、批判をまとめたい気になっている。
「命を賭けた求愛」というようなことについてだ。
ゲオルゲはそれに成功してしまった。
それは喜びなのか、後悔なのか?
命にまさる価値を、ともかく彼は殺してしまったのだ。

241千手:2009/11/21(土) 01:30:30
ソクラテスは病気であった。だからこそ死に淫した。
---わたしは、ニーチェに倣って、およそこのように思っている。

「病気」とは、肯定できないこと。ルサンチマン。

242千手:2009/11/21(土) 01:39:48
ゲオルゲは、まともな人間なら、非常に苦いものを体験したはずだ。
「神は死んでいた」と言いうるようなものを。

243<削除しました>:<削除しました>
<削除しました>

244中路正恒:2009/12/23(水) 09:08:33
「中路正恒公式ブログ」というものが誰ともわからぬ人物によって立てられていて、
http://plz.rakuten.co.jp/tad77/diary/?act=list
それについて楽天の方に対処をお願いしたら、何もできないという匿名の返事が来ました。
そのやりとりを公開してゆこうと思います。

個人の持つ信用を利用した詐欺行為が、そのブログからはじめられるかもしれない、のに、です。

245毛蟹:2009/12/24(木) 12:10:47
教えて頂きたいのですが、かつて白人には食人習慣というものがあったのでしょうか?
イエスが「このパンはわたしの肉である。この葡萄酒はわたしの血である。」と弟子に言ったと言われています。食人習慣のない種族が思いつくものではないだろうし、同種族の間で広く記憶されていないような比喩をわざわざ用いることはないように思えます。

246毛蟹:2009/12/24(木) 12:28:50
>>244
これは酷い。「個人の持つ信用を利用した詐欺行為」というよりも、個人の信用を貶めることを目途とした行為のようです。
楽天のいう「何もできない」は、現行の法規制では「何もできない」のか、「何もする義務がない」のかどちらでしょうか。後者なら有効な対抗策はなさそうです。黙殺することくらいでしょうか。そのブログを作った人間はこの掲示板も見ている可能性があります。ここで楽天とのやり取りを公開するのは、そいつに餌をやることになってしまうかもしれません。やめたほうが賢明ではないでしょうか。

247毛蟹:2009/12/24(木) 12:31:54
>>246 訂正
誤:後者   正:前者

248毛蟹:2009/12/24(木) 12:45:26
>>245
京都府警のHPです。
http://www.pref.kyoto.jp/fukei/anzen/seiki_h/cyber/sodan/hibou.htm

249毛蟹:2009/12/24(木) 13:00:38
警察への「被害届け」は少なくとも楽天に対するプレッシャーになるはずです。

250千手:2009/12/24(木) 19:19:50
>>249
有り難う。近々警察に相談に行くつもりです。年末で時期が悪いかな。また、まだ仕事が終わらず、毎日追い回されています。
年明け早々もまずいし。ともあれ、行きます。

251千手:2009/12/31(木) 02:30:25
書評:菅野覚明の『神道の逆襲』
http://25237720.at.webry.info/200912/article_5.html

252千手:2009/12/31(木) 02:31:54
書評: 吉田松陰の『留魂録』
http://25237720.at.webry.info/200912/article_4.html

253毛蟹:2010/01/02(土) 11:37:13
本年もよろしくお願いします。
>>251,252
拝読しました。学生に向けて書かれたと思える分かりやすい文章が僕にはとても有り難い。
『留魂録』の書評の最後で中路氏が述べていることとほぼ同じことを内田樹氏がブログで言っています。「労働の価値は労働そのものに内在するわけではない。その成果を享受する他者たちによって事後的に賦与されるのである」、「自分がなした仕事から何らかの喜びや愉悦や利益を受け取る他者がいつか出現するであろうという予測をもてるならば、それは、労働に今ここで価値を加算するのである」。
『神道の逆襲』の書評を読んで考えさせられたこと。「世界(宇宙)と身体で繋がることは、神の名を出さねばならぬほど特別な経験なのか?もしかして、それは普通の人間が『してはいけない』ことなのか?もしそうなら、誰が何の目的で禁止してきたのか?」・・・分からない。

254毛蟹:2010/01/02(土) 21:19:27
>>253
それとも、「神的な経験」というのは、「誰に返礼したらいいのかさっぱり分からない贈与」みたいなものでしょうか?
人間の能力の「連続性?(うまく言えない)」を断ち切ることで誰かが利益を得ているのかもしれないけれど、喜びや感謝の感情を投げ入れるポストとしての「神」なら在ってもいいかと思う。

255毛蟹:2010/01/09(土) 13:02:59
さきほど「病の哲学」(小泉義之)を読了しました。
僕にとってはハードルの高い本であり、理解には程遠い。けれども武器(知力)の正しい使い方とはまさにこのようなものであろうと思わせられた。僕個人の経験(祖母の臨終の際して僕は祖母にとって「不気味なもの」になっていた)と重なって、読みながら幾度も落涙してしまった。今更詫びてもどうしようもない。
最も印象に残った箇所はこれでした・・・「しかし、「生命、しかも病的な生命」は、「もっとも深い、もっと隠された、存在論的レベル」に位置している。深き淵にいるのだ。とすれば、それに相応しい「根本的な地位」を賦与しなければならないのは明らかではないか」。(P224)

