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なぜエスペラントは普及しないのか?

1papageno:2008/01/04(金) 23:25:54
すでにいろんなスレッドで語られて来たことではありますが、単独のスレッドが無かったので立てさせていただきます。

いろんな視点からのいろんな意見を出して行きましょう。

2Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2008/01/07(月) 23:44:30
時代的に需要がない。以上。
人工言語の国際補助語運動が盛んになるのは17世紀や19世紀などのヨーロッパ大陸内で
突出した軍事力・経済力を持つ国がない時代。
17世紀はフランスもドイツもスペインもオランダもオーストリアもロシアもそこそこ強いものの、
18世紀には、ルイ14世とかのフランスが周囲に戦争を仕掛け、突出した軍事力と
文化力と経済力を得ていたわけです。
17世紀はデカルトやライプニッツも人工言語による国際補助語の構想を持っていましたが、
18世紀になるとフランス語が一番ヨーロッパ大陸内で通用する言葉だからそれを使えばいいということで、
そういう活動は下火になりました。
ナポレオンの第一帝政が滅びて、1815年からのウィーン体制になると、
フランスだけが突出した大陸の覇者ではなくなり、今まで小国集合体だったドイツやイタリアが
統合したり、ロシアもポーランドを併合したり東に領土を広げたりして、
さらにオーストリアもそこそこ強くなってきたためまた各国の力が均衡状態になりました。
そうなるとフランス語が国際語でいいじゃんという話にはならず、
またまた人工言語による国際補助語と言う発想が生まれます。
そして、そういう国際情勢の追い風を受けて、ヴォラピュクやエスペラントが普及したわけです。

ただし現在は、ヨーロッパ大陸内ではないものの、アメリカが突出した軍事力と経済力をもっていて、
18世紀と同様、というかそれ以上に特定の超大国の言葉を使うのが現実的という状況です。
ヨーロッパでも、実際ドイツを中心に日本同様米軍基地がいっぱいあって、
若干植民地気味ですし。

つまり現在の国際情勢ではあまりそういう話は需要がないということです。
将来、中国とロシアがアメリカに匹敵する軍事力経済力を持つようになるまで、
冬の時代だと思います。
ただし、エスペラントでなく最新の言語学の成果を取り入れた覚えやすい新規の
人工言語が選ばれる可能性もありますが。
19世紀にはもはやジョージ=ダルカーノの考えた図書館分類法そっくりの人工言語が受け入れられなかったように。

3Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2008/01/07(月) 23:45:41
参考文献
セレン=アルバザード『新生人工言語論』「人工言語学」
http://www2.atpages.jp/kakis/%90V%90%b6%90l%8dH%8c%be%8c%ea%98_/fol.html

4松戸彩苑:2008/01/08(火) 03:16:43
そもそも「発表されてから100年以上もたつのに使用者がほとんどいない、どこの国の言
葉でもない言語」なんてものを憶えようと思う人が世間にほとんどいないのは当然だと、私
は思うんですよね。

これだけでもハンディが大きいのに、「世界平和」だの何だのと言うせいで、世間の人たち
からイデオロギーか新興宗教だと思われてしまってるんですね。

これでは、普及するわけがありません。

(もちろん私は、エスペラントを普及させる方法についても考えているわけですが、それは
今まで書いてきたことですので、ここでは割愛します)

5ベダウリンデ:2008/01/10(木) 11:01:51
>「世界平和」だの何だのと言うせいで、世間の人たち
>からイデオロギーか新興宗教だと思われてしまってるんですね。

そうなんです。イデオロギーか新興宗教に見えちゃうんです。
私の場合ですが、最初は「言語なんてツールなんだから、思想とは無関係のはず。」と思ってたんです。
Ĉiuj lingvoj povas esprimi ĉiujn ideojn. つまり、言語はどんな思想でも表現できる、と思ってた。
たとえ考え方が異なる者同士でも議論できて、歩み寄りするにしてもしないにしても、
少なくとも相手の言い分に耳を貸すことができる、そのための道具が言語なんだ、と。
エスペラントはどの国の言語でもないから、それこそ平等に、様々な立場の人々が意見交換できるものと思ってた。
その結果として、できるかどうかわからないけど、「世界平和」もありうるだろう、という流れかと思っていた。

でも、掲示板とか読んで、そういう考え方はマヌケすぎるんだと、気づき始めた。
エスペランチストは自分たちをサムイデアーノと言う。「同じ思想の人」
なんで同じ言語を勉強してるだけで「思想同じだよね」と言われなければならないのか。
それとも、ある特定の同じ思想を信奉していなければ、仲間に入れてもらえないのか。
(有名な言葉に、「こんな人がなぜエスペランチストなんだ!?」ってのがあるんですよね)
そうやって「思想」なるもので人を選別してるから、イデオロギーっぽく思うんです。
信じてなければ信者にしない、という点では新興宗教ですね。
色々な意見を話し合うために言語はあるのに、最初から同じ思想の人しか受け付けないんじゃ、
エスペラントって何のためにあるの?と思う。だから普及しないんですよ。

6Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2008/01/10(木) 21:15:33
聞けば聞くほどサムイデアーノ。

どこかの国に属している言葉は国際語に相応しくないという主張ですが、
歴史的に見ても国際交流に使われる言語は、国などの勢力に属していて、
軍隊を持っていて、金もたくさん持っていて、文化的コンテンツも充実しているものが選ばれるのです。
例えばシュメール語や漢文やアラム語やラテン語やサンスクリッドやアラビア語などなど。

一方、エスペラントは軍隊も資金力もなく、独自の文化コンテンツも貧弱。
ほとんどの文化コンテンツは翻訳物やマルクス主義やキリスト教の借り物で、
それだったら他の自然言語をやったほうが読めるものも多いし、
英語やフランス語で話すことが多いほかのユネスコ・ユニセフのような団体に入った方が
世界平和の理想にとって現実的だし人も多いし、
キリスト教やユダヤ教コンテンツが好きなら、ラテン語やギリシャ語やヘブライ語を
やったほうが楽しいと。
言葉の壁を何とかしたいなら、本気なら相手の言語を必死に学ぶと。
たぶん、他の有力な左派系の受け皿が多いというのも原因だと思います。

アンサイクロペディアに「エスペランティストとは世界平和を希望するが希望するだけで何もしない人を示す」
と書いてありましたが、ブラックジョークの中に真実を見た感じです。

7Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2008/01/10(木) 21:35:58
下のまとめによると、一つの言語が圧倒的に優位な時代では人工言語の国際補助語は流行らないとか。
そして生き残るには「秘密の言語」か「空想の言語」の道を選ばないと需要がないそうな。
その辺は松戸様の主張と同じようです。

新生人工言語論 「国際語・国際補助語」「グローバル社会の人工言語」
http://lanxante.higoyomi.com/fol_17.html
http://lanxante.higoyomi.com/fol_18.html

なんだかんだいって、エスペラント陣営にも勉強になる物が多いです。


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