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なぜエスペラントは普及しないのか?

518ベダウリンデ:2009/07/13(月) 18:08:52
例えば、の例。
エスペラント語のkonvinkiとpersvadiってあるんですが、前者、後者を順に、各国語で訳しますね。
日)(論理や証拠によって)説得する, 説き伏せる・・・・・説き伏せる, 説得する, 納得させる(参考:実用エスペラント小辞典)
英)to persuade, to convince・・・・・・・・・・・・・・to persuade           (参考:Lernu!vortaro以下同)
仏)convaincre・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・persuader, inspirer (faire naître)
独)überzeugen・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
西)convencer・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
伊)convincere, persuadere・・・・・・・・・・・・・・・persuadere
露)убедить・・・・・・・・・・・・・・・・・・・убедить, уговорить
ポーランド)przekonać・・・・・・・・・・・・・・・・・przekonać, perswadować, nakłonić, wmówić, namawiać
フィンランド)vakuuttaa, saada uskomaan・・・・・・・・suostuttaa, suostutella, taivuttaa, taivutella; vakuuttaa, saada vakuuttuneeksi
中)說服/说服・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・說服/说服

日本語では両方「説得する」。一応説明では「論理的か、そうでなくてもいいか」の区別はあるが、
日本語で「説得する」という場合、論理的方法でのみ行うか、或いは、それ以外の策も動員するかは、あまり意識されない。
中国語でも両者は同じ訳語である。(他のアジア語も見たが辞書が未完成なのか表示されない場合が多かったので諦めた)
西洋語では、どちらかが他方の意味を含んでいる場合もあるが、中国語みたいに全く同じ訳語のものは無い。
つまり西洋語では、どう説得するかというのが非常に重要なようだ、と分かる。
日本人は、論理面も感情面でも両方駆使して説得するのが普通なので、
(いくら正しい事を言っても、先方に生意気だ・礼儀知らずだ、とか思われたら、説得できないので、
無意識に或いは論理的根拠に基づき人間感情まで把握した上で説得するのが普通)
今の説得が論理面のみか否かなんて考えられないので、西洋的区分って難しいな、と思いました。


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