したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

新エスペラントNEPO*進行中

1ベダウリンデ:2009/08/24(月) 09:18:27
NEPOとは、Nova Esperanta PosteulOの略です。
訳すと、新エスペラント後継者、です。

エスペラントは好く出来た素晴らしい人工言語ですが、
貴方は、次のように思った事はありませんか?

①エスペラントの単語は合成語が意外と少なく、
 ヨーロッパ語をそのままエスペラント化したような単語が非常に多くて、難しい。
②それゆえに、我々非ヨーロッパ人には不利で、不平等だ!

NEPOは、上記の点を改善したいと思ってる新エスペラント構想です。
現在のエスペラント最大の欠陥=語彙面に重点をあて、
「語根を整理、削減する事で民族的な不平等感を減らす」事を目指しています。
このスレで公開活動中です。貴方のアイデア募集中です。
>>2 説明目次

196ベダウリンデ:2010/01/07(木) 17:26:19
ネズミ目(げっ歯目)検討してみました。まず、特殊な種から先にあげます。

プロトタイプ的樹上性リス・・sciuro
地上性リス・・ter-sciuroなど(マーモットは山岳にいるのでmont-sciuro)
モモンガ・ムササビ・・flug-sciuro(現エスペラントでも)
ヤマネ・・英語ではdormouse現エスペラントでもdormo-musoだが、rato-sciuroにしたい。

ビーバー&ヤマビーバー・・ビーバーは今はネズミ科のようだが、かつてはリス科だったかも??
ビーバーは中国語で河狸。(現エスペラントではkastoro) 尾が太くてリスっぽいし、river-sciuroでは?
ヤマビーバーは山河狸なので、monta river-sciuro。たぶん頻出しない単語。
ヌートリア・・河狸鼠。ビーバーに似た生活をしてるが、見た目は尾が細くネズミっぽい。river-ratoでは?
ヤマアラシ&アメリカヤマアラシ・・豪豬。英語でPorcupine。各ヨーロッパ語でもブタと呼ばれ、
現エスペラントでもpik-porkoとも言われるので、そのまま継承する。

テンジクネズミ・・豚鼠。英語でguinea pig。各ヨーロッパ語でもブタと呼ばれる例が多い、と(Vikipedio)。
(この部分、珍しくエスペラントヴィキが優れた情報を掲載してた、パチパチ
このように、『読む価値ある』記事が増えるとエスペラントの評価も上がると思うのに)
正式な現エスペラントでは学名由来のKavioらしいけど、porko-ratoでいいのでは?

その他のネズミ類で、形状に特徴があり、比較的名付けやすい種。
トビウサギ・・ネズミ目だけど見た目ウサギっぽい。英語でspringhare。salt-leporo?
トビネズミjerboa・・耳が短いためネズミらしさがある。salt-rato。
ウロコオリス・・尾が一部うろこ状のリス。scaly-tailed squirrel。skvama-vosta sciuro
(続く)

197ベダウリンデ:2010/01/08(金) 10:34:31
その他のネズミ類は、南米の大型ネズミを除き、大体が「ネズミ」っぽい。
英語で〜rat・〜mouseと呼ばれる種が無数に存在する。
その中でも全世界に分布している種は、ハツカネズミ、クマネズミ、ドブネズミ+α?くらいで
その他の種は、意外と生息地は限定されているので、命名は地域名+特徴+rato、とすると分かりやすいと思う。
特徴としては、ミズ(泳ぐネズミが結構いる)、イワ、キノボリ、トゲ、などをよく見かけた。
ちなみに、ワールドワイドなネズミの名前を、中国語、英語、現エスペラントであげると
ハツカネズミ・・小家鼠/House Mouse/MUSO DOMA
クマネズミ・・鄢鼠/Black Rat/RATO NIGRA
ドブネズミ・・溝鼠/Brown Rat/RATO BRUNA
NEPOでも同じ感じで踏襲できますが、musoはratetoに置き換え、brunaは色彩語としてどうするか、によります。

