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科学と疑似科学とを判別する

627ゲジゲジ:2020/04/21(火) 21:58:13 ID:KJHm7qsI
もうひとつ、論理からの考察と、史実からの考察とも、ゴッチャになっているように感じます。
以下、使えるようであれば使ってください。

*******ココから**********************
そもそも、ここのところずっと議論してきた事は、以下の条件[A]が与えられた時、どの様な理論が「基準05」に反するのか? どの様な理論であれば「基準05」を満たすのか? それを検討する事で「基準05」を「検証」しようとしていたのではないでしょうか?

[条件A]
 (1)光は粒子の特徴を持つ → 観察事実
 (2)光は波動の特徴を持つ → 観察事実
 (3)粒子と波動は背反関係にある → 前提理論

無論、既に「答え」は出ていますよね。以下の理論[C]について・・・

[理論C]
 (1)光は粒子である
 (2)光は波動である
 (3)粒子と波動は背反関係にある

<基準05に違反しない理論>
 ① (2)を否定し、(1)と(3)を肯定する理論(粒子説)
 ② (1)を否定し、(2)と(3)を肯定する理論(波動説)
 ③ (3)を否定し、(1)と(2)を肯定する理論(理論X‐光は粒子であり且つ波である)

<基準05に違反する理論>
 ④ (2)を否定せずに(1)と(3)を肯定する理論(波動説を否定しない粒子説)
 ⑤ (1)を否定せずに(2)と(3)を肯定する理論(粒子説を否定しない波動説)
 ⑥ (3)を否定せずに(1)と(2)を肯定する理論(背反関係を否定しない理論X‐光は粒子であり且つ波である)

実のところ、④〜⑥は同じ事を、表現を変えて述べているだけですね。
いずれも(1)、(2)、(3)のどれも否定せず、全てを肯定する理論です。

史実では、①粒子説と、②波動説とが提唱され、両者の間で論争になったわけですが・・・

勿論、何の根拠もなく(1)粒子説を否定する事はできなかったし、何の根拠もなく(2)波動説を否定する事もできなかったはずです。何の根拠もなく(3)粒子と波動の背反関係を否定する事もできません。
それでは「基準05」以前に、根拠のない妄想になってしまいます。

実際に、①粒子説は根拠をもって波動説を否定しようとしたし、②波動説は根拠をもって粒子説を否定しようとしたはずです。しかしその根拠がどちらも弱く、相手方を納得させるには至らなかった、だから論争が続いたわけです。

ここからは思考実験です。
ではもし、(3)粒子と波との背反関係を否定する、③の理論が提唱されたらどうなったか?
否定する根拠が十分だと認められれば、③理論が受け入れられて論争に決着がついたでしょうし、否定する根拠が不十分であれば、①、②、③の三つ巴の論争になっていたかもしれません。

次に、ではもし、(1)も(2)も(3)も、どうしても否定できない、否定する根拠がまったく見つからなかったらどうなったか?
その時は結論が出せない、理論が提唱できない状態となります。
「光は科学では解明できない摩訶不思議な現象である」という状態が、(1)、(2)、(3)のいずれかを否定する根拠が見つかるまで、ずっと続くのです。場合によっては何十年でも何百年でも。


ですから、Kenさまの以下の発言は明確に間違いです。
>>625
>18世紀の知識体系の中で(3)の背反関係を否定するのは、基準05に違反する疑似科学になるのではないか
>だからこそ、(1)(2)とは異なり(3)の是非は論争にもならなかったのではありませんか?

基準05に違反するのは、上で述べた通り(1)、(2)、(3)のいずれも否定しない理論です。
(3)の背反関係を否定する理論は基準05に違反しません。
(3)の是非が論争にもならなかったのは、そもそもそういう理論が提唱されなかったからです。
なぜ提唱されなかったかといえば、誰も背反関係を否定する事を思い付かなかったか、思い付いても背反関係を否定する根拠を見つけられなかったか、そのいずれかでしょう。後者の可能性が高いと思いますが。

論理に基づいて考察している時に、史実からの考察を混在させるから、間違った結論になってしまうのだと思います。
「基準05」を「検証」する思考のプロセスとして間違っていると思います。


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