[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2
130
:
名無しさん
:2010/11/04(木) 00:13:11 ID:84gb9eUA
今回ちょっと短いです(・ω・)
−−−迷う指先の辿る軌跡−−− Ⅸ
「やほ〜」
土曜の昼ちょっと前、オレが駅でサナエを待っていると、陽気……というか脳天気にそう言いながらサナエがやってきた。
「おお、私服でもスカートはいてる」
「母さんがスカートで行けって言うんだよ……そもそも女物のズボンとか全然ないんだよ」
「ケイコに服もらったんでしょ? あいつあんまりスカートはかないくせに持ってることは持ってるのねぇ」
今朝オレが着る服に迷っていると、母親が勝手にコーディネートしはじめ、今のこのロングフレアースカートと、七分袖のシャツに長袖のカーディガンというまるきり女の服を着てオレはここにいる。
まぁ、まるきり女なわけなんだがな。
「よしよし、じゃぁ今日はミノルの服とかも探そうね!」
「あ、そうそう、名前変わるから。ミノリになるんだって」
「お、そかそか。あんまり変化ないけどちゃんと女っぽい名前でいいね〜」
というわけでその後サナエの買い物に引っ張り回されつつ、オレは女物だけどあんまり女っぽくない服を探したりしていた。
「そいえば今日は何時まで遊べるの?」
「夜はケイコの家に行くから夕方までかなぁ」
オレは歩き方に注意しながらそう答えた。男みたいに歩くとみっともなくてしょうがないんだよ。
「ありゃ、あたし今日お邪魔だった?」
「いや、サナエの方が先約だったし。それに……なんでもない」
「ほう、そこで言いやめるということはあれかね、お泊まりかねお嬢さん」
サナエがニヤニヤしながらそう言う。オレはすぐにそれを否定しようとしたんだが……なぜかどぎまぎしてしまって声も出なかった。
「え、マジでお泊まり?」
「え、冗談のつもりで言ったのか?」
墓穴掘ったなーと直後に思った。
「うわ、マジお泊まりだ」
何故か赤面するオレ。何故だ……
「ちょっと、今日の下着どんなの?」
「えぇ!? べ、別に普通のだけど……」
「見せなさい!」
「バカ! 見せれるわけないだろ!」
「ちっ……こうなったら現地調達しかないか……」
あの……キャラ変わってませんか?
「ほら、ついてきて!」
そんな感じでオレは下着屋に連行され、サナエがいろいろ吟味した結果、バイオレットのヒモの下着なんぞを買うハメになり、しかもすぐにトイレで履き替えさせられた。
「うふふ〜お姉さんが履き替えさせてあげようか〜?」
「全力で断る」
トイレの個室までついてきそうな勢いだった。
で、遅めの昼食にとファストフード店に入ると、ワタルとコースケの姿が目に入った。
−続く−
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板