また、英語のgopher(ホリネズミ),vole(ハタネズミ),gerbil(スナネズミ),lemming(レミング)をどう翻訳するか、です。
ホリネズミは頬袋が特徴だそうで、正式にはpocket gopherです。中国語では囊鼠です。
でも頬袋のある種は他にもいるんですよ。ホリネズミの特徴はモグラのように地を掘るらしいから、
「掘る」を特徴として名付けた方がいいと思う。
voleは田鼠なのでkampo-ratoでいいでしょう。gerbilは沙鼠なのでsablo-rato。
レミングは、ハタネズミの仲間なのでnorda kampo-ratoとでも。

また、英語名の中には、モグラ(mole)ネズミ、トガリネズミ(Shrew)ネズミのように名付けられている種もあるので、そこは独自に考えないと。
NEPOでは今のところ、モグラとトガリネズミには基本語根を与える予定ではないので。
また北米の種の英語名は、アメリカ人には身近な種だから、命名が大雑把である場合が多い。
その場合は、頭にamerika-を付けて他と区別しないといけない。
英語名をNEPOに翻訳する場合も注意が必要なのです。
(続く・・南米大型ネズミ編)

198ベダウリンデ:2010/01/12(火) 10:15:46
ホリネズミの件は、英語に準じて訳す方が無難かな、と思いました。
pocket gopherの学名はGeomysで、地+ネズミ、という意味らしいのですが、
ドイツ語、ハンガリー語はバッグ+ネズミと名付けていて、ベトナム語でも頬袋鼠と呼んでいる。
袋鼠と名付けてないのは日本だけだったりして、と思った。
だとしたら、日本生物学学会は英語からの自立度が極めて高いので、日本のエスペランチストの皆さん、自慢していいですよ!

南米大型ネズミについて。
大型のみならず小型もいるし、アフリカの一部ネズミに関しても言えるのですが、
現地語名などがそのまま英語になってしまっている場合が多いです。
他のネズミは、英語で〜rat、〜mouseと、その特徴を簡単な表現で表してるので、NEPOでも模倣すればいいのですが、
外来語で呼ばれて、それが普及しまっている種は、何と呼ぶかが難しい。
これはネズミ以外の種や、その他の事物についても、全般的に言える事ですが。

一番有名なのはカピバラ。各民族語でも大体「カピバラ」と呼ばれてしまっている。
学名の意味は水+豚で、中国語でも「水豚」だし、エスペラントでもkapibaroの他にakvo-porkoとも呼ばれる。
NEPOでもakvo-porkoが無難かな、と思う。

他には、知らない人は知らないでしょうが、パカ、アグーチ、フチア、パカラナ、マーラ
クイ、モコ、ツコツコ、デグー、チンチラ、ビスカーチャなどなど、いっぱいいるのです。
中国語は頑張っていて、それぞれの特徴を漢字で表現してます。
NEPOでもとりあえず、「勝手に見かけで名付ける式」でやっておくしかないでしょう。
外来語表現が世界的に普及すれば、NEPOでも外来語の取り扱いを改めて考えるとして。。

マーラ・・パタゴニアノウサギ(英語でもhare)ともいい、外見がウサギそっくり。**-leporo或いは**-leporo-ratoで。
パカ、アグーチ、フチア(カリブ限定)、パカラナ(偽パカ)・・見かけはシカっぽいものもいる。cervo-ratoやcervo-sciuroなど、特徴で名付けたい。
クイ、モコ・・テンジクネズミの一種。英語では〜cavyと名付けられてるので、cavy=porko-ratoに置き換える。
ツコツコ・・南米のpocket gopher的存在だそうである。ホリネズミのNEPO名が決まれば、それにsudamerikaを付ければよい。
デグー・・ペット化もされている。学名は「歯の断面が八の字」という意味で、中国語でも八歯鼠。
しかし歯の断面なんて見かけでは分からない。「アンデスの歌うネズミ」との愛称もあるらしいが。。。
チンチラ・・毛皮で有名。各国語でもチンチラ。中国語は毛絲鼠。ちょっとリスっぽい外見。
悩ましい事に、チンチラウサギ、チンチラネコはおろか、チンチラネズミも別種でいるのです。
「毛が美しい」を上手く表現して+sciuroで妥協はどうか?
ビスカーチャ・・アンデスウサギとも呼ばれる(日本だけ?)くらいウサギっぽい。
日本語でビスカーチャラットという種もいるが、別名はヤマビスカッチャとも言うらしいので安心。

