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哲学的・雑談的 3

17Pentatonics★:2007/07/22(日) 02:06:17
>>14
赤坂さんの>>4における「物語」と、私が言った「われわれの物語」が必ずしも同じものだとは思わないのですが、両者に共通する問題性もまた判ります。
それは、語ることと、共同体の靭帯をつくることとを素朴に重ねてしまっているところなのでしょう。「われわれ」にはそういう含意が確かにあります。
私自身はこのあたりに迷いを持っています。しかし、伝統的な共同体を自明のものとして、そこに根拠を置くことは避けたいと思っています。それは尊重したいものではあるのですが。
共同体の成員が共通に持つ物語(赤坂さんはたぶんこれに組するのでしょう)ではなく、多彩な変奏を生み出す自由な運動性の方に大切なものがあるように思います。そうでなければ経験は固有のものにならないと思うのです。
怪異譚の越境的なパワーに注目したくなるのも、共同体的なものを超えたひとりひとりによる「語り直し/語り出し」を感じるからです。
怪異譚の内部には、矢印状の時間を切断してしまうような、反歴史的なものが仕組まれてはいないか、と思っています。「新耳袋」以降の現代怪談にもそういう切断の感じを強く感じます。


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