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なぜエスペラントは普及しないのか?

520ベダウリンデ:2009/07/15(水) 18:20:22
しかし、非ヨーロッパにシフトした新エスペラントが仮にあったとしても
流行るかどうかは、非常に疑わしいですね。
現エスペラントが「成功」したのは、ヨーロッパ人に分かりやすかったからでしょう。
なんだかんだ言って、ヨーロッパ人種は現代社会の勝者です。
彼らの応援を得られなければ、この世界では、何一つグローバル化しないでしょう。
仮にザメンホフが超天才で、真の意味で全民族に平等な言語を作っていたとしても
周囲のヨーロッパ人から「分かりにくい」と言われて、支持を得られなかったでしょう。
その意味では、真に平等な人工語とは、決してかなえられない永遠の夢なのかもしれませんね。

エスペランチストって「英語帝国主義が云々」とよく言いますが、
なんでイギリス・アメリカ(&カナダ・オーストラリア)だけを責めるのかな。
彼らが今、地球上で最大の権力を握っているのは確かですが、それは、
ヨーロッパ各国が対等に競争した結果の最終勝者だからです。
エスペラントが多くの語根を取っているロマンス諸語の、フランスやスペイン、ポルトガルだって
イギリスと同じように植民地政策をしたではないですか。
たまたま競争に負けた、というだけで、「罪深さ」は英米と何ら変わらないです。
ドイツ、イタリア、ロシアも、たまたま出遅れましたが、必死で後を追ってました。
(日本までつられてしまいましたが)
そういうヨーロッパ的な「価値観」のせいで、新大陸先住民、アジア、アフリカの人々がどれだけの苦しめられたか。
それなのにどうして、ヨーロッパ文化以外の何物でもないエスペラント語を
アジア人やアフリカ人までが「平等な言語」だと思わなければならないのでしょう?
本当は差別されてるのに「差別されてません、私たちは平等なんです」と言ったとしたら、
喜ぶのは差別してる側だけです。「奴隷根性」という言葉がぴったりです。
英語なら、いいんです。誰も英語が平等な言語だなんて思ってない。
英語が現代の勝者だから、順応したり、利用したりしてるだけです。
嫌々英語をマスターしたからといって、その場合、心まで奴隷になっているのではないです。

エスペラントも「ヨーロッパ人向けの人工語として、趣味嗜みとして」やるだけならいいけど、
本気で「平等だからやってる」なんて思ってる人がいたら、相当悲惨だと思う。
言語として不平等云々だけでなく、
残虐な植民地政策に行き着いたヨーロッパ文化を「地球上の普遍の価値」として
あがめなければならない事が、非常に屈辱的だと思う。


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