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【建設】建築家、海外で跳ぶ 高まる評価、少ない国内建設[11/02/01]
ソースは
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201102010115.html
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201102010115.html
フランスに昨年完成したポンピドーセンターの分館も、来年完成予定のルーブル美術館の分館も、設計は日本人。
現代日本の建築家の国際的評価は近年とみに高まり、海外で大規模作品が次々と実現している。
一方で国内の仕事は減少傾向。「建築作品の海外琉出」と呼べそうな現象が進んでいる。
仏北東部のメッス市の駅を降りると間もなく、鳥が羽を広げたような建物が見えてくる。
坂茂(ばん・しげる)さん(53)が設計したポンピドーセンターの分館だ。
年間の来館見込みは20万人だったが、昨年5月の開館から8カ月で約65万人が訪れる人気。
坂さんが美術館に現れると、市民や来館者が握手や記念撮影を求めてくる。
交差する3本の四角いチューブに展示空間を納め、そこに木造の大屋根がかかる。その下は、まるで広場。
2003年のコンペ(設計競技)で提案した姿がほぼ実現した。
仏建築協会のフランシス・ランベールさんは「前衛的なのに柔らかい。作品に集中できる展示室と、外部への開放性が両立している。都市活動の触媒となる、そうした複合性が魅力だ」と評価する。
妹島(せじま)和世さん(54)も、昨年世界で最も注目を集めた建築家の一人だろう。
ベネチア・ビエンナーレ国際建築展で女性初、日本人初の総合ディレクターを務めたうえ、西沢立衛(りゅうえ)さん(44)との設計ユニットSANAAが、スイス・ローザンヌの大学に空飛ぶじゅうたんのようにうねる建築を完成させた。
SANAAは、北仏に来年完成予定のルーブル分館も設計している。
日本人建築家の国際的評価は極めて高く、パリのポンピドーセンターのフレデリック・ミゲルー副館長は「抽象性、ハイテクなど、世界の建築の歩みと潮流が集約し、いま日本の現代建築は世界で最も活動的だ」と指摘する。
評価通り、坂さん、SANAAのほか、槇文彦さん(82)や磯崎新さん(79)の世代から、伊東豊雄さん(69)、安藤忠雄さん(69)、隈研吾さん(56)まで、日本人建築家による大規模建築が海外で次々実現。建設中、計画中の建物も数多い。
その結果、坂さんは主な仕事の9割ほどが海外、伊東さんも8割が、磯崎さんは「ほぼすべて」が海外という。隈さんで6割、槇さんや安藤さんでも約半分が海外という。
それは、日本での仕事が減っていることの裏返しだ。
「コンクリートから人へ」と唱えられるように、経済の停滞で、建築家たちの活躍の場ともいえた文化施設などの公共建築の建設が減っている。新築の場合でも、従来よりコンペは減少、無難な建物を望む傾向があるという。
建築評論家の馬場璋造さんは
「日本の建築は国際的に評価されているのに、その文化性や才能を求める意欲が自治体に乏しくなった」
と嘆く。
坂さんも
「海外からは、いきなり仕事の依頼や指名コンペへの招待があるが、日本では人間関係を築かないと
なかなか仕事がこない」と話す。
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