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科学と疑似科学とを判別する(2)

483ゲジゲジ:2023/10/17(火) 22:01:33 ID:lE0u.s5s
プログラムに喩えたら解りやすいでしょうか?
あるデータが入力されたとして、それが「N」だけだったら「NG」、「N」だけでなかったら「OK」と出力するプログラムを考えます。話を単純化するために、大文字と小文字、全角と半角の違いは考慮しません。実際にプログラムを作るなら考慮しないといけませんが。

プログラムはデータが「N」だけで構成されているか、データの中に「N」以外も含むのかを判定します。

(1) ABC、(2) 12345、(3) 3.1415、(4) あいうえお、(5) 春夏秋冬、(6) Z
これらは「OK」です。「N」ではないからです。

(7) NA、(8) NIPPON、(9) N3、(10) ゲNジNゲNジ、(11) N山
これらも「OK」です。「N」だけではないからです。

(12) N、(13) NN、(14) NNN
これらは「NG」です。「N」だけだからです。

このように、「N」以外の「何か」があれば、それは他のアルファベットでも、平仮名でも漢字でも、あるいは数値データでも、とにかく何でも「OK」になります。

ここで、例えば「A」がなかったら「NG」を出すようにプログラムを改修するとします。上記で言えば、(1)と(7)が「OK」、他は全て「NG」になります。

そのためにはどうしても、データが「N」だけで構成されているか、データの中に「N」以外も含むのかを判定するアルゴリズムを書き換えねばなりません。ここを変えずに「A」がなかったら「NG」を出すようにすることは不可能です。
しかし、ここを変えてしまうと、もはや「あるデータが入力されたとして、それが「N」だけだったら「NG」、「N」だけでなかったら「OK」と出力するプログラム」ではなくなってしまいます。

「あるデータが入力されたとして、それが「N」だけだったら「NG」、「N」だけでなかったら「OK」と出力するプログラム」で「A」がなかったら「NG」を出力することは不可能です。


まとめると・・・

・Nだけではダメ、と出力するプログラム
・N以外の何かがあれば何でもよい
・Aがなければダメ、と出力するように改修する
・Nだけではダメ、と出力するプログラムではなくなる

・対立仮説の否定だけではダメ、という命題
・対立仮説の否定以外の何かがあれば何でもよい
・物証がなければダメ、と解釈する
・対立仮説の否定だけではダメ、という命題ではなくなる

「対立仮説の否定だけではダメ」、という命題を「物証がなければダメ」と解釈することは、そもそも不可能なのです。


辞書の件と、汚染水の海洋放出の件、それと天地創造論の件はまた改めて・・・


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