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アラブ・中東の映画

114さーひぶ。:2010/12/31(金) 20:18:56
>>113の続き)
故障した戦車の中で、苦悶する青年兵たち。ある青年は、あと2週間で除隊の
はずなのに、兵役期間を延長されてしまう。上官との連絡が滞り、友軍である
はずのファランヘ兵も当てにならない中、戦車の青年兵たちは禁断の「冥王」
回線にアクセスして、自分たちが置かれた窮状を認識する。
敵の襲撃を受ける中を突破して、ひまわり畑に帰り着くが、運転士の青年
イーガルは絶命していた(了)。

ほとんど全編が戦車の鋼鉄の内部に閉じ込められた閉塞状態で進行するという
前衛的な反戦劇です。娘を射殺されて泣き叫び、火だるまのあげく裸にされる
レバノン女性を戦車のスコープが大写しになる場面も強烈。

イスラエルでは適齢期の全国民に兵役の義務が課せられており、イスラエルの
青年たちが体験する悲惨な戦争の惨禍が主眼となっています。しかしながら、
戦車に指令を下す上官は、ジャミルというアラブ系の名前。友軍であるはずの
ファランヘ党の兵士もアラビア語と英語を話すアラブ人、捕虜はシリア人と、
敵兵も、被害を受ける民間人も、味方にもアラブ系の人間がいて複雑です。
被害をこうむるのも、アラブ人も多いが、イスラエル人も死傷します。
 イスラエルVSアラブという先入観の枠を越えて、戦争の悲惨さを描かれて
いると思いますが、この作品の描写はアラブ諸国では不評かも知れません。

イスラエル版の「ベトナム戦争映画」というところのようです。むごたらしい
場面が少なくないので、戦争映画や暴力映画が苦手な人にはおすすめしません。
この作品により、イスラエルの若者に厭戦感情が広がるように願います。
 レバノン      http://en.wikipedia.org/wiki/Lebanon_(2009_film)
 サミュエル・マオス http://en.wikipedia.org/wiki/Samuel_Maoz
 1982年レバノン侵攻 http://en.wikipedia.org/wiki/1982_Lebanon_War

では、来年は平和な年でありますように。良いお年をお迎えください。


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