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直観音楽アンサンブル とりあえず2
8
:
千手★
:2007/07/25(水) 03:01:51
「間」について(シュトックハウゼンの「正しい長さ」から考える)
古語に「間近し」「間遠し」という語があります。普通「間」の語を使って表記します。
古語辞典の中でおそらく最も鋭い言語感覚で書かれた『岩波古語事典』もこの表記を使っていますが、
わたしにはこれはもとは「目(ま)近し」「目遠し」であった気がします。
「間」についてエッセンシャルに考えるためには、「間」を「目」から考えることが必要ではないかと思います。
「ま(間、目)」は「Punkt・点」(ドイツ語)と関係し、
あるいはより正確には動詞の「punkutieren」(点を打つこと)に関係すると思います。
つまり注目点に点を打つことです。
このことを経過的な時の流れに対して行なうことが「間」を取るということではないでしょうか。
つまり一つの音の持続は、正しく間をとって打たれた第二の点、次に付けられた音の時点によって、
「間」を定められ、「間」として成立するように思います。
そこにはやはり目をつける、注目するという意味での、「注目点」という概念があり、「間」はそのようにして「目」を含んだ行為によって成立すると思われます。
このことが「間」についての議論の最も本質的な点ではないでしょうか?
(これはブログにも載せます)
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