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鬼和尚の仏教購読会 別館

1避難民のマジレスさん:2018/10/16(火) 22:40:04 ID:HDZhjLgoC
明日より、黄金の華 の 購読会を始めるのである。
どうやらOSHO35才の時の講演らしい。
OSHOは、すごい人なのである。
セゴドンやゲバラに匹敵する革命家だったのでありましょう。
それでは、明日からお楽しみに!
(´・(ェ)・`)つ

2避難民のマジレスさん:2018/10/17(水) 06:54:48 ID:LC3de7YgO
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
 
第一話 催眠術を解く
 より抜粋

寓話をひとつ・・・
昔、羊をたくさんかっているとても裕福な魔術師がいた。
ところがこの魔術師はひどいけちでもあった。
羊飼いを雇いたくなかったし、羊が草を食んでいる牧場のまわりを柵で囲いた
くも無かった。
そのために森の中に迷い込んだり、谷に落ちたり、色々なことをする羊がよく
いた。
とりわけ逃げ出すものが多かった。
魔術師が彼らの肉や皮を欲しがっていることを知っていたからだ。
羊たちはそれが嫌だった。
ついに魔術師は解決策を見つけだした。
彼は羊に催眠術をかけ、先ず「お前たちは不死だから、皮を剥がれても何の害
にもならない。それどころか、それは非常にお前たちの為になるし、むしろ気
持ちがいいくらいだ」という暗示をかけた。続いて魔術師は、「私は群れを深
く愛する”善き主人”だから、お前たちの為なら何でもする用意がある」とい
う第二の暗示をかけた。更に彼は、「万が一何かが起ることになっているのだ
としても、とりあえず今日、たった今起るわけではないのだから、そんなこと
を考える必要はない」
と第三の暗示をかけた。さらに又魔術師は、「おまえたちはまったく羊ではな
い」と暗示をかけ、何匹かの羊には「おまえたちは人間だ」、また別の羊には
「おまえたちは魔術師だ」と暗示をかけた。
 それ以来、彼は羊の世話や気苦労からすっかり開放された。
羊たちは二度と逃げ出すこともなく、魔術師が彼らの肉や皮を取りに来るとき
を静かに待っていた。

ゲオルギー・グルジェフはこの寓話をこよなく愛していた。
彼の哲学全体がこの小さな寓話の中に含まれている。
そしてこの寓話は、通常の無意識状態にある人間を表している。
この話は、あるがままの人間を最も美しく描いてみせている。
人間は機械だ。
人間は機械に生まれついたわけではないが、機械のように生きて、機械のよう
に死んでゆく。
人間は大きく花開く意識の種子を宿している。
人間は神になる可能性を秘めている。
だが、それは実現しない。
それが起らないのは、社会によって、国によって、組織化された教会によって、
既得権益を有する者たちによって、人間が催眠術にかけられているからだ。
社会は奴隷を必要とする。
そして人が奴隷の境遇に甘んじたままでいられるのは、成長して最大限に花開
くことを許されないときだけだ。
社会はあなたの肉やあなたの皮を必要とする。
だが言うまでもなく、誰もそんな目には会いたくない。
だから、社会の一員となり、文明を身につけるプロセスというのは、全て深い
催眠術に他ならない。
人間はまさに生れ落ちた瞬間から催眠術をかけられてゆく。
社会は人間の味方であり、人間の幸せのために存在するのだと信じるように催
眠術をかけられてゆく。
それはまったくの誤りだ。

(´・(ェ)・`)
(つづく)

3避難民のマジレスさん:2018/10/17(水) 13:55:34 ID:LC3de7YgO
>>1
スレタイ訂正
購読会→講読会

(´・(ェ)・`)ゞ

4避難民のマジレスさん:2018/10/18(木) 06:40:41 ID:LC3de7YgO
>>2
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
 
