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アラブ・中東の映画
113
:
さーひぶ。
:2010/12/31(金) 19:39:15
【イスラエル映画、サミュエル・マオス監督『レバノン』】
ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を獲得して、欧米各国でも絶賛されている
イスラエル・フランス・ドイツ制作の戦争映画『レバノン』(לבנון)が
日本でも12月11日から東京・渋谷のシアターNで上映中。
http://www.theater-n.com/movie_lebanon.html
1月7日には早くもDVDが発売&レンタル開始のようです。
1982年6月に勃発した、イスラエルのレバノン侵攻における戦場の悲惨さを、
自身も従軍したサミュエル・マオス(שמואל מעוז)監督が独特な手法で描写
した反戦的な作品です。(以下、ネタバレ)
冒頭とラストで印象的なひまわり畑が出てくるのを除いて、ほとんどの映像は
4人のイスラエル青年兵と上官たちが戦車内部で交わすやりとり・通信、または
戦車の大砲の照準器(スコープ)から見える光景に限られる斬新な映像です。
レバノンへ侵攻した青年兵たち戦車や狙撃兵たちは、テロリストと呼んでいる
レバノン兵を射殺し、空爆で壊滅したサン・トロペズ(St. Tropez)の街で
残党狩りを行なう。戦車のスコープには、炎上する市街、射殺された人たち
(手足を吹きとばされたり、首がない遺体)、途方にくれている民間人たち
や腹を裂かれて息も絶え絶えに泣いているロバ、などが映しだされる。
戦車はいつの間にかシリア軍の占領地域に踏み込んでしまい、シリア兵の
放った対戦車弾の直撃によりエンコしてしまう。シリア兵が捕虜となって
戦車に運び込まれるが、方言訛りの強いアラビア語を話すのみで、アラビア語
を解すイスラエル兵にも理解できない。イスラエルに味方するレバノンの
キリスト教右派政党「ファランヘ党」(アラビア語でカターイブ)の兵士が
やって来るが、捕虜のシリア兵を連れ出そうとするかのようにも見えて、
当てになるのかどうかは分からない。
(
>>114
へ続く)
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