たぶん、自信を持ってrat,mouse、ネズミ!とはっきり呼べないような外見を持つ種は、
〜ratと呼ぶのがためらわれ、それで、苦肉の策で現地名で呼ばれているのかもしれない。
すると、NEPOで名付ける時も、単純に**-ratoとするのではなく、ネズミっぽくないネズミですよ、
という事を伝えるために、lerepo-rato やcervo-rato、sciuro-ratoという表現を使うと良いかもしれない。

199ベダウリンデ:2010/01/13(水) 09:26:24
今の方針では、モグラには基本語根を与えず、ウサギには与える、としているのですが、
基本語根を与えるか否かの境界を、どこで線引きするのかが問題です。
モグラは「地下で穴掘ってる動物」という「他に類を見ない特徴」があるので
subter-bestoなどとしても良いと思ってました。
ところが、デスマンという水中生活をするモグラはいるし、モグラとネズミの中間みたいな動物もいる。
そうなると、耳の短いウサギもいる、ウサギとネズミの中間もいる、というウサギと、扱いを同じにしなければならないのか?

そこで、基本語を与えるか否かを判断する基準を設けてみました。

200ベダウリンデ:2010/01/13(水) 10:08:58
下記の項目に沿って判断し、○が多ければ基本語根を与える、とする。

①科・目など、大きな集団を構成する。(しかも、他の科と外見が似て混同される事がない)
②「○○獣」と一言で呼べるような著しい特徴は無い。(他に類を見ない外見の動物は×となります)
③他の科で外見が似ている動物がい。
④生息地域が比較的広い
⑤現地語名などが英語を通じて全世界に普及している。
⑥エスペラント基本語根BROに入っている

クマ/urso・・・・・・・①○ ②○ ③○ ④○ ⑤× ⑥○
ゾウ/elefanto・・・・・①○ ②× ③× ④× ⑤× ⑥○
イタチ/mustelo・・・・①○ ②○ ③○ ④○ ⑤× ⑥×
ウサギ/leporo・・・・・①○ ②× ③○ ④○ ⑤× ⑥○ 
モグラ/talpo・・・・・①○ ②× ③○ ④○ ⑤× ⑥×
リス/sciuro・・・・・・①○ ②○ ③○ ④○ ⑤× ⑥○
カンガルー/kanguruo・・①○ ②× ③○ ④× ⑤○ ⑥×
ライオン/leono・・・・①× ②× ③○ ④× ⑤× ⑥○
タヌキ/niktereŭto・・・①× ②○ ③○ ④× ⑤× ⑥×
ハツカネズミ/muso・・・①× ②○ ③○ ④○ ⑤× ⑥○

科や目の下の一種にすぎない動物名(①×)には基本語根は与えない。(ライオン・タヌキ・ハツカネズミ)
それ以外で、○が4つ以上の動物名は基本語根を与える。(クマ・イタチ・ウサギ・リス)
3つ以下の動物名は、基本語根無し(ゾウ・モグラ・カンガルー)
ウサギとモグラの違いは、現在BROに入っているかいないかの違いだけとなりましたが・・

