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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 5

344避難民のマジレスさん:2019/11/19(火) 23:44:28 ID:o3CMzonY0
ラマナ・マハルシとの対話190

1936年5月30日

ホールの中には、日が暮れる前にいつもかごに入るペットのリスが一匹いた。
マハルシがちょうどそのリスに「かごに入って眠りなさい」と語りかけたとき、超越意識に達したと宣言していた一人の訪問者が、今晩は暑いので、リスの咽が渇いているはずだから水を与えてはどうかと提案した。
彼の、自分は動物のことを理解しているという出過ぎた確信は、マハルシから何の反応も引き起こさなかった。
彼は繰り返しそう伝えた。

数分の沈黙の後、マハルシは言った。

「たぶんあなたは咽が渇いているのでしょう。
 灼熱の太陽の中、焼けるような岩の上で長時間坐って瞑想をしていたのですから、きっと水差し一杯の水を飲みたいでしょう」

質問者
 そのとおりです。
 水は飲みました。

マハルシ
 リスの咽はそれほど渇いていません。
 あなたは灼熱の太陽の中で苦行をしていたのですから咽が渇いたに違いないのです。
 なぜそれをリスに押しつけるのですか?

マハルシは言葉を付け加えた。

マハルシ
 私は熱くなった岩の上に立ちながら太陽に向かって目を閉じている彼を見たのです。
 私はしばらくそこにいましたが、彼の邪魔をしたくはなかったので立ち去りました。
 このような人たちは、何でも好きなことを好きなようにするのです。

質問者
 私がしたことは、前もって意図したことではありません。
 それは自然に起こったのです。

マハルシ
 ほお!そうですか!
 私たちのような他の者は、何でも意図を持ってすると言うのですね!
 どうやら、あなたはすべてを超越したようですね!

質問者
 私がこのように行動したのはこれが初めてではありません。
 あなた自身が私に霊感を与えて、これらすべてのことをするよう導いたのです。
 それなのに、あなたはなぜ私がそのようなことをしたのかとお尋ねになる。
 どうしてですか?

マハルシ
 なるほど。
 あなたは私にコントロールされて行為すると言うのですね。
 それでは、その結果もあなたのものではなく私のものと考えるべきです。

質問者
 疑いなくそのとおりです。
 私は私の自由意志ではなく、あなたからの霊感を受けて行為するのです。
 私には私自身の意思というものがないからです。

マハルシ
 このような馬鹿げた考えはもうたくさんです!
 『マハーバーラタ』の中のドゥルヨーダナもこう語ったのです。

  何が正しいことかは知っている。
  だがそのように行為することは私にはできない。
  何が間違ったことかは知っている。
  だがその行為を棄て去ることは私にはできない。
  ハートの中に宿る聖なる何者かが、
  私に行為するよう駆り立てている。
  それゆえ、私は行為するのだ。

 あなたとドゥルヨーダナとどこが違うと言うのでしょう?

質問者
 何の違いもありません。
 しかし私は意思というものを持たず、それなしに行為するのです。

マハルシ
 あなたは普通の人々を遥かに上回ったのです。
 私たちは個人の意思で行為しているのですから。

質問者
 どうしてですか?
 あなたはご自分の本の中で「行為は自動的に起こる」と述べられているではありませんか?

マハルシ
 もういい!たくさんです!
 あなたやあなたのようなもう一人の訪間者は超越的存在として振る舞う!
 あなた方には十分な学識があり、もう学ぶ必要もないのです。
 もしあなたが度々ここを訪れないことを知っていたなら、私もこのようなことは何も言わなかったでしょう。
 好きなようにしなさい。
 しかししばらくすればこのような常軌を逸した初心者の状態も、真理の光の下で暴かれることでしょう。

質問者
 しかし私はすでに長い間この境地にあるのです。

マハルシ
 もうたくさんです!


*『マハーバーラタ』の中のドゥルヨーダナ…

『マハーバーラタ』に登場するカウラヴァ百人兄弟の長男。
パーンドゥ兄弟を迫害、追放し、最後にはクルクシェートラにて戦いを挑んだ。


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