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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 5
372
:
避難民のマジレスさん
:2019/12/01(日) 01:03:41 ID:o3CMzonY0
ラマナ・マハルシとの対話201
パールシー教徒の二人の女性が尋ねた。
「常に存在し、最も身近にあるはずの真我が実現されないのはなぜでしょうか?」
マハルシは以下の話をした。
(1)『スワカンターバラナン・カター』の物語から、首にかかっているネックレスを調べずに探し続ける話。
(2)『ダシャマ』の物語から、十人の愚かな男たちが自分自身を数えなかったため九人しかいないと嘆き悲しんだ話。
(3)ライオンの子供がロバの群れの中で育てられて、自分をロバだと信じる話。
(4)カルナが実の親を知らずに育つ話。
(5)王の息子が非下賤民の家庭に育てられる話。
彼女たちはさらにシュリー・オーロビンドのヨーガについてと、
彼が『ヴェーダ』の時代のリシ(聖者)たちの体験を超えたと宣言したことについて、
それからマザーが、彼女の弟子たちは『ウパニシャド』の時代のリシたちの実現のレベルから始めるだけの力量を持っていると語ったことなどについて、マハルシの意見を求めた。
マハルシ
オーロビンドは完全な明け渡しを勧めています。
まずは完全な明け渡しをして、その結果を待ちなさい。
討論は今ではなく、その後で、もし必要ならばできるでしょう。
限定という束縛を取り除いてもいない人が、超越体験について論議するのは無駄なことです。
明け渡しとは何なのか、それを学びなさい。
それは自我の湧き起こる源に融け入ることです。
自我は真我に明け渡されます。
私たちがあらゆるものを愛おしいと感じるのは、真我の愛ゆえです。
自我を真我に明け渡し、「至高の力」である真我の望むがままに自らをゆだねなさい。
自我はすでに真我のものです。
私たちは自我に対する何の支配権も持っていません。
明け渡す前でさえ持ってはいないのです。
しかし私たちは自我を所有していると考えるため、それを明け渡さねばならないのです。
質問者
神の意識を天上から降臨させるということについてはどうでしょうか?
マハルシ
それはすでにハートの中に在るのではないでしょうか?
「おお、アルジュナ、私はハートの広大な広がりの中に在る」とクリシュナは言いました。
『ウパニシャド』のマントラの中には、「太陽の中に宿る彼は、人間の中にも宿る」と述べられています。
「神の王国は内側にある」と聖書は述べています。
このように、誰もが神は内側に在ることに同意しています。
降臨させるような何がそこにあると言うのでしょう?いったいどこから?
誰が何を持ってくると言うのですか?いったい何のために?
実現とは、ただ永遠に内在している実在の認識を妨げるものを取り除くことだけです。
実在は存在しています。
ある場所からある場所へともたらす必要はないのです。
質問者
オーロビンドは「真我実現は始まりであり、そこからさらに発展してゆく」と宣言していますが、これについてはどうでしょうか?
マハルシ
まず実現しなさい。
そして見てみなさい。
マハルシはそれに似た理論について語り始めた。
マハルシ
ヴィシシュタアドヴァイタ哲学の信奉者は、「真我がまず初めに実現され、実現をした個人の魂は宇宙の魂に明け渡されなければならない。そのとき、初めてそれは完結する。部分が全体へと明け渡されるのである。それが解脱であり、サーユジャという合一である。単なる真我実現は純粋な真我を孤立させたまま止まってしまう」と主張します。
シッダたちは、「死後に身体が死体として残されるようでは解脱に達したとは言えない。彼らは生まれ変わるだろう。身体が虚空や光に融け去った人だけが解放されたのだ」と言います。
アドヴァイタ哲学のシャンカラの学派は真我実現で止まりますが、シッダはそれで終わりではないと言います。
他にも、クンバコーナムの故ヴェンカタスワミ・ラーオ、クッダッパハのブラフマーナンダ・ヨーギーなど、自分自身のお気に入りの理論が最高だと賞揚する人たちがいます。
真実は、実在が存在しています。
そして、それはいかなる討論の影響も受けないのです。
私たちは無益な議論に関わらず、ただ実在として在り続けようではありませんか。
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