256毛蟹:2010/01/09(土) 15:09:25
もうひとつ、「デカルト『方法序説』を読む」(谷川多佳子)も読了。
谷川さんに導かれてスイスイ読めてしまうのだが、一旦本を閉じて自分の頭で「わたしは考える、ゆえにわたしは存在する」を考えようとすると、たちまち混乱してしまう。
「考えるわたし=存在するわたし」は事後的に私によって存在を−かつて存在していたことを−与えられたということであり、現在(この瞬間)に於いてわたしに存在を与えるものは不在ではないのだろうか。

257毛蟹:2010/01/11(月) 15:13:29
「そうならなくてはおかしいはず」というニュース。

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&id=1073646

「『豪州人総バカ』と思われたら堪らない」ということらしい。
シー・シェパードの人々が一番恐れることは、「捕鯨国の捕鯨によって鯨類が減少あるいは絶滅してしまうことではなく、鯨類が減少あるいは絶滅する前に捕鯨が絶滅すること」である。そんなことは誰でも想像がつく。

258千手:2010/01/17(日) 00:15:25
とりあえず控えておこう。

川勝平太、鶴見和子『「内発的発展」とは何か』pp.168-169
 鶴見 私、今日は非常に多くを学んだ。まずこの「解説」を読んで、どうしようと思ったのは「類推」。アナロジーが方法になる? こんなこと、いままでの学問の中で聞いたことがないの。これが科学方法論になる? 私、びっくりしたの。アメリカの大学で科学方法論という講義をちゃんと聞いておりますのよ。この中に一度も出てきたことがない。びっくりした。
 川勝 今西錦司ですね。
 鶴見 今西錦司の前に外国にはない? キリスト教の中に。
 川勝 ないと思いますね。やはり今西錦司。
 鶴見 アナロジーというのは、心理学では出てくるけれど……。ロジック、つまりロジカル。メソッドというのには出てこない。サイエンティフィック・メソッドの中にも出てこない。だから私、びっくりしたのよ。

アナロギア・エンティスは? と、ふと思う。難しい。また『差異と反復』の中のノマド的配分と対比されるアナロジー的配分の問題。

259千手:2010/01/17(日) 00:21:46

引用内一字訂正。「ロジカル。」→「ロジカル・」

鶴見さん、さすがだと思う。キリスト教に、という勘のつけ方が。

260千手:2010/02/25(木) 03:35:20
沖縄問題の見方ひとつ。
http://alternativereport1.seesaa.net/article/142005167.html

261千手:2010/03/05(金) 09:26:33
小沢報道と「テレビ文化人」
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/

262毛蟹:2010/04/12(月) 10:05:36
沖縄基地問題に対する内田 樹さんのコメント。
4月8日付けブログ「従者の復讐」。
http://blog.tatsuru.com/

日本国民の対米感情、国家のなすべきこと、小泉純一郎への評価、いずれも感心させられました。
ただ、日本政府の勝利を「米軍の沖縄からの撤退と基地の全面返還である」とする考えには同意しかねます。

263千手:2010/04/12(月) 10:55:54
>>262ちょっと拝見
わたしは、国家の外に繋がる見えない通路をたくさん作ることを仕事にしているので、「国民国家の黒字」という論点には何のかかわりも持ちたくない所です。
彼の小泉純一郎論は、田中宇の「隠れ多極主義者」という概念とかなりよく似ていると思います。
とりあえず以上。

264毛蟹:2010/04/12(月) 17:29:54
>彼の小泉純一郎論は、田中宇の「隠れ多極主義者」という概念とかなりよく似ていると思います。

これは僕も同感です。

265千手:2010/08/02(月) 21:10:05
内田樹の『日本辺境論』を読んだ。30分以上時間をかけて。「機」の話しは直観音楽と結びつくが、読んでわかったからといって速くなるわけではない。
辺境性に執着してみろ、というお勧め。それで見えてくるものは確かに幾つかある。だもう一歩何が言いたいのかわからない。

266千手:2010/08/03(火) 20:59:39
インターチェンジャブルな能力が大事だと鶴見俊輔は言う。「転移の能力」と言い換えているのがそれだと思う。『新しい風土記へ』の中の池沢夏樹との対談で。うん、と思う。しかしそれと内田樹などの言う「機」と結び付けなければならない。「インターチェンジャブルなのは誰か?」と。それは私なのか?
私ではない。私の背後にありまた手前にある生成なのだ。わたしの言うところの「浮立の気」なのだ。そのはずだ。それは誰のものでもない。
わたしの言葉で言えば、それがリズム(宇宙の)なのだ。

(twitter再録)

270千手:2013/08/10(土) 22:38:57
次の「営業広告」を削除しました。
■ 2013/08/10(土) 19:33:06ns4006995.ip-198-27-82.net

273千手:2013/10/09(水) 21:05:57
次の「営業広告」を削除しました。
■ 2013/10/09(水) 19:42:28ks4003444.ip-142-4-210.net

275千手:2013/10/12(土) 17:52:23
下記の「営業広告」を削除しました。
■ 2013/10/12(土) 14:11:47ks4003444.ip-142-4-210.net


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