まあ、モグラは、人間に関わったとしてもモグラ塚とか作って迷惑をかける程度。
常に地下にいて、決して目立つ動物ではない。地下獣といえば、たぶんモグラを連想してもらえる。
デスマンは、akva subter-bestoなどと、変な呼び方をしたとしても、
水中のモグラだよ、という事が、デスマンを知らない人にもよーく通じて、却って都合がいいかもしれない。
デスマンは死人の意味じゃなく、スウェーデン語でジャコウの意味だって。

201ベダウリンデ:2010/01/13(水) 10:15:52
③他の科で外見が似ている動物がい。=>③他の科で外見が似ている動物がいる。

202ベダウリンデ:2010/01/20(水) 17:44:27
哺乳類はまだ全般見きってないのですが、この調子でやれば可能だろうな、
というのが大体見えてきました。
哺乳類は、語彙を決めるのが最も簡単なジャンルだと思う。その理由は
①自然物である
人工物は文化により差があるが、自然物は人間の文化に関係なく、物として存在する。
たぶん、人工物は、より難しい作業だと思う。
②物体として明確に定義できる。
同じ自然物でも、例えば、岩・石・砂となると、これらの境界は定かでないので
改めて定義する必要がある。
③学術的にグループ分けがほぼ確立している。
たぶん、魚と虫とか植物は、生態系的により多様だと思われるので、その分だけ作業量も増えて大変だと思う。

哺乳類の場合、種の数は無限だが、どの民族語でも、動物を表す語彙というものは限定されている。
違うのは、語彙が多いか少ないか、境界をどう設けているか、という点だけである。
限定された動物語彙を組み合わせて別の種の動物を表す事は、複数の民族語で普通に行っている。
例・ウサギウマ、shrew-mole
NEPOの場合、動物語彙の数は、通常の民族語に比べて極端に少なくなるであろう、という事と、
外来語表現は避けたいという点で、普通の民族語よりは不自由すると思うけど、
理論的には全くもって可能である、なぜなら民族語では既にそうしてるから、という事が明らかとなった。
そのうち全般的に今までのまとめをアップしたいです、ちょっと大変なんですが。

今のエスペラントは、動物語彙に限って言ったとしても、「サボりすぎ」だと思う。
例えば、エスペラント版ヴィキペディオのコウモリなんですが、http://eo.wikipedia.org/wiki/Kiropteroj
さすがにコウモリは全部vesportoだろうと思ってたのに vespertoなのはヒナコウモリだけで、
他のは全部違う名前が付いてるなんて、初めて知って呆れました。
個々の名前を聞いて、それが「コウモリ系」だと誰が分かるか?

203ベダウリンデ:2010/01/28(木) 17:50:35
最近ちょっとエスペラント作文にはまったので、ついでに。またすぐ飽きるかも
Mi rimarkis, ke en Esperanto vespertoj ne estas 'VESPERTOJ',
kiam mi vidis Vikipedion.http://eo.wikipedia.org/wiki/Kiropteroj
La suba listo estas nomoj de vespertoj: de maldekstre, Esperante / scienca nomo / angle / japane

PTEROPO(FLUGHUNDO) / Pteropus / flying foxes / オオコウモリ
FILOSTOMO / Phyllostomus / Spear-nosed Bats / オオヘラコウモリ
VAMPIRO / Vampyrum / Linnaeus's False Vampire Bat or Spectral Vampire / チスイコウモリモドキ
DESMODO / Desmodus / Common Vampire Bat / チスイコウモリ
PIPISTRELO / Pipistrellus / Pipistrelles or Pipistrelle bats / アブラコウモリ
VESPERTO (VESPERTILIONO) / Vespertilio / Frosted bats / ヒナコウモリ
BARBASTELO / Barbastella / Barbastelles or Barbastelle bats / チチブコウモリ
PLEKOTO / Plecotus / Lump-nosed bats / ウサギコウモリ

Vespertoj havas diversajn nomojn en Esperanto.
Se iu diras la nomon DESMODO, ĉu vi povas kompreni, ke temas pri iu speca vesperto?
Mi ne povas diveni eĉ ke temas pri besto.
Angle DESMODO estas Vampire Bat kaj japane チスイコウモリ.
'Bat' kaj 'コウモリ' signifas vesperto.
Do angle kaj japane oni povas diveni, ke temas pri ia vesperto.
Kial Esperanto ne estas tiel?
Mi proponas , ke ankaŭ esperante ĉiu nomo de vesperto finiĝu per '-vesperto'.
Aŭ pli facile estos anstataŭ 'vesperto' uzi vorton 'flug-besto'.


