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科学と疑似科学とを判別する(2)
46
:
ゲジゲジ
:2021/07/01(木) 21:35:47 ID:eBsfVGr6
さて、もし「(物体は1つの位置にしか存在できない前提において)太陽が昇り且つ昇らない」なんていう仮説が提唱されたらどうなるでしょうか?
科学は仮説を検証するものですから、提唱された仮説は検証されねばなりません。どうしたらこの仮説を検証できるか、色々と考えねばなりません。Ken様がやったように、「物体は2つの位置に存在できる」という仮定を置くかもしれません。しかしそれは命題である「太陽が昇り且つ昇らない」ではありません。
結局、「検証の意味がない仮説の検証方法を検討する」わけですから、まったく無駄な労力を費やされるわけです。これだけで「太陽が昇り且つ昇らない」は科学の発展を妨げていると言えませんか?
本来なら、意味のある別の仮説を検証したり、あるいは意味のある仮説を提唱したりするための時間と労力が奪われるわけだから。
また、もし「『太陽が昇り且つ昇らない』を学校の科学教育で教えよ」なんていう主張をする人が現われて、実際にそうなったとします。
しかし学校カリキュラムの時間は限られていますから、こんな意味のない理論を教える時間だけ、正当な科学を教える時間が削られてしまいます。
子どもたちも、こんな意味のない理論を学習する事に時間と労力を奪われます。
これだけで「太陽が昇り且つ昇らない」は科学の発展を妨げていると言えませんか?
どうもKen様は「科学の発展を妨げる」を「正当な科学が主張する事実を否定する事実を主張する」事に限定しているようですが、決してそうではないという事です。
最後に2-2ですが、これは例えば天動説などが分かりやすいでしょう。
かつて天動説は、天体の運行を上手く説明する仮説でした。天体の観測結果を、何ら矛盾なく説明できました。
ところが観測精度が上がって新たな知見が得られると、新たな観測結果と天動説は矛盾するようになりました。それで天動説は否定され、「間違った科学」として破棄されました。
正当な科学理論が検証の結果として「間違った科学」となって否定されるというのは、言い換えると理論に論理的な矛盾が見付かるという事です。
そしてひとたび間違っている事が確定した理論を再び提唱すれば、それは疑似科学です。
天動説は「間違った科学」であって疑似科学ではありませんでした。しかし現代において天動説を主張したなら、それは「疑似科学」です。
無論、既に間違っている事が確定しているのですから、それを改めて検証しようと試みたり、学校で正当な理論(正しい可能性と間違っている可能性との両方がある理論)と同列に教えたりすれば、他の理論を検証したり学習したりする時間と労力とを奪う結果となり、科学の発展を妨げます。
この辺りが「間違った科学」と「疑似科学」との違い、そして「間違った科学」と「疑似科学」との関係と言えそうです。
*************************
以上、私なりにお2人の議論を拝見していて気付いた観点から整理してみました。
長文失礼しました。
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