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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 5

27避難民のマジレスさん:2019/06/28(金) 13:28:09 ID:jfWCoXjM0
ラマナ・マハルシとの対話51

1935年6月5日

二十五歳の若いブラーフマナがマハルシを訪れた。
彼を見るなり若者は狂乱して呼んだ。
「シヴォーハム(私はシヴァである)、アハン・ブラフマースミ(私はブラフマンである)」、
「あなたは神です」、
「あなたはパラ・ブラフマンです」、
「あなたは私の父です」、
「父よ、私をお救いください」

ヒステリーは次第に高まり、胸を両手で交互に乱打しながら、彼は「私はシヴァだ」、「私はシヴァだ」と叫んだ。
そして再び歯ぎしりをしながら、「物質主義を叩き壊してやる」と叫んだ。
あたかも歯と歯の間で物質主義を噛み砕くかのように。
それから若者は懇願して「私に力をください、私に力をください、さもなくば私は──」。
まるで自分で自分の喉を締め付けるかのようだった。

他の人たちに静かに連れて行かれようとしたとき、彼はバガヴァーンの前にひれ伏して言った。
「私は私の父の御足元にひれ伏します。
 父よ!あなたはパールタサーラテイ(クリシュナ)で、私はアルジュナです。
 私たちは物質主義を消し去るでしょう」。
ついに若者はマハルシの前から連れ出された。
彼は身体を洗い清め、軽い飲み物を取り、静かにホールの中で数時間座っていた。
昼食は差し控えた。

午後になると、若者は再び発作を起こして、
「私はクリシュナの頭を切り落としてやる。
 もし今彼がここに来ないのなら。
 彼は私に仕事をやめるようにと忠告したが、母を守ってはくれないのだ。
 では彼が私の首を切り落とせばいい」などと叫ぶのだった。

数時間の静寂の後、シュリー・バガヴァーンはK・L・シャルマ氏に彼の『実在についての四十頌補遣』
(ウラドゥ・ナールパドゥ・アヌバンダン)の評論を読み上げるよう求めた。
その要旨は、「人々は自分で自分を救うこともできないのに、人類の幸福のために神の力を願い求める」というものだった。
これは足が不自由な男が「もし足を支えてくれるなら敵を圧倒してくれよう」とわめいた話に似ていた。
意図は正しいのだが調和の感覚が欠如しているのだ。
若者はそれを聞くと突然飛び上がり、シュリー・バガヴァーンに敬意を表して言った。
「父よ!父よ!私が間違っていました。
 どうぞお許しください。
 私にお教えください。
 あなたの言われるとおりにいたします」。
そしてタ方になると、彼は再びひれ伏して言った。
「私は明け渡します」


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