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科学と疑似科学とを判別する(2)

50Ken:2021/07/08(木) 23:07:14 ID:l3c2r2bk
私の本来の考えは、ある主張が「P∧¬P」に該当するかは、説明されたメカニズムに基づいて判定され、光の正体論争はそのとおりの経過を辿ったというものです。そして、その前提に立つなら、熱力学第2法則は「P∧¬P」に該当します。エントロピー減少はありえないという主張と、過去にエントロピー減少が起こったという両方の主張を含むからです。

ところが、ここでdiamonds8888xさんから「メカニズムを説明できないことを想定してもよい」という主張が出されたわけです。それなら、熱力学第2法則も、18世紀までの「光は粒子∧光は波動」も、「P∧¬P」ではなくなるでしょう。

ただし、そうなると、今度は「P∧¬P」に該当する疑似科学理論はなくなってしまい、むろん「太陽が昇る∧太陽が昇らない」も「P∧¬P」ではなくなるではないか、というのが私の指摘です。

これに対するdiamonds8888xさんの回答を私が正しく理解しているなら、「太陽が昇る∧太陽が昇らない」に具体イメージを求めるから混乱するので、「昇る」「昇らない」という言葉だけを考えれば、「P∧¬P」になる、と、主張されているのではありませんか? もしそうなら、問題は基準05が正しいかではなく、科学・疑似科学の論点になるのかに変わるのです。

理解をいただけるでしょうか? ここで、問題が変質し、基準05が正しいかではなく、基準05に存在理由があるか、になっているのです。

具体イメージを出さないなら、観測による検証もできないから、そもそも科学の対象になりえないし、科学の対象でないのなら、科学を妨げる疑似科学にもなりえないのでは、と私は言っています。

反対に、もし、具体イメージにならない「太陽が昇る∧太陽が昇らない」を疑似科学として排除するのなら、同じく具体イメージにならない「旭日高く」や「川がささやく」も排除対象のはずです。


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