日本語要約
ヴィキペディオを見た時、エスペラントでは「コウモリはコウモリにあらず」なんだなーと思った。
下記リストはコウモリの名前で、左から、エスペラント、学名、英語、日本語。
(略)
コウモリはエスペラントでは色んな名前なんですね。
もし誰かがDESMODOって言ったら、あなたはそれがコウモリ(vesperto)の事だと分かりますか?
私は分からないですよ、動物だとも分からない。
英語ではバンパイヤバット、日本語ではチスイコウモリという。
英語でバットはコウモリの事だから、英語や日本語だと、何らかのコウモリだという事が分かる。
なぜエスペラントはそうじゃないのかな?
エスペラントでも、コウモリは全部-vespertoで終わらせればいい。
或いは、vespertoの代わりにflug-bestoとでも言えば、より簡単だろう。

204ベダウリンデ:2010/02/04(木) 10:46:31
哺乳類名はこんな感じという事で。。
カモノハシ ornitorinko -> bird-bek(buŝ)-besto
ハリモグラ(英名spiny anteater) ekidno -> pik-formiko-besto
有袋類 poŝ-**
アルマジロ dazipo -> zon-besto
ナマケモノ bradipo -> pend-besto
アリクイ formikomanĝulo -> formiko-besto
アフリカトガリネズミ目
・テンレック afrika-pinta-rato(mustelo)
・ポタモガーレ(英名otter shrew) akvo-mustelo-rato
・キンモグラ(英名golden mole) ora-sub-ter-besto
ハネジネズミ long-naz-rato
ツチブタ orikteropo aŭ terporko -> ter-porko
イワダヌキ(ハイラックス) prokavio aŭ hirako -> kato-rato
ゾウ elefanto -> long-naz-besto
ジュゴン dugongo -> mar-bovo
マナティ manato -> amerika-mar-bovo

「使いたくないエスペラント単語集」という若干昔のHPがあって、
作者さん偉いのは、ちゃんと代案を提案してる点なんですよね。
こちらも見習って、暫定案ながらも、代案を考えていくべきかな、と。
ちなみに、難しい単語を簡単に言いかえる、という発想は同じなのですが、
基本語の意味内容までも根本的に変えて最少語根を実現する、と言う点が、
今までの「体制内での」改革案とは異なります。
単純な話ではないので遅々としてますが、ぼちぼち考えていきます。

それから、「使いたくない」のHP見てると、昔の人は「気骨」があったな、と思いますね。
昔と言っても10年ちょっと前なんですが。
自分の意志とか理想とかを、実にはっきり主張してる。
私としては全面賛同じゃないんですが、筋が通っていて分かりやすいから、読んでいても気持ちがいい。
エスペラントは既に簡単で正しいんだ、だから変える必要が無いんだ、
と根拠もなく言い続ける今の人達より、ずっと良かったと思う。
今のエスペランチストは若い層も含めて、そういった意味での「気骨」は無さそうですね。
かつてはladioさん、だにょさんが、個性的な提案を引っ提げて華々しくこの掲示板に登場したんだけど、
今はそういう人も全く出ませんね。
みんな、なんか、体制に順応して、楽しければそれでいい、みたいな?
あるいはこのご時世、反骨する気力も消えうせた、みたいな悲しい状況?
スモー界の話じゃないけど、内部改革の意識の乏しい団体には、団体として魅力が無いですね。

