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オショーのSadhana Pathを読んで実践する

940避難民のマジレスさん:2023/02/14(火) 01:11:02 ID:ol7QpU0U0
荘子45.
人間世第四(8-1)
丘請復以所聞。凡交近則必相靡以信。遠則必
忠之以言。言必或傳之。夫傳兩喜兩怒之言。
天下之難者也。凡兩喜必多溢美之言。兩怒必
多溢惡之言。凡溢之類也妄。妄則其信也莫。
莫則傳言者殃。故法言曰。傳其常情。無傳其
溢言。則幾乎全。且以巧闘力者。始乎陽。常
卒乎陰。泰至則多竒巧。以禮飲酒者。始乎
治。常卒乎亂。泰至則多竒樂。凡事亦然。始
乎諒。常卒乎鄙。其作始也簡。其將畢也必
巨。

丘請う復(また)聞く所を以てせん。凡そ交
り近ければ則ち必ず相靡(したが)ふに信を
以てし。遠ければ則ち必ず之を忠(まこと)に
するに言(ことば)を以てす。言は必ず之を伝
ふるあり。夫れ両喜両怒(りゃうき)の言を伝
ふるは。天下の難き者なり。凡そ両喜は必ず
溢美(いつび)の言多く。両怒は必ず溢悪
(いつあく)の言多し。凡そ溢(いつ)の類
(たぐい)は妄なり。妄なれば則ち其の之を
信ずるや莫し。莫ければ則ち言を伝ふる者殃
(わう)あり。故に法言に曰く。其の常情を
伝へて。其の溢言(いつげん)を伝ふる無け
れば。則ち全きに幾(ちか)しと。且つ巧を
以て力を闘はす者。陽に始まりて。常に陰に
卒(お)わり。泰(たい)至らば則ち奇巧
(きこう)多し。礼を以て酒を飲む者。治に
始まり。常に乱に卒わり。泰至らば則ち奇楽
多し。凡そ事亦然り。諒(まこと)に始まり
て。常に鄙(ひ)に卒わる。其の作(おこ)
る始めや簡。其の将に畢(おわ)らんとする
や必ず巨。

注:
丘:孔子が本名(丘) を名乗ったのは、へりくだ
 って王族である子高に敬意を表した
靡(ビ);従う 。
凡交近則必。相靡以信;本国内では信頼関係
 があるので、辞命(使者の口上)は用いなく
 ても、符辛(しょうこ)さえ見せれば、直ぐ
 に順う。別解説:お互いに従うのは信頼関係
 だ。お互いに信 義を守ろう
遠則必忠之以言;遠い他国では、忠(まこと)
 を伝えるには、必ず、辞命を以てしなけれ
 ばならない。別解説、自分の真心を伝える
 ために言葉を用いる。
夫傳兩喜兩怒之言;(他国との交渉で二人の君
 主が)両方喜び又は怒るような言葉を伝える
多溢美之言;褒め過ぎ、良い事を大げさに伝
 える。
多溢惡之言;誹り過ぎ、悪い事を大げさに伝
 える。
凡溢之類也妄;當を過ぎた言は妄誕(もうた
 ん、でたらめ)に流れる。
傳言者殃;その言葉を伝えた者は殃(わざわ
 ひ)に遇ふ
法言: =格言。世の中の法則となる言葉。
傳其常情。無傳其溢言。則幾乎全:真実を言ひ
 伝へて、美言も悪言も当を過ぎなければ、
 殃を免れて、その身はほぼ安全だろう。
以巧闘力者。始乎陽。常卒乎陰。泰至則多竒
 巧;戯れて相撲を取る時は陽気であるが、
 果てにはいつも怒って相撃つやうな陰気な
 ものとなり、甚だしくは互いに秘技を尽く
 して相殺傷するやうな大事に立ち至るので
 ある。
亂:乱痴気騒ぎ
多竒樂:飛んでもない醜態を晒す
始乎諒。常卒乎鄙:始めは誠実を尽くすが、終
 には薄情になり、疎遠になるのが常である
其作始也簡。其將畢也必巨:事を為すに当た
 り、始めを良いかげんのことをしておけ
 ば、終には放漫にして収拾すべからざるも
 のになってしまふ
(´・(ェ)・`)つ


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