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科学と疑似科学とを判別する(2)

413ゲジゲジ:2023/07/20(木) 00:10:18 ID:uLldzZBo
[>>410]
 >>当たり前のことだから解釈の具体例などない、と何度も申し上げています。
 >(略)でも万人が理解するには、万人の目に明らかな具体例があるはずではありませんか。
 >いかなる抽象理論も、具体例を集めて一般化したものだから、

Ken様が私に求めたのは、抽象論の具体例ではありませんでしたよ。Ken様が求められたのは、私の主張を裏付ける、「広く世の中に知られた文章」の具体例でしょう?
ですからそんなものはない、と申し上げているのです。

 >というより、理解や賛同の対象がなんなのかもはっきりしないではないですか。
何度も申し上げています。根拠は根拠である、evidenceはevidenceであると。


 >当たり前のことだから、ことさら具体例を出さないだけというなら、まだ分かりますよ。
 >でも、それは、ことさら出さないだけで、要求されたら直ちにでてきます。
 >要求されても出せないのとは、まったくの別物です。

当たり前のことだから、ことさら具体例を出さないのです。要求されたら直ちに出せますよ。ただ、敢えてそんなことを主張している人がいないというだけで。
テレビとはテレビのことです。野球というスポーツは野球のことです。「空が青い」とは空が青いことです。
誰も反論しないであろう具体例を、いくらでも出すことはできます。

もういちど、申し上げます。
ドーキンスはevidenceがなければならない、と主張しています。
私は根拠がなければならない、と主張しています。
英語と日本語との違いだけで、ドーキンスと私はまったく同じことを言っています。
根拠は根拠です。evidenceはevidenceです。



 >彼は、天地創造論は自説の根拠がなく対立説を否定するだけと言ってますが、
 >創造論には、あなたが根拠と認める根拠つまりストーリーがあるのですよ。
 >(略)
 >むろんドーキンスのような人物は、創造論者が言ってることは百も承知してます。

ドーキンスの文章を見てみましょう。
15段落目で、創造論者は「鞭毛が複雑すぎて自然選択で進化したとするのは無理があると主張する」とあります。しかし対立仮説(自然選択説)を否定しているだけで、創造論を肯定するストーリーは語られていません。
つまりドーキンスは創造論に根拠があることを認めていない、根拠はないという前提に立っているのです。

もし、創造論に根拠があることを認めているなら、「創造論者は設計者の存在を前提にすれば進化を合理的に説明できると主張する。しかしそんなものは根拠にならない。」と主張するはずです。
しかしそうは言わずに、創造論には根拠がないと言っているのみです。ドーキンスは、創造論に根拠はないことにしているのです。


***** 以下、余談 *********
ドーキンスは創造論に根拠がないと言っていることが重要なのであって、余計な解釈を加えるべきではないと考えます。しかし参考までに、私の解釈を述べておきます。

可能性1:知らなかった
可能性としては低いですが、Ken様の「百も承知してます」というコメントとは裏腹に、実は知らなかったとも考えられます。
創造論者が「自然選択では説明できないから設計者がいたとしか思えない」と主張していることは知っていても、「設計者がいたと考えると合理的に説明できる」と主張しているとは思っていないかもしれません。

可能性2:知っていたが失念していた
1よりは可能性が高そうです。知らなかったわけではないですが、たまたま寄稿文を書くタイミングでは失念していたのです。

可能性3:知っていたが無視した
いちばん可能性は高いと思います。創造論にストーリーがあることを認めてしまうと、「創造論には根拠がない」という批判ができなくなってしまうので、敢えて無視したのです。
あるいは、「設計者がいたと考えると合理的に説明できる」という主張が根拠にならないことを説明しなければならなくなって、面倒でしょうし、限られた紙面の中で説明することの困難さを考えて、「根拠がないからダメだ」という論法に持って行かれるようにしたのです。


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