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作業療法って何なんでしょうか(PTから)

19名無しのOTさん:2014/11/16(日) 00:45:25
>恐らく、貴方の“普通”の定義は、推測するに
“病院や施設の外で生活すること”
という意味なのではないだろうか?
全然違うね。というか、最初から俺の考えを言っておくべきだったね。
俺の考える「普通」とは、「人間らしく生きる権利が保障された状態」だよ。
「人間らしく」なんていうと胡散臭く感じるかもしれないが、それは憲法で保障された
基本的人権のことであり、日本に生きている以上、当然保障されるべき権利のことだよ。
そしてまさにその権利を誰もが享受できるように、教育・医療・福祉・雇用といった社会
保障制度があるんだよ。

「働けなければ普通じゃない」という価値観を貴方が持つのももちろん自由だが、少なく
とも今の日本の社会はそういう価値観では動いていないということだね。

>後天的に重度の障碍を負い、自宅生活をしている人に、「今、貴方は普通の生活が出来
てますね」って言ったら、怒られるかもね。
そんなの当たり前じゃん(笑)というか、その人がどんな生活を望んでいるのかをちゃんと
踏まえた上で、それをどうやったら実現できるかを考えるのがプロである作業療法士じゃ
ないの。そこまでやって初めて(働けるか否かにかかわらず)「普通に生きる」ことを支援
しているって言えるんだよ。
そして、それは>>5さんが言っていることと同じことだと思うよ。

>“精神科作業療法”というからには、作業療法をやっていて欲しい
まあ気持ちはわかるが、その弊害は大きかったと思う。
これは作業療法そのものというより、精神医療全体の在り方の問題だが。
最初の話に戻るようだが、病院でいくら訓練したところで働けるようにはならない。
答えは簡単で、病院は職業訓練施設なんかじゃないからだ。
病院は治療の場でしかないのに、「生活の場」「訓練の場」としての役割を社会から求められてきた。
結果的に作業療法は、その片棒を担いできた。
退院後の地域生活支援を考えれば、入院医療の意義は通院医療につなぐことができればそれで終了
なので、入院作業療法の役割も限定的にならざるを得ない。
今後は、入院患者への作業療法は先細りになっていき、その役割は地域生活支援にシフトしていくこと
になるだろう。
それで全然かまわないと思う。

で、俺のように考えれば
>作業療法士一人当たり50人まで請求可能という診療報酬制度
は特に違和感ないね。そんなに一人一人の状況を把握する必要なんかないし。
逆に「治療」にこだわると、そりゃ無理でしょうという話になる。

>私の個人的な感想で議論するのも不毛でしょ。
不毛も何も、ここでは最初から最後まで、貴方も俺も個人的な感想でしかやりとりしてないでしょ。
まあしまっておきたいならご自由にだけどね。


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