205だにょ:2010/02/04(木) 21:26:21
たまに来ると、だいぶ進んでいるので、このスレを全部読み終えるの、いつも大変。

206ベダウリンデ:2010/02/08(月) 16:22:08
>205
久しぶりですね。お元気でしたか?
最近なつさんがいないので私もペースダウンです。
気が向いたらまたテキトーに茶々入れて楽しんで下さい。

政治的な「○○主義」という言葉を思いつくだけ上げて、簡略化してみました。
日本語(英語) 現エスペラント->NEPO案 の順
自由主義(liberal-ism) liberal-ismo->liber-em-ismo(liberoは自由の意)
社会主義(social-ism) social-ismo->soci-em-ismo(socioは社会の意)
保守主義(conservat-ism) konservativ-ismo->konserv-em-ismo(konserviは保存する)
民主主義(democracy) demokrat-ismo->popol-reg-ismo
共産主義(commun-ism) komun-ismo->同じ
資本主義(capital-ism) kapital-ismo->今のところ同じ
絶対主義(absolut-ism) absolut-ismo->今のところ同じ
帝国主義(imperial-ism) imperi-ismo(imperial-ismo)->今のところ前者に同じ
全体主義(totalitarian-ism) total-ismo(totalitar-ismo)->前者に同じ
無政府主義(anarch-ism) anark-ismo->sen-reg-ismo

英語の**ismという語とエスペラントの**ismoという語が一体化しているのが分かります。
英語のliberal,socialの-alは、「〜の性質の」と形容詞化する語尾なので
エスペラントではそれに相当する-emという接尾辞があるので、-alの代わりに-emにして造語しました。
保守主義のconservativeの-ativeも形容詞化する語尾なのでこれも-emにしました。
保守傾向な主義、という意味です。
民主主義(デモクラシー)は特殊な語で、-ismが付いていません。
demo(民衆)cracy(統治)の意味なので、意訳しました。
資本、絶対、帝国は、それらの単語がそのままの形で残れば変更ありません。
無政府主義もテキトーに意訳しました。

207ベダウリンデ:2010/02/10(水) 08:50:16
レルヌ、非常に久々に読んだのですが、あるスレッドが面白かった。
「どの文化も同じ価値か?」というアンケートのスレッド。
私は「コンプレネブレ、同じでしょ」と思ったのですが、驚くなかれ「同じ55%、違う45%」という僅差。
西欧文化至上主義はエスペラントでも健在なりという証拠か!?と思って読んだのですが
話はそんなに単純ではなく、「カニバリズムやナチスは許せない!」とか
アフリカやイスラーム圏で行われる女性差別的風習をあげ「そんな文化は認めたくない!」という感情らしいです。
こいつら子供か?なんか違ううんだよな、といらいらと読み進めていくうち、
やっと、物を知ってる大人の書き込みがあって、私も溜飲を下げ、議論も終結したようです。
感想:欧米の、一見賢そうなエスペランチスト坊ちゃん達も、意外とばかなんだなーという事。
そして、こんな面白い議論にも、日本人は(アジア人含め)全然参戦しないんだなーと、いう事。
こういう場に堂々と日本人が参加して丁々発止してる現場を目撃できれば
あーエスペラントって使える言語なんだなーと実感できるのですが、
そんな事できる人誰もいないので、「なんだエスペラントってアジア人には使いこなせないんだ」と思ってしまうのですよね。
エスペラント=駄目言語、という印象を私に与え続けるのは、他でもない、ベテランエスペランチストさん達なんです。

