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鬼和尚の仏教講読会 別館2

458避難民のマジレスさん:2021/05/01(土) 22:34:51 ID:5Egb2YzY0
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井    2/2
吸盡西江公案圓 西がう汲み尽くして公案まどかなり
工夫不管溺深泉 工夫管せず深泉に溺るることを
不借寸繩千尺底 寸じょうをからず千尺の底
西來祖意爲人禪 西來の祖意爲人の禪

くま訳
西江の水を汲み尽くすという公案は、完璧である。
深い泉で溺れようとも、一心に禪の修行に励むとは、
短い縄を借りて、長い縄のようにしろというのではない。
達磨の意図は人が為せる禅である

*大河の水を呑み尽くす:一口に吸尽す西江の水―(『馬祖録』)
 龐居士(150の詩 参)が馬祖道一禅師に質問した。「世界のあらゆる存在と与しない、独立自存の人と
 は、いったいどのような人ですか」。その質問に答えた馬祖の語。「お前が西江の水を一口に飲み尽くし
 たら、それを教えてやろう」ということ。禅は独脱無依の絶対主体性を確立することである。自分以外の 
 一切のものと与しないような完全に自立した人間になることである。
*西江(せいこう)は、中国南部流れる川、長江・黄河に次ぐ3番目の長さ。
*不管〜(都): ①「〜であろうと・・・だ」「〜にかかわらず・・・だ」②構わぬ
*水不借路路不借水
 みずみちをからず みちみずをからず
 水は道を借りて流れているわけではない。
 道に沿って流れ、流れに応じて道ができる。
(´・(ェ)・`)つ


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