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科学と疑似科学とを判別する(2)

19Ken:2021/06/13(日) 00:51:28 ID:l3c2r2bk
問題はここですね。

>「太陽が昇る∧太陽が昇らない」は「決して実現しない具体事象」です。

私がいう「具体事象」とは、どのような観測がなされたらそれが実現したといえるか、が明示的に定義されることをいいます。「ω>0∧ω≤0」が具体事象であるのは、それを成立させる観測事象が明らかであるからです。繰り返し挙げていますが、

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2つの太陽が観測され、一方は ω > 0 の角速度を、他方は ω ≤ 0 の角速度を示す。また、この2つの太陽は、

(1)2つの太陽の大きさ、等級、質量、スペクトル型等が同じ
(2)黒点やフレアが同じ形状で同じタイミングで現れる
(3)巨大天体が衝突してどちらか一方が破壊されたら他方も同時に破壊される

という特徴を示す。
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科学理論とは、このように事象を具体的に定義するものです。そして「疑似科学」が科学を妨げるものであるなら、少なくとも、科学と同じ土俵に登らねばなりません。事象の具体化は、疑似科学にもまた必要なのです。

私は、当初、「太陽が昇る∧太陽が昇らない」は、上記のような観測事象を意味するもので、diamonds8888xさんは、そういう観測事象が起こり得ないと主張されているものと思っていました。ところが、そうではないことが分かったのです。

上のように定義される「ω>0∧ω≤0」と、「太陽が昇る∧太陽が昇らない」はイコールではない、という点が問題の根幹になります。「ω>0∧ω≤0」が現実に観測されたら、「昇る」「昇らない」の定義が変わり、「ω>0∧ω≤0」は「昇る」と「昇らない」のどちらかに含まれるわけですよね。旧スレッドの943でそれを確認しました。

でも、それなら、「太陽が昇る∧太陽が昇らない」は、具体事象として、どういう観測がなされるべきかという定義がないのです。それは「科学」でないのみか「疑似科学」にもならないのではありませんか? 

こう考えてみてはどうでしょうか。

「太陽が昇る∧太陽が昇らない」という主張が現れたとして、それが「正しい科学」のどの部分を妨げるのでしょうか? どんな理論、どんな知見を否定しますか?

天動説は地動説を妨げたし、アッシャーの理論は地質学を妨げました。でも、「太陽が昇る∧太陽が昇らない」にそんなことができますか?

ただし、「論理式として正しくないものは、それだけで疑似科学の要件をみたす」と言われるのなら、それは1つの見識ですから、本スレッドで反対することはありません。ただ、それなら、「旭日高く」や「川がささやく」のような文学表現も、多くの経典に現れる宗教表現も、すべて、科学を妨げる疑似科学として、排除の対象になりますが、それでよろしいですか、とお尋ねしています。


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