208ベダウリンデ:2010/02/12(金) 15:53:19
身体部位語彙にも手をつけちゃいました。(なつさんいないけど)
最初、難しいかな、と思ったのですが、
①身体の形状は人類共通
②部位的に区切りがしやすい
という点では、楽かもしれません。
肩から指先までを「手」とするか、肩から手首までをarmとするか、或いはもっと細かく区切るか、区切り方は民族語によって異なるけど、
胴体から出た棒状の部分と言う点では、どの民族も区切りとして認識してるであろう(できるであろう)と思われます。
エスペラントではarmとhandと同じ関係でbrakoとmanoがありますが、
手首から先の「手」を指す語彙が無い日本語人でも、見た目の区切りは明確に認識できます。
brakoとmanoは簡単な言葉だし、manoに相当する単語が存在しない日本人でも使いこなせるし、今のままでいいか、と思います。

そんな感じで、人体部位を、目で見て区切れる部位に、まずは大まかに切り分けていく方法が良いと思いました。
頭、首、胸、腹、腕、手首から先の手、足、足首から先の足、という感じです。
背、顔も入れると使い勝手が良いでしょう。(顔の各部位は別検討します。)
肩、肘、膝、指は、人体として動かしやすい目立つ箇所なので、残しておいて良いでしょう。
そうすると、現在のBROに登録されてる基本語と、ほぼ一致してしまいます。
kapo,kolo,brusto,ventro,brako,mano,kruro,piedo,
dorso,vizagxo,sxultro,kubuto,genuo,fingro14語です。
BROにはその他、こぶし、かかと、乳房、くるぶし、足の裏、胴、うなじ、のど、も入ってますが、
これらは覚える手間から省きたい語なので、できれば造語したい。
例えば、こぶしはfermita-mano、かかとはpiedo-postajxo、乳房はvirin-brusto、くるぶしはpiedo-radiko-osto(英語でankleboneだから)
足の裏はpiedo-plato(手のひらがman-platoだから)胴はbrusto kaj ventro、うなじはkol-dorso、のどはvocx-tubo、とか、いかようにでも作れますね。
そのほか、脇、脇の下、みぞおち、ウエスト、腰、尻、もも、ふくらはぎ、土ふまず、等の細かい部位も必要に応じて基本語から造語する。
区切りにくい部位をどう区切って名付けているかは、民族語によって異なる可能性があるので、あんまり細かく定めても意味無いかもしれない。
まあ、脇はbrusto-flanko、脇の下はsub-brako・・いかようにでも作れます。

209ベダウリンデ:2010/02/16(火) 17:16:13
雑談:片言の外国人に向かって、日本人はよく「日本語お上手ですね」という。
これは、母語話者の「上から目線」なんだと思う。
エスペラントでは例外を除き母語話者は存在しないので
「エスペラントお上手ですね」と人を褒める事はあり得ないのでろうか?
しかし私は、他人のエスペラント文を読んでて、「この人上手だな」と思う時がある。
私のような初心者の頭にもするする入る論理展開と文章構造と、そして使用単語の分かりやすさ。
それも、稚拙な中一英作文程度の内容で、とかじゃなくってですよ。
ぐだぐだ長いだけの文章は、日本語でも読む気しないけど、エスペラントでは尚更。
使用単語は上手く造語してくれると本当に分かりやすいと思うし、それは可能だと思う。
「分からない単語」があると、理解はそこでストップするし、
ある物が、民族語由来の固定の名前で呼ばれる必要は全くないと思う。

210ベダウリンデ:2010/02/16(火) 18:04:03
今見たら、先に言及した(>>207)レルヌのスレにアル○ングルと名乗るJPの某氏が意見書いてた。
209はそれに対するアテツケではありません、念のため。
私にはいまいち主旨が読みとれなかったけど、書いただけも拍手喝采ですよ!ガンバレニッポン

