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刑事弁護の危機と医療の危機
31
:
キラーカーン
:2009/02/16(月) 21:37:06
>俺の家族が殺されてんだぜ? なのに何もできないのか?という「疎外感」です。
>報復感情というよりも,圧倒的な疎外感が,今日の動きを作っている。
色々な文献を読む限り、出発点はそこであろうと私も思います。そして、現在は、その「疎外感」について何とかすべきというのが「世間」あるいは「世論」の圧倒的な流れとして存在しています。したがって、刑事政策上、何らかの形で掬い上げるべきという方向性になって被害者保護基本法制定に始まる被害者参加制度など最近の刑事政策の改正の方向性となっています。後述の言葉で言えば、その疎外感が「世間・社会」に共有され、立派な「公益」となったということです。
刑事司法の疎外感を緩和するには疎外されているものに(主体的に)参加させるというということが解決法(の一つ)であることは理の当然です。とすれば、犯罪被害者に対して(「証人」ではない)刑事裁判における何らかの主体的地位を認めるということが解決策を検討する場合の第一選択肢となります。
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