したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

科学と疑似科学とを判別する

75diamonds8888x:2018/06/18(月) 06:08:13 ID:YTgYp/xY
>>73
 論理式に詳しくないとは存せず失礼しました。式の方が明確ですし、以前の恐竜の力学の議論ではそれが通じやすかったものでつい。違います(^_^)、論理式で明確に語るのは常識と思ってましてm(_ _)m。

 一般にxは対象を示し、P(x)は対象xについての命題を示します。【xは条件ではありません。】
  "∀xP(x)" すべてのxはPである。
"∃x¬P(x)" Pではないxが存在する。

 例)x=カラス  P=黒い
   x=生物   P=進化する
   x=朝の太陽   P=東から昇る
   x=生物の進化過程   P=ランダムな変異と自然選択により起きる(進む)


 後半の件ですが、ちょっと私の文章が拙かったようですね。修正します。
  「ただ、多くの「理論」は "∃x¬P(x)" という形ではなくて 」
  ==>「ただ、多くの「理論」は "∃xP(x)" という形ではなくて」

 それに途中を飛ばしていたみたいですね。言いたかったことは次のことです。

 多くの理論Aの形は  A=∀xP(x) である。
   xが無限にあれば、完全な検証は永遠にできない。つまり、100%の検証は不可能。
  そこでAの否定をとると ¬A=∃x¬P(x) となる。
     (古典論理の定理or公理ですが、意味を考えれば正しい論理だとわかるでしょう)
   この命題¬Aの検証、すなわち反証ならば、なされる可能性がある。【あくまでも可能性が】

 そこでポパーの提唱は次のようなものです。
  もし¬Aが検証可能(つまりAが反証可能ならば)、理論Aは科学的理論である(またはその資格がある)。
  もし¬Aが検証不可能ならば、理論Aは科学的理論とはいえない。

 では B=∃xP(x) の形の理論Bではどうなるだろうか? <== 私の考え
  この場合は、理論Aのような原理的な検証不可能性はない。
  むろん具体的な命題Pが検証不可能かも知れず、その場合は科学的理論とは言えないかも知れない。


 まとめと繰り返しになりますが、検証すべき対象が有限集合ならばしらみつぶしに検証できる可能性があるかも知れませんが、検証すべき対象が無限集合だと100%の検証は不可能です。しかしこの場合も反証ならば、できる可能性があるかも知れません。つまり無限集合の場合は、検証は原理的に不可能なので反証が否定され続けることで我慢する、ということになるのです。これまで何百万回も反証が否定されていたとしても、将来反証が肯定されないとは断定できません。という意味で、「科学は暫定的だ」と言われるわけです。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板