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□■□社会・時事問題☆総合雑談スレ2□■□

620春田の蛙:2014/08/05(火) 20:46:45
>>619続き
> しかし、国連人権委員会でクマラスワミ氏の仕事全体は「歓迎」されたものの、報告は、「留意する(takes note)」というかたちで採択されるにとどまった。
>彼女の報告が、日本や韓国の多くの知識人やメディアが喧伝するほど優れたものであったなら、
>そうした主張に圧倒的に有利な当時の国際世論のなかで、同報告は国連でもっと高い評価を得ていただろう。

>(中略)多くの人の関心を集めた問題に関する報告がお粗末なものだったことは、国連の権威と信頼性を傷付けるもので、残念なことだった。
>それをひたすら持ち上げた日韓の知識人、NGO、メディアの姿勢も、恥ずかしいものだったというほかない。
> むろん、専門を異にする学者や専門的知識をもたないNGOやジャーナリストが、国連報告者の報告の学問的水準を判断するのは難しい。
>そうした非専門家に、そこまで厳密な判断を求めるのは酷である。しかし、なればこそ、非専門家は正確な判断を求めて優れた専門家を探し、
>彼(女)らの意見を仰ぐ努力を尽くすべきである。そして、その専門家の意見が自分たちの求めるものと異なる場合は、その苦い真実(著書中では傍点で強調)に
>向かい合い、NGOは自己の主張や運動を再考し、ジャーナリストはみずからの報道や主張にそうした苦い真実を反映させるべきである。

>「慰安婦」問題を扱ったNGOやメディアの多くは、こうした地道な努力を払わなかった。その結果、クマラスワミ、マクドゥガル両報告書の過大評価が生じ、
>それが被害者支援運動を誤らせた。「慰安婦」問題における「クマラスワミ・ブーム」はこうした苦い教訓を後代に残しているのである。
(「慰安婦」問題とは何だったのか 中公新書 149から151ページより引用)

私はこれを非難して、未だに朝日などの左派・リベラルの肩をもつ人たち(一部フェミ含む)の気が知れません。
本書ではアジア女性基金に参加・協力なさった方が「多くの市民グループやフェミニストたちから「裏切り者」という扱いを受けた」理不尽も告発されています。

>自宅にまで左右双方の陣営から非難と脅迫が殺到し、家族の安全を守るため一年近く警察が
>自宅周辺をパトロールするという事態に見舞われた。ほかの呼びかけ人にも非難や脅迫が殺到した。

……私は「慰安婦」問題をイデオロギー闘争に堕させようとする、左派・リベラル・右派・保守のいずれも信用しません。
本書の出版は2007年6月。今朝の朝日の記事に「何を今さら……」としか感じられないのは間違っているでしょうか?

大沼保昭さんご自身が著作でも強く反省される通り、たとい不十分な面や悔やまれる点が多々あったにせよ、
私は当時このような状況にあって、それでも元慰安婦の方々の現実に最大限寄り添う努力をされ、
ついに一定の成果をあげたアジア女性基金の活動に、国民のひとりとして深い感謝を、そして敬意と感動を覚えます。


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