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改めて、科学の基本を教えます

8GB:2025/11/27(木) 23:00:00 ID:CwmY3r1w
大量絶滅といっても生物が全滅するわけじゃなく、最大規模とされるPT境界(古生代と中生代を分ける)の絶滅でも、脊椎動物だと20パーセントほどは子孫をつないでいる。
萎んだといっても両生類は今でも元気だし、爬虫類はその後、全盛期を迎える。

火山活動なり小惑星の衝突なり劇的な環境変動で、繁栄していた種が生命を維持できなくなるなか、なんとか種を維持できた生物種もいる。中生代と新生代を分ける絶滅では、大型化した種は絶滅したが、とても小さな、多くは夜行性の生物たち(哺乳類)は生き延びた。

環境の変化により、生物界の構成員が変わる。
子孫をいかにつなぐかが自然選択の核心である以上、大量絶滅は極端な形ではあっても、原理を分かりやすく示すケースになる。

恐竜が環境から消えたことで、生き残った生物たちは子孫を残しやすくなる。天変地異の傷が癒え、生き残った植物も再び繁茂するなか、変異を伴う世代交代の繰り返しの結果、さまざまな自然環境に浸透し、新生代はほ乳類の時代といわれるようになる(適応放散)。

ただし、忘れてはいけないのは、硬骨魚類はもとより円口類などの初期魚類、全盛期に比べれば縮小したとはいえ両生類、爬虫類も適した環境の下で元気にやってること。バクテリアは変異の容易さという別次元の機能を生かして健在だし、恐竜の末裔である鳥類も相変わらず元気いっぱい。

進化理論の核心のひとつである「分化」を踏まえないと、理解ができなくなる。


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