第一話 催眠術を解く(つづき)
 より抜粋

人間は自分が不死であると信じるように催眠術をかけられてゆく。
そうではない。
人間は不死になりうるが、いまは違う。
催眠が解けずに残っているかぎり、人間は決して不死にはならない。
あなたはどうしても死を免れぬ存在として生きている。
なぜなら肉体の中で生きているからだ。
肉体はやがては死んでゆく。
生まれるものは必ず死んでゆく。
誕生は肉体の始まりであり、死はその終わりだ。
あなたは自分の内にある肉体以上の何かを知っているだろうか?
肉体よりも高く、肉体よりも深い何かを体験したことがあるだろうか?
生まれるよりもまだ先に自分の中にあった何かを見たことがあるだろうか?
もしそれを見たことがあるなら、あなたは不死だ。
自分の顔、自分の本来の顔、生まれる前に持っていた顔を知っていたら、
あなたは死後にも自分がそこに存在することを知っている。
さもなければあなたは何も知らない。
人間は不死の存在たりうるが、肉体と同一化しながら生きているために、死に
囲まれて生きている。
社会はあなたが肉体以上のものを知ることを許さない。
社会が興味を持つのはあなたの肉体だけだ。
---肉体は利用することができるが、魂は危険だ。
なぜなら、魂の人は一個の自由人だからだ。
彼を奴隷に貶めることはできない。
みずからの内に不死なる魂をもつ人は<存在>そのもの、神そのものにより深く身
をゆだねている。
彼は人間が作り上げた社会、文明、文化の構造など少しも気にかけない。
これらのものは彼にとっては監獄だ。
彼はキリスト教徒、ヒンドゥ教徒、イスラム教徒としては生きていない。
彼は群集の一部ではありえない。
彼は個として存在している。
肉体は群集の一部だ。
あなたの魂はそうではない。
あなたの魂はきわめて個的なものだ。
それは自由の香りをおびている。
だが、魂というものは市場では利用できない。
社会が必要とするのはあなたの肉体だけだ。
もしあなたが魂を得ようと努力し始めたら、それは社会にとって非常に危険だ。
そうなったら、あなたの関心が変わってしまうからだ。
あなたは外交的な人間から内向的な人間になる。あなたは内側に向かい始める。
社会は外側にある。社会はあなたのエネルギーが外に向かって流れ続けるよ
うに、 あなたが外交的な人間であり続けることを---金や権力や名声や、 そうい
った全てのものに興味をもち続けることを望んでいる。 もしあなたが内側に向
かって動き始めたら、 それはあなたが離脱者になったということだ。 あなたは
もう外側で演じられているゲームの一部ではなくなったということだ。 あなた
はその一員ではない。 あなたはみずからの実存の内部へ深くもぐりはじめる。
すると、そこには不死性の源がある。 社会はあなたが内側に入ってゆくことを
妨げる。 その最良の方法は、自分は内側に入りつつある という偽りの観念をあ
なたに与えることだ。
(´・(ェ)・`)
(つづく)

5避難民のマジレスさん:2018/10/19(金) 06:00:43 ID:LC3de7YgO
>>4
1黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
 
第一話 催眠術を解く
 より抜粋

魔術師は羊に「おまえたちはライオンだ」と言った。
彼は「おまえたちは不死なるものたちだ」と暗示をかけ、催眠状態に導いて
「我々は人間であるばかりか、偉大な魔術師でもある」と信じ込ませた。 教会
に通っても、内側に入ってゆくわけではない。 だが、社会はあなたに催眠術を
かけて、 内側に入りたければ教会に通わなければならないと信じ込ませてきた。
しかし教会は他の全てのものと同じくらい外側にある。 そして聖職者とは国や
社会の代理人だ。 聖職者はいつも神秘家に反対してきた。 なぜなら、神秘家の
もとへ行けば、あなたは内側に向かって動きはじめるからだ。 神秘家はまった
く違う生き方をしている。 彼のエネ
ルギーは異なった動き方をする。 彼の川は内側に向かって流れている。 だから
神秘家のもとへ来る人は、その神秘家と波長が合うや、 自然に、すみやかに、
内発的に、内側へと動きはじめる。 そもそも師と、神秘家と共にある目的はそ
こにある。