211ベダウリンデ:2010/02/22(月) 16:47:54
松戸さんとこの掲示板でD氏が、何だか元気の無い様子。
エスペラントに関して恐怖感が抜けないみたい。
私はおそらく、Dさんとほとんど同じ時にエスペラント始めたと思う。
その時の、ネット上のエスペラント界は酷かった。
Maldekstruloj insistis, ke Esperantistoj devas esti maldekstruloj kaj diskutis kun dekstruloj.
Maldekstraj esperantistoj nomis sin plejparto de esperantujo.
Kaj ili asertis, ke tiu,kiu ne povas havi la saman ideon, ne povos dauxri Esperanton.
Mi timis, ke esperatistoj ne devas havi propran opinion.
Eble iu timis, ke lernado de Esperanto envolvos lin en politikan konflikton.
つまり、右派左派の争いが凄かったんですよ。私も怖いと思ったし、今でも悪印象が抜けない。
Dさんも、きっとその時の印象が強いんだと思う。
でも、最近は潮流変わってきてると思う。
ここも「よろず」も閑散だし、政治的話題を論じてる場面を目にする事が非常に減った。
Lastatempe tiela afero ne aperas.
Oni ne diskutas pri politika temo.
La tempo sxangxigxis, mi sentas.
Mi gxojas, ke multaj komencantoj lernas Esperanton sen ia ajn timo.
Esperanto disvastigos pli kaj pli.
ツイッターとか見ても、最近勉強してる人は、何にも難しい事考えてなくて、素直でかわいい感じする。
Dさんが願った「政治ではなく萌えで普及を」は、お気楽に楽しんでる新エスペランチスト達によって着実に実行されると思う。
そして、そういう流れに持ってったのは「我々の代」だと思うのですよ。
言ってみれば、多大な自己犠牲を払って、彼らを駆逐した(と、私は自負したい)。
Kie ne trovigxas maldekstruloj, tie ne aperas ankaux dekstruloj.
Sekve venis la paco.
うざかった「左派」は、今でも同じ考えでどっかに潜んでいると思うけど、表に出なければ平穏そのもの。
表向き平穏ならば、何にも知らずに気楽に学び始める人はどんどん増えると思う。
それにより「萌え」も拡大するでしょう。
Dさん、元気出して、せっかく学んだエスペラント、楽しんで使って下さい。
Via celo jam duone realigxis.

212ベダウリンデ:2010/02/26(金) 09:22:16
昔の人はある意味熱かったなーと、今つくづく思う。
エスペラントは本当に公平な言語か?という事を真剣に考えてたHPが複数あった。
「真の意味での言語的平等とは何か」という崇高な探求精神があったからこそ、そういう疑問が生じるのだと思う。
理想の高い人はエスペラントを「非難」し、現実のエスペラントが大好きな人は何とかして「反論」を試みエスペラントを擁護してきた。
どちらも、熱かった、と思う。
でも今の雰囲気は何か違う。「平等とは」という崇高な理想が失われてると思う。
複合的な時代の流れだとも思いますが、その背景の一つに、現代の「格差の固定」があるんじゃないか、と私は読んでます。
絶望的な「格差の固定」が、平等を求める精神的な基盤すら破壊したのかな、と。平等なんて言っても空しい的な。

今、エスペラントは、「公平かどうか」の疑問なしに多くの人が「楽しんでる」ように感じられる。
「政治ではなく娯楽で普及を」と主張していた人々の願いは、今の時代に実現されたように思う。
今の時代、英語ができるのは当たり前、それプラスアルファ、個性的な外国語ができれば
この「格差社会」において何らかの自分の「売り」になる。できる外国語の中にエスペラントも一応追加しておけば、
プロフィールに書ける項目が一個増える。英語できない人もエスペラントができれば何となく個性を発揮できそうな気になる。
今後のエスペラントは、「格差の中でのちょっとした味付け」の地位をこのまま伸ばしていけば、「大衆への普及」も夢でないように思う。
ちなみに自分は古い人間だから、「理想」は常に心の奥底にとどめていたいな、と思う。

213だにょ:2010/02/27(土) 17:44:56
>Dさん、元気出して、せっかく学んだエスペラント、楽しんで使って下さい。

ありがとうございます。

>ちなみに自分は古い人間だから、「理想」は常に心の奥底にとどめていたいな、と思う。

そうだったのですか。若くて博学な人かと思ってました。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板