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アラブ・中東の映画

111さーひぶ。:2010/09/15(水) 22:00:38
【バフマン・ゴバディ監督『ペルシャ猫を誰も知らない』が劇場公開中!】

>>104-106で紹介した第10回東京フィルメックス「審査員特別賞」受賞作の
『ペルシャ猫を誰も知らない』が8月7日から東京・渋谷のユーロスペースで
劇場公開され、日本各地の映画館で順次上映される予定です。

バフマン・ゴバディ監督は、昨年の映画祭での公開時にはビザ取得が間にあ
わずに来日をキャンセルしましたが、今回の公開前の6月のプロモーション
来日でもパスポートの更新が許可されずに来日を断念したことが報道されて
いました。ゴバディ監督はもともと故郷クルディスタンとクルド人の社会を
描いた秀作をいくつも世に出して来ましたが、台詞がペルシア語ではなく、
クルド語で映画を制作しているので(イランからの)クルド分離主義者だな
どとイラン当局からにらまれていて、映画撮影許可が下りなくなってしまっ
たようです。
投げやりになっていたところに今回のアングラ・ミュージシャンたちと出会
って、当局の目を逃れてゲリラ的に撮影を刊行。カンヌ映画祭で評価された
後で一度はイランに帰国しましたが、拘束されたりして身の危険を感じて、
現在はイラクのクルド自治区に在住。イラクのイラン大使館に何度も頼んで
みましたが、パスポートの更新はイラン国内でと言われて、断念したようです。

主演のアシュカンとネガルもアングラ・ミュージシャンで、ロックを演奏して
いただけで投獄され、釈放されて、出国しようとしているところを監督が依頼
して彼らのセミ・ドキュメンタリーのようにして制作したとのこと。
現在はロンドンを拠点として「テイク・イット・イージー・ホスピタル」
(Take it easy hospital)として活躍、ネット上で彼らが演奏している動画
などを視聴できます。他の出演ミュージシャンたちの多くも海外で演奏している
ようです。いずれは、体制が変化して、自国で演奏できると良いですね。
 公式サイト http://persian-neko.com/
 テイク・イット・イージー・ホスピタル http://en.wikipedia.org/wiki/Take_It_Easy_Hospital
 ペルシャ猫を誰も知らない http://en.wikipedia.org/wiki/No_One_Knows_About_Persian_Cats


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