この『黄金の華の秘密』(『太乙金華宗旨』のこと。 ヴィルヘルムによる独訳
にユングが解説を加えたのが、『黄金の華の秘密』) という書物は、世界で最も秘教的な論書のひとつだ。
それはあなたに肉体以上のものになる方法を示す。
死を超えてゆく方法をあなたに示す。
花開く方法をあなたに示す--- いかにして種子のままでとどまらずに、黄金の華
になるかを。 インドで私たちが、「一千枚の花弁をもつ蓮華」と呼ぶものが、
中国では「黄金の華」と呼ばれている。それは象徴だ。 花は完全さ、全一性を
表している。 花は潜在能力の最大の表現、潜在能力の実現を表している。
花は実存の美、雄大さ、荘厳な響きを表している。 そしてあなたが一千枚の花
弁をもつ蓮華、 あるいは黄金の華にならないかぎり---。
 いいかね、あなたは遠くまで行かなければならない。
 いいかね、あなたは社会があなたの周りに仕掛けた罠から脱け出さなければ
ならない。
 いいかね、あなたはそのためにこの世に生まれてきた為すべき仕事をまだや
り遂げていない。  
いいかね、あなたはたんなる種子であって、まだ魂ではない。
(´・(ェ)・`)
(つづく)

6避難民のマジレスさん:2018/10/20(土) 11:04:15 ID:LC3de7YgO
>>5
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
 
第一話 催眠術を解く(つづき)
 より抜粋

この『黄金の華の秘密』という論書は非常に古い--- 世界最古の論書のひとつ
かもしれない。 確実に25世紀は経ている。それよりもっと古いかもしれない。
ゆうに25世紀までは遡ることができる。
さらにこの論書はあらゆる偉大な宗教の大いなる統合でもある。
それはたぐい稀でユニークなことだ。
『聖書』はキリスト教徒のものだ。 『タルムード』はユダヤ教徒のものだ。
『ヴェーダ』はヒンドゥ教徒のものだ。 『法華経ダンマパダ』は仏教徒のも
のだ。 『道徳経』は道家タオイストのものだ。
だが、この『黄金の華の秘密』という小さな書物は、格別誰のものでもない。
あるいは万人のものだ。
この書物は道家の教えに深く基付いている。
それは生と存在に迫る道家の道の開花だ。 が、それだけではない---ツァラツ
ストラがある役割を演じている。 ツァラツストラの教えがその中には織り込ま
れている。 仏教徒の教えもその中に織り込まれている。 そしてキリスト教徒の
ある秘教学派、ネストリウス派の人々、 彼らもまたそれなりの役を演じている。
だから、キリスト教とユダヤ教もその一部になっている。
それは最も統合的な参入への道アプローチのひとつだ。
それは世界のあらゆる伝統の中にある美しいもの全てを統合させる。
何世紀にもわたってそれは口頭でのみ伝えられ、書物は秘伝とされ続けてきた。
それは大衆の手には入らなかった。
なぜなら、みだりに教えてはならないことがあったからだ。
それは弟子たちにのみ明かされた。 師は、機が熟したときにのみ弟子たちに
語った。
というのも、もし正しく理解しなかったら、もしどこかで過ちを犯したら、 必
ず有害な結果を招くほどの潜在力を秘めたかぎを、それはあなたに与えるからだ。
それは正しく理解されなければならない。 そしてそれは師の臨在のもとでのみ
究明されるべきものだ。
それは強力な技法だ---それは原子エネルギーと同じくらい強力だ。
今のところ原子力の秘密は大衆から隠されている。
ひとたびその秘密が大衆に漏れ始めたら、非常に危険なことになる。 もし原子
爆弾をひそかに作ることができるようになったら、すさまじい混沌が引き起こ
されずにはすまない。 原子力の研究に関しては厳重に秘密が守られている。
それとまったく同じようにして、この書物は、”内なる爆発” をもたらす最も潜
在力のある技法のひとつをあなたに教える。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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