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オショーのSadhana Pathを読んで実践する

611避難民のマジレスさん:2022/10/03(月) 02:37:03 ID:IwpEkltg0
(つづき)  p335-336
  ところで、たとえこれらの増大等が生起等に含まれないとしても、〔このスートラで は]生起と存続と帰滅だけが述べられていてしかるぺきなのである。というのは、その場合には(すなわち、このスートラで世界の生起と存続と帰減が述べられている場合には)、「実にそれよりこれらの存在が生ずるのある[云々]」という、それ(世界の 生起と存続と帰滅)を教示するヴェーダ文章が思い起こされ、そのときに、世界の根 本原因であるブラフマンが[このスートラで]定義づけられていることになるからである。だがさもなければ、「生ずる。存在する。増大(成長)する」等が[このスート ラで]述べられていることになり、そのときには、それ(生起・存在・増大等)を教示 する『ニルクティ』の文章が思い起こされることになろう。[だが]それ(『ニルクタ』 の文章)は、[世界の]根本原因を教示することを目的とはしていないのである。何故 なら、[世界が]帰滅する以前に存続しているときにでも、その(『ニルクタ』の)文章 が述べているような生起等の存在の変化は、成り立つからである。従って、[このような]疑問を退けるために、[師シャンカラは、このスートラでは]ヴェーダに述べられ ているような生起と存続と帰滅が言及されているのだということを、一方、ヤースカの列挙しているような云々と述べているのである。
  [反対主張]たとえそうであっても、[このスートラでは]、生起だけが示されていればいいのではないか。存続と帰滅はそれ(生起)から必然的に理解されるのではないか。
  [答論]だから[師シャンカラは、このような反対主張に対して]、ブラフマンからすなわち原因からの発生云々と答えているのである。すなわち、[生起と存続と帰減という]三者によって、これ(ブラフマン)が[世界の]質料因であることが示されているのである。だが生起だけでは、動力因とも共通なので、[ブラフマンが]質料因(くま注)であることは示されていないことになろう。だから[師シャンカラは]、それ(ブラフマン)のなかでの[存続と]云々と述べているのである。

脚注
くま注 質料因・動力因:アリストテレスが論じた、現象についてその4種類の原因を検討すべきである(四原因説(しげんいんー)とする説。
*質料因:存在するものの物質的な原因
*動力因:作用因:そのものの運動変化の原因
*形相因:そのものが「何であるか」 を規定するもの
*目的因:そのものが存在し、運動変化する目的
(´・(ェ)・`)つ


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