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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 5

99避難民のマジレスさん:2019/07/26(金) 18:51:16 ID:og89HtMo0
ラマナ・マハルシとの対話76

1935年9月29日

K・S・N・アイヤール氏は、「霊的生活と世俗の活動をどう調和させればよいのか、いまだに確信が得られません」と語った。

師はその答えとして、『ヨーガ・ヴァーシシュタ』(原典は数百万もの節から成り、そのうちサンスクリット語の詩句は三万二千句が発見された。『ラグ・ヴァーシシュタ』と呼ばれる六千句に要約されたものが存在し、そのタミル語版はさらに二千五十句に要約されている)からいくつかの詩節を引用した。

質問者
 心を集中させなければ、満足のいく仕事はできません。
 心を霊的な次元に向けながら仕事を続けていくにはどうしたらよいのでしょうか?

マハルシ
 心とは真我から投影され、目覚めの状態に現れたものにすぎません。
 深い眠りの中では、あなたは自分のことを「誰々の息子だ」などとは言いません
 目覚めるとともに「私は誰それだ」と言い始め、「私は世界を認識する」などと言うのです。
 世界はローカにすぎません。
 ローカとはローキャテー・イティ・ローカハ(知覚されたものが世界である)です。
 見られるものがローカ、つまり世界なのです。
 それを見ている目とは何でしょうか?
 それは(目覚めと眠りのたびに)周期的に立ち現れては消えてゆく自我です。
 しかしあなたは常に存在しています。
 それゆえ、自我の彼方に在る「それ」とは意識、つまり真我なのです。

 深い眠りの中では、心は沈み込んでいても破壊されてはいません。
 沈み込んだものは再び現れてきます。
 それは瞑想の中でも起こりえることです。
 しかしひとたび破壊された心が再び現れることはありません。
 ヨーギーの目標は心を破壊することであって、ラヤ(心が一時的に停止した状態)の中に沈ませることではないのです。
 ディヤーナの静寂の中でラヤは継続しますが、それは十分ではありません。
 心を破壊するためには別の修練の補助を得なければならないのです。
 ある人々は取るに足らない考えを抱きながらサマーディに入り、長い時を経た後に同じ想念の流れとともに目を覚ましました。
 その間、世界では何世代もの時が経っていたのです。
 そのようなヨーギーは心を破壊してはいません。
 心の破壊は、心が真我と一つであることを認識することによって為されます。
 たった今でさえ、心は真我から離れては存在しないのです。 

 認識しなさい。
 日々の活動の中でこそ、それを認識するときです。
 活動は自動的に続いて行きます。
 心が活動を促していると考えるのは真理ではありません。
 心は真我から現れた幻影でしかないということを知りなさい。
 こうして心は破